森の恵みと沢にひたるツアー
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キャンプノウハウ

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1 装備

2 テン場探し

3 段取り

4 タープ張り

5 たき火

6 調理

7 ランタン・寝る



8 雪上テント

9 雪洞

2 テン場探し

A 行く前に

計画時点で地形図を見て日程と考え合わせ、どこら辺でキャンプするかを考えておく。沢の場合だと傾斜がゆるく川原が広がっていそうなところ。テン場に着いてから釣りたいなら、魚止めより下にする必要がある(事前情報でわからなければ推測)。

B 当日

歩き始めたら、天気や進捗状況により、キャンプ地を予定通りでいいのかどうか意識しておく。手前にするか、先にするか。
そして適当な地点、あるいは時点から探し始める。
なかなかいいのが見つからない場合、候補地を覚えておいて歩き続け、なかったら戻ることもあるし、荷物を置いて空身でさらに探しに行くこともある。

C 探すポイント

沢のそばにタープを張り、タープと離してたき火をすることをイメージして考えてみる。



川から近いけど1mほど高く、木を使ってタープを張れて、たき火から火の粉が飛ばない程度に離れている平らな地面

C-1 寝場所の快適さ

平らで乾いていて虫がうようよしそうなヤブでなく、川やたき火場所からサンダルで楽に歩けるとうれしい。

平らというのは全体の傾斜であり、でこぼこがないという意味もある。大石や木の根・笹がなければ、がんばってならすべし。石の出っ張りが寝るときに気になることも多いので念入りに。ここでバイルが役に立つ。土や小石の地面がよく、マットが厚いほど石のでこぼこには耐えられる。服とかスパッツ、ウェットスーツなどを敷くことも。抜いた草などを敷いてでこぼこをなくすのも有効。

砂地はでこぼこがなくクッション性があって魅惑的だが、やたらと持ち物に砂が付いて不快だ。

乾いているというのは、もともとじめじめしていないのと、雨が降ったときに水が流れたりたまったりしないこと。地形や微妙な凹凸で雨が流れたりたまったりすることは多く、溝を掘って水を逃がしたりもするが、防水のシート(森と水では個人装備)とシュラフカバーは必携だ。

草が茂っているだけなら抜けばよいが、まわりがびっしりかん木や笹・草のヤブになっていると蚊などがうるさいので、できれば避けたい。

C-2 安全性

増水と落石に注意。特に雨が降っている・降りそうなとき。

水辺のジャリ川原が快適な場合が多いが、増水しても大丈夫か、そこの水からの高さ・天気・上流の集水面積や岩盤の多さなどを考えて判断する。水没の可能性が考えられる場合、大事な荷物を持って高台に逃げられるよう、逃げ道を考えておき、荷物をまとめておくこともある。
岩盤の発達している狭い谷では、夕立から続いた雨で5mも水位が上がったのを見たことがある。

崩壊地や急斜面の下とかで落石を受けると致命的だ。仕方なくその付近でキャンプする場合は、落石が起きたらどういうルートで落ちてくるかを予想し、そこを避ける。

C-3 たき火

たき火をする、あるいは盛大にやりたい場合は、たき火場所やまきの量も重要だ。たき火場所で快適に座れるか、タープに火の粉が飛ばないか、タープと合わせて配置を考える。水に近いほうが便利である。