■ メーカー選定 3 ■

【三井ホーム vs B社】



当初、3社で進めていった話し合いでしたが、
一社にメーカーを選定する後半一ヶ月間は三井ホームとB社の2社での比較になりました。

都合を合わせた訳では有りませんが、調度2社の叩き台となる最初の図面が上がってきたのは同じ日でした。

午前中にB社、午後に三井ホームへ行くことに。


【B社図面1回目】


B社は営業と設計士のお二人と一緒に打ち合わせを行っていきます。

まず最初に初期投資5万円で調べていただいた地盤調査を渡して頂きました。
営業Aさんの話し口調から既に残念なお知らせであることを察するりぅとはるり。
結果からお話しすると、
地盤補強が必要で、費用に120〜150万円かかるということでした。

いきなりのパンチにクラクラしながらも、
他メーカーの場合、家の設計が終わり概算が済み、家を建て始めた段階で地盤補強が必要なことが判明し
エクステリアに残していた予算を慌てて地盤補強にまわすということが多いという話を聞き、
最初に分かって良かったのだと思うことにするりぅとはるり。

気を取り直し、図面の打ち合わせに入ります。
前回、私たちのレポートを渡し、口頭で理想の家を設計士さんに伝えての今回の叩き台の設計図でした。

この時、ほぼB社に心は傾いていたので、どのような図面が上がるのかとても楽しみにしていたりぅとはるり。

しかし、出来上がった図面は、りぅママは満足のいく図面だったのですが、
りぅとはるりにとっては、正直、かなりがっかりするものでした。

どのような図面だったかというと、りぅとはるりがイエスマイハウスで作った図面の初期に非常に似た長方形の総二階。

玄関から上下に廊下を一本通し、左右で親世帯と子世帯を分けるもので、
一階には親世帯と共有のリビング。
二階に子世帯のダイニングキッチンと寝室、浴室、書斎と洋室が有りました。

りぅ希望の吹き抜けも無く、
洗濯物やお布団を干すスペースは来客時にモロ目につく場所。
リビングとダイニングキッチンがひと繋ぎになっておらず、
二階にキッチンが来ているので、日々の食料品とゴミの持ち運びなどが面倒。


・・・他、
いろいろと要望書と違う点が多く

玄関とリビングのみが共有の二世帯というより、
親世帯の家の二階に子世帯が住む上下分離型の作りになっていました。

がっかりはしたものの、一枚目から希望通りの完璧な図面が上がってくることも無いのだろうと思い直し、
少しでも理想の我が家に近づけるために、それらイメージと違うことを1つずつ取り上げ、
1枚目の図面を叩き台として話し合いを始めました。

この話し合いの中、B社の対応は大変に丁寧で良かったのですが、
難点をあげるのならば、この時のAさんの受け答えがはるりには少し気になったのでした。

はるり「ここにベランダが有ると、お客様が来たときに洗濯物が思いっきり目に付きますよね?」

営業Aさん「あ、バレちゃいました?


 
呼んだ?

・・・普段のりぅとはるりであれば何の気にも留めないやりとりです。
例えば購入しようとしているものが洋服のように金額的にも千円・万円のもので、
買い替えも出来れば返品も出来るようなものであれば、きっと何の反応もしなかったと思います


おそらくAさんも私たちのことを、まさしく言葉の通り友人のようにフレンドリーに接してくれている表れだとは思うのですが、
購入するものが『家』ともなると、
誰でもない自分たちがそこに住み、
金額的にも数千万円のお金が動き、
買い替えや返品など出来ようも無いものの話し合いをしている中で、
バレちゃいました?」というのは少々不謹慎なものに感じました

更に話し合いをすすめる中でAさんの説明が続きます。

Aさん「すみません。この図面が要望書に沿っていない事で○○(設計士)を責めないでください。
    私がそうするように言ったのです」
Aさん「家は総二階が一番安く上がります。
    要望書の通りに家を作ると1階が非常に大きくなってしまい、同じ坪数でも大きく金額が膨らんでしまうのです」
Aさん「ぶっちゃけ、予算はおいくらまで出せますか?


 
怒る?怒る?
いいえ、小春さん。これぐらいでは、怒りません。
何故ならAさんは今まで真摯に対応をしてくださり、今回が始めての不満モードだからです。

本当にB社は良いHMで、
Aさんは大変によくしていただいて素晴らしい方だったのですが、
お互い年齢が近いこともあるのでしょう。
Aさんのフレンドリーな会話に若干ひっかかるはるり。

確かに安く家を作っていただくのは大変に有り難いのですが、要望書を完全無視で図面を引かれると、何のためのオーダーメイド住宅なのかという疑問も・・・。

そして話し合いの最後にAさんは二階建てだと要望書通りは金額的に高くなるという理由で、
平屋を勧めてきました。

Aさん「我が社は平屋に強いんです。りぅさんの土地は大変に広いですし、どうですか?平屋は?

B社以外で聞いた話なのですが、
普通は同じ坪数でも二階建てより平屋のほうが高くつくのだそうです。

何故ならば家を建てる際に大きく費用がかかる部分に『基礎』と『屋根』が有るからです。
二階建てと平屋とで比較すると、横に空間が広がる分、平屋のほうが屋根と基礎を大きく取らないといけなくなり、
その分、家を建てる総額が高くなるのだそうです。

しかしAさんが言うには、
B社は二階建てと平屋の差額はさほど無いと言います。

平屋だと要望書にかなり近い家を作ることが出来ると言いますが、
急な平屋という提案に、発想がまったく無かった私たちは、取り合えず次の図面を見て決めることにしました

しかし
平屋となるといろいろと疑問や心配事が・・・
もし平屋を建てるのならば、りぅの土地とりぅママの土地をまたがることになります。
以前、C社の営業が言っていた境界線に有るコンクリートを撤去しなくてはいけないのであれば、地盤補強の他にまた別途費用が発生しますし、
りぅの土地よりりぅママの土地のほうが30cmほど低く、盛土をするのにどのぐらい費用がかかるのか分かりません。
そしてこの場合は土地の名義を合筆するべきなのか

それらの疑問をAさんに伝え、次回、図面と一緒に説明をして頂く事で、図面が上がって1回目の打ち合わせは終了しました。







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