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秋は駆け足で通り過ぎて行きます。でも、因島の紅葉はこれからが本番です。 因島の紅葉は11月中旬から始まり、12月中ごろまで楽しむことが出来ます。 島の北西に位置する山は広葉樹の黄色い紅葉は余り綺麗ではありません。その代わりみかんの段々畑から続く山には 潅木の間に燃えるような赤い紅葉を見る事が出来ます。 この紅葉の正体は≪櫨(ハゼ)≫ですがこの事を正確に知っている人は因島人の中にも余り居ないようです。 山際が赤く染まり始めると大抵の人は漆が色づいてきたと思っているようですが漆と櫨(ハゼ)は違います。漆はその葉っぱに触れるとかぶれてしまいます。酷い人は顔中真っ赤に腫れてしまうと言われています。しかし、櫨(ハゼ)の葉っぱには触れても絶対にかぶれません。 漆の樹液からは塗り物に用いるうるしが取れます。 櫨の実の油からはお相撲さんの鬢付け油や和蝋燭を作る蝋が摂れます。 櫨の見られる場所は中庄町や重井町です。因島運動公園、白滝山登山道、しまなみ街道沿いの町道や農道を散策しても見る事が出来ます。
福岡県久留米市には江戸時代に和蝋燭を作るために植えられた櫨が今も櫨並木として残っています。 福岡の櫨並木のような緋色の紅葉のトンネルが因島にも出来たらどんなに素敵だろうと思ってしまいます。 ぜひ、久留米市観光ホームページですばらしい櫨並木を覗いて見てください。 久留米市観光ホームページ http://www.k2street.com/mars/hana/momiji/kurume/kurumehaze.html |
これが櫨の葉っぱです 細長い形をしています。 秋には葉の下に土色の大豆のような房状になった 実をつけます。(右下の幹の向こうに写っています) 櫨は紅葉が進むに連れてオレンジから朱色になり 最後に血のような緋色になって散り始めます。 何時見てもいろいろな朱色を楽しませてくれる魅力的な紅葉です。 右下の丸い葉っぱが漆です。 櫨と同じように赤く紅葉しますが櫨ほど色の変化を見る事は 出来ません。 |
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