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スロベニアはヨーロッパで一番自然保護の行き届いた国

飛行時間12+2=14時間 : 待ち時間5時間?

7月6日成田空港を出発し、約12時間の長い飛行を楽しんだ(?)私たちはパリのシャルルドゴール空港に到着した。飛行機を降りて見た空港のタラップは何と総ガラス張りで宇宙ステーションのようだった。古いドゴール空港のイメージがコンクリートの塊(私だけがそう思っていたのかも)だったのと比べると何ともお洒落な空港だった。

だが、この空港では思わぬ落とし穴が待っていた。ここからスロベニアの首都リュブリャーナまであと2時間の飛行なのにトランジェットタイムが何と5時間もある。乗り継ぎを待つ広いフロアには椅子が無く小さな免税店が3軒位とラウンジが1軒あったがとても覗いて見ようと言う気になれないものばかりだった。搭乗ゲートの待合室には沢山の椅子が見えるのにゲートに係官の姿が無く、やっと現れたと思うと時間が早いのでチェックインさせられないと頑固に言い張った。これがフランス人堅気かとあっけにとられながらも結局ジュース1杯で1軒しかないラウンジの椅子に2時間も座り続けた。
事前にわかっていたとはいえこの待ち時間にはいささか参ってしまった。

スロベニア共和国

昔から、ヨーロッパの少数民族国家は絶えず他国の侵略という行為に脅かされてきたことだろう。スロベニアの人達ももそうした複雑極まりない長い他国支配の中で民主主義から程遠い生活を強いられてきたと言えよう。(事前学習をしましたがあまりに複雑すぎて解り切れていない。)
そして、1989年から始まった独立の機運は1991年に民主主義を求めるスロベニアの人達の激しい抵抗により僅か10日間でユーゴスラビア軍を破り遂に1991年6月に独立を勝ち取った。戦争の期間が短かった分だけこの国は豊かだと思えた。なぜって市場では試食用の果物が色々有り買わないのに気持ちよく<ノー プロブレム>と試食をさせてもらえた。(苦笑)

アルプスの南側石灰岩地方にあるこの国は四国ほどの大きさで国土の60%が緑の山と言われるだけ有って農業と林業が盛んのようだった。今回の旅はその小さな国のほんの1部分しか見る事が出来無かったけれど美味しい料理と果物を堪能し、中世建造物の美しさを再認識できた。

2004年5月にユーロに加盟したばかりでまだユーロの利用は一般的でないらしく市場ではユーロとトラールの両方の表示が有ったがトラールでの買物が有利のように思えた。
僅か2日間の滞在なので市場の両替所で20ユーロを換金したが物価が安いのとこれといった物も見当たらなかったため余ってしまう。

時差はマイナス7時間。アドリア海に面しているため1日の内でも海側の気温と内陸部の気温は春と夏ほどの差があった。

 
7月7日

うす曇りだったのと内陸部に位置するため非常に凌ぎよく、Tシャツの上に薄い長袖上着を羽織って丁度良い気温だ。
昨夜遅くホテルに着いたので疲れていたが観光の初日でありお目めパッチリ足取りも軽い。
昨夜は解らなかったがホテルは結構街中にあった。

ユーロの青い旗とスロベニアの国旗とホテルの旗が翻っている。外国に行くと何処に泊まっても必ずその国の国旗とホテルのシンボル旗が掲げてある。日本のホテルに国旗とか自分のホテルの旗を掲げている所があるだろうかとふっと思ってしまう。こんな所にも愛国心の捕らえ方の違いが現れているのだろうか。

スロベニア国旗
             
紋章はトリグラウ山
EU加盟国の旗
リュブリャーナのホテル
 GRAND UNION  BUSINESS HOTEL

朝10時ごろの街の様子
 落ち着いた雰囲気の中を
 人々が行き交っている。

市役所前の通り
真ん中のノッポの塔はロバの噴水

町の中心プレシェーレン広場から望む
新市街と旧市街を結ぶ3本橋
赤い建物はローマイスラム様式の
フランシスコ教会
 共和国広場へ通じる橋の上から
旧市街の広場で毎日開かれる市場
野菜、果物、手工芸品、衣類、靴
何でも有りの屋根の無い巨大マーケット
Made in Japan では?
思わず見とれた経木で出来た帽子
広場の一角にある両替所
この日のレート
1ユーロ/238.75トラール(1TL=100SIT)
市場に来ていたスロベニアの犬
毛並みはみすぼらしいが可愛かった
リュプリャーナ城中庭
 この場所は結婚式の人気スポット
色んな所で目に付いた
リュプリャーナの象徴ドラゴンの飾り
リュプリャーナ城の時計塔から旧市街を眺める
 
この方角の遥か先にアルプス山脈がある
とっても可愛かったスロベニアの子供たち お城の時計塔で出会った男の子
カメラを向けると笑顔で応じてくれた