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07/12/某日
【ローコストで大きな家か、小さくても大手か?】
そして、3件目のC社と話し合いの日が来ました。
こちらは話し合いの前よりメールにてやり取りをしていました。その際にカタログをお願いしたのですが、資料だけ請求して話し合いに来ない人が居るのかカタログの出し渋りが有りました。
一抹の不安の中、C社の事務所へと足を運びます。
C社は全国展開していますが、フランチャイズメーカーなので基本は地元の工務店です。
事務所とモデルハウスが同じ区画に有り、まずはモデルハウスを見学します。
最初に足を運んだD社同様、ローコストを謳っているので『実際に建てる家をコンセプト』にしたモデルハウスでした。
お会いした営業マンも良くも悪くも地方の工務店の営業という印象で、熱っぽくC社のコンセプトを語ります。
それはB社や三井ホームでは語られなかった家の基礎の話で、りぅとはるりは大変興味が湧き詳しくお話を聞く事にしました。
同じ敷地内の事務所へ移動します。
はるりは建設業関係に居たことがあるので、なんだかこちらも良くも悪くも懐かしい印象のする事務所は、タバコの臭いが染み付いた暖房もついていない寒い場所でした。
そこでC社で使われている木材の説明や、在来工法と2×4を組み合わせた建て方の説明。
基礎の丁寧さや経年劣化による維持費の話を聞きました。
面白いもので、説明を受けるとそのメーカーがとても良いものに感じます。
すかさず私達の要望書を渡すと、その営業マンは目を通して言いました。
「このまま建てると60〜70坪にはなりますねぇ。見積もりをきっちりしないとはっきりした金額は言えませんが、うちだったら○○○万円ぐらいで出来ますよ。」
そう話す金額は他メーカーより坪数が多いにも関わらず、大きな金額の差が有りました。
この台詞でりぅとはるりはノックアウト。
基礎がしっかりしていて安いのであればこちらのほうが良いのではないか?
そういった考えが脳裏を過ぎりました。
『高くて小さな家か』
『広くて安い家か』
まだ家に対しての具体的な知識も乏しく、考え方の固まらぬ二人はC社とも続けて話し合いを続ける事に決めました。
【C社打ち合わせ2回目】
2回目の打ち合わせから、りぅママ参戦です。
前回、基礎がしっかりしているという話はりぅとはるりは聞いていたのですが、
今回は前回は居なかったりぅママがいる事により
まるで再放送を見ているように前回の話が最初から始まりました。
りぅママが熱心に聴いているので、りぅとはるりは前回の復習とばかりに黙って1時間ほど聞いていたのですが、
実はりぅママはさほど専門的な話しに興味が有った訳ではなく、
途中から説明は端折っていただくようにお願いしました。
ようやく本題となったとき、C社の営業さんは不吉な話をし始めます。
「まず、頂いた要望書なんですけれど・・・。
頑張ってみますけれど、かなり無理があるので要望に沿えるか分かりません」
はるり心の声
(う〜ん。素人考えでは有るけれどフリーソフトで作れた間取りなんだけど・・・。やっぱ無理なのかな?)
【本当に邪魔になるのか?疑惑の境界線】
「それとこの間、建設予定地の場所をお聞きして見に行きましたが、
お母様の隣の土地と建設予定地の土地との境界線としてコンクリートが打ってありますね。
あれがもしかしたら氷山のように下にいくほど大きくなっているかもしれません。
もしそうだとしたら、そのコンクリートの除去にお金がいるかもしれません。」
・・・・・・・・・・・・。
なぁにぃ!!
それは穏やかでは有りません。
B社には地盤の補強が必要か調べていただいている最中ですが、
もしも補強が必要な上にそのコンクリートの除去が上乗せされるのであれば、
家にかけられる金額の予想が付きません。
りぅ「それはどうしたら分かるのですか?」
「土地を購入されたところで書類が有ります。○○証書と言うものが有りますからこちらを貰ってきてください」
はるり心の声
(あ・・・自分で取りに行くんですね。)
ローコストなので細かいところもお客が自分でするのだろうな・・・と思いながらも、
このお話し合いをしていたのは年の瀬も差し迫っていた頃。
土地の購入をした会社J社に電話すると担当の人が辞めたとかでその書類が見当たらないと言います。

再度、登場!!怒りの代役小春さん。
J会社「探して郵送します」
あからさまに忙しいところに、なんて電話をかけてくるのだという感情丸出しの対応。
はるり「あ、急いでますのでまずはFAXしてください。原紙は郵送で構いませんので」
しかし、FAXは届いたのですがそれは土地購入の際に既に貰っていた証書だった上にC社営業さんが言っていたものと名前も違います。しかも、郵送も届かない体たらく。
むーん・・・。
C社の営業さんに届いたFAXを見せるも
「あ、これじゃないですね。必ず(購入した会社に)言ったら複写が有るはずですよ。」
ぬぅうううう・・・・
土地を購入したJ社に再び電話するも今度は正月休暇で担当が居ないと・・・、そして分からないと・・・。
これには心底困りました。。
なにせ聞いた事も無い証書の上に、
取ってきて下さいと言うC社の営業さんは手助けするつもりは無いらしく、
土地を購入したJ社はそんな対応で・・・。
もちろん自分が動いてその分安くなるのはバッチ来いなのですが、
そもそも、このコンクリートのところの証書を手に入れなくてはならない理由も
C社の営業さんの推測だけなので、
年末年始の忙しい時期という事も手伝って、
結局、このまま年があけてしまい、コンクリートの境界線の事は暫し保留をする事にしたのでした。
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