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(前回のあらすじ)
贅沢品というもの自体にびびってしまうほどの貧乏性 妻はるり。
インテリアイメージが『ラグジュアリー』で分かるとおり豪快な性格の夫りぅ。
全館空調を入れるかどうか話し合いをしますが、ここで初期設備の金額は30年という目で見たらむしろお徳という結果が。
しかし、何と言ってもランニングコストが気になります。
その他にも5台エアコンをつけた場合と全館空調にした場合の利点・欠点を考えてみることに・・・。
【全館空調の利点】
@ まずは掃除!!
ホントに苦手・・・(涙)
一人暮らしの皆さん、日々の家事を頑張っている奥様。
エアコンの掃除、大変ですよね。
しかも消費電力や中で繁殖する雑菌のことを考えるとマメに掃除したほうがいい。
ただでさえアパート暮らしの時よりも4倍以上の掃除スペースになった上に5台のエアコンの掃除をはるり一人がしないといけません。
その点、全館空調だとフィルターの掃除はこの機械室に置かれる予定である機械の一箇所で構いません。
それも椅子を使わなくてはいけない高い位置ではなく、普通に手に届く低い位置であるのが掃除しやすく、妻はるりにとっては大変に良い点に感じました。
A 内装・外観ともにスッキリお洒落
あまりインテリアやお洒落に興味があるほうでもない りぅとはるり。
しかし、ごちゃごちゃした見た目とそうでないスッキリした見た目「どちらが良い?」と聞かれればもちろん後者です。
先にも書きました「もしも5台エアコンを取り付けるのなら5つの室外機」というのが
全館空調の機械1台で済むので室外機も1つで済みます。
その為に外観にいくつものパイプを這わせずにすみ、すっきりします。
また室内も全館空調の機械からダクトを通り送られる空気を部屋に満たすための『噴出し口』があるだけで、
エアコンのために壁に穴をあけることはもちろん、エアコン自体が室内に無いので部屋の中もすっきりとした印象になるそうです。
B 名前の通り『全館』『空調』
これは暑がりの夫りぅが激しく反応をしたところですが、この全館空調。
完全に『全館』『空調』します。
玄関入ったらそこから夏は涼しく、冬は暖かです。
冬場、お風呂上りに脱衣スペースが寒いということも無いそうです。

冬場にご老人が室温とお風呂やトイレなどの温度差で倒れられることがありますが、そういったことは起こりません。
しかし我が家は吹き抜けの上に、玄関などは人の出入りもあり、せっかくの空調もうまく働かないのではないか?と思うのですが、断熱素材を使った2×4の高気密家屋の場合、隙間風が入る余地が無いので大丈夫だそうです。
C いよいよ、気になる電気代は?
先に書きました断熱素材による高気密家屋の為に、三井ホームの家はちょうど『魔法瓶』のような状態になるのだそうです。
エアコンの電気代は部屋の温度を一気に下げたり上げたりするときにかかるそうで、
全館空調の機械は一度家全体の温度が一定になればあとはその温度を保つだけの動きになるということで電気代はあまりかからないとのこと。
はるり「いやいや。電気代というのは使えば使うほど高くなる料金設定で・・・」
ウェルブリーズ・プラスは通常の電気ではなく『低電圧』。
はるりの危惧していた『普段使用する電気+全館空調の電気=使用電気量が増加→ワット単価アップ』ではなく、
『普段使用する電気料金』+『低電圧の電気料金』という計算になるためにワット単価の増加はおこりません。
はるり「いやいやいや・・・それでも家全体を空調するんだよ?」
三井ホームさんの資料を見ると全館空調の平均年間電気量は7万円。
月単価になおすと約5,800円。
その金額だけを見て一瞬高いのか安いのか分からなくなるはるり。
冷静に我が家の電気料金を振り返ってみると・・・
プロパンガス併用の我が家はお風呂と料理以外は電気でまかなっています。
2LDKに1台のエアコンを設置している我が家ですが、お客様も多く土日エアコンを付けっぱなしにすると暑い鹿児島の夏場は1万5千円は超えます。
もしもエアコンにした場合、5台のエアコンを一気につけることは無いと思いますが、
やはり友人を招いたときは土日付けっぱなしになる可能性があり、
それこそ通常の電気で動くエアコンの場合だと、はるりの危惧していたワット単価が高くなってくる恐れが・・・。
はるり「・・・あれ?・・・意外にランニングコストは高くないのかな?」
C 他、パンフレットの受け売り
他はまだ住んでいないのでパンフレットの受け売りですが・・・
・ 加湿機能
・ 竹炭の空気清浄フィルター + 外気清浄フィルターでホコリやダニをシャットアウト
・ 外気と室内の空気を交換する際、冬場など冷たい外気が直接入らないようにする熱交換換気システム
・ 家全体を微風で快適温度に調整
・ 冬場、キッチンの足元も暖か
・ 花粉もガード。アレルギー症状も出にくい
等など良いことだらけです。
はるり「でも欠点もあるよね?」(黒い顔)
【全館空調の欠点】
その事についても親切に三井ホームさんは教えてくださいました。
@ 初期投資が高い
30年で見た場合でお得感が出るとはいえ、その30年分の初期投資が家を建てる際の金額に乗っかります。
ただでさえ大きなお金がかかる家の購入。お財布には負担がかかります。
A 畳半畳のスペースを取る
半畳でも大きくスペースを取りたいのが一般的な心情だと思いますが、どうしても家中の温度を管理するだけの空気を送るわけですから本体が大きい。
その分、居住スペースが削られる。
B 若干の騒音
これは気にならない人も居るそうですが、若干のモーター音のような音がするようです。
但しこれに関しては、設置を検討される場合に建築士さんが一番生活に邪魔にならない場所を考えてくれます。
C 修理の際に面倒(ダクトの場合)
やはり修理の場合には若干の面倒が生じるようです。
但し、修理箇所がダクトの場合のようです。
家中にダクトが張り巡らされている上に、天井や壁などでダクト自体が隠れてしまうのでどこが壊れているか判別しにくいのだそうです。
しかし、ダクト自体が壊れるなどということは、
空気の噴出し口に嵌めてある格子をわざと開けっ放しにしておき
更に鼠でも入り込まない限り、ほとんど無いそうです。
【検討の結果は・・・】
りぅ「ねぇ、家の中がどこに居ても涼しいんだよ。泊まりに来た人も冬は毛布一枚でいいんだよ(煮え煮え)」
はるり「うー・・・ん・・・」
りぅ「取り敢えず付ける方向で♪予算がきつくなったら外すことも出来ますよね?」
徳留さん「はい。可能です」
りぅ「では、お願いします」
・・・という訳で、取り敢えずという形で設置された機械室。
流石、上之さん。
その全館空調で僅かに生じると言われている騒音を考慮して納戸の中に設置してくださいました。
更に、予算的に苦しくなって削除することになっても納戸が広くなるだけという素晴らしさ。

『取り敢えず』・・・という事で全館空調の為のスペースを設ける方向で話し合いを進めることになりました。
(この日の話し合いの帰り道)
りぅ「・・・いやぁ・・・全館空調、やっぱいいよねぇ・・・」(魂から湧き出した独り言)
はるり「・・・・・・!!」
果たして全館空調は取り付けられるのでしょうか?
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