歴代総司令官名鑑

TF TVシリーズを中心に総司令官と呼ばれている人々を解説とともに並べてみました。


1-4

5-8 9-12

13-

国内TVシリーズ第9作
    

総司令官 ビッグコンボイ

声は井上純一氏。
セカンドに続く国内オリジナル作品。
天涯孤独の戦士を演じていたが、上層部の命令により、サイバトロンの若き戦士達の教官という立場で銀河を練り歩く事になる。稀に母性のメインコンピューターにのっとられ思ってもいない事を呟やき、リーダーの威厳を保つ、異色の司令官。「また私らしく無い事を言ってしまった」が決まり台詞。「いや〜ん、まいっちんぐ」と同意。マンモスである必然性はあまり無いものの、その見た目の柔らかさに内包される強さと優しさが表現されていたと言える。作中でも徐々に心を開いていく司令官と新兵達の関係も面白く描かれている。
必殺技は「ビッグキャノン」。


 

 

国内TVシリーズ第10作

総司令官 パワードコンボイ

声は子安武人氏。
初代BWの続編が帰ってきた。が、1年以上のブランクに世の風は少々冷たかった・・・かな?
死んだはずのコンボイはメタルスになって復活、更に後半で初代TFコンボイのスパークを借りて進化、「パワードコンボイ」となる。パワフルな司令官ランキングでは1位だろうという圧倒的な巨大感、そして口数が多い為生まれる親近感は「頼れるリーダー」の地位を譲らないだろう。
ロボット−ゴリラ−ジェットの3タイプに変形しオールマイティに生まれ変わった彼だが同時に巨大キャラクターの増加を招き、作品全体のバランスを破壊するきっかけになってしまったとも言える。 海外では(国内でももうすぐだが)続く「ビーストマシーンズ」に引き継ぎ、新たな姿の彼が指揮を執る。

 

国内TVシリーズ第11作

炎の司令官 ファイヤーコンボイ

声は橋本さとし氏。
ファンの要望からかは分からないが、満を持して登場したのは先祖帰りの車シリーズ。そしてその司令官だったのが消防者に変形する彼。まだ違和感もあるものの、デジタルアニメも若干落ち着いてきた感のあるこの頃、前2作のTF国内アニメと比べれば決して悪くない作画レベルで大活躍したヒーローである。リーダーらしさは絶対的に持ち合わせていた彼だが、スピードブレイカーに対してだけ妙に意固地に無視 や見下しという、根が非常にいやらしい部分も露骨に持ち合わせていた。
玩具に関しては一時代の無理矢理な変形から若干見直され、同じように複雑であるものの、しっかりしたプロポーションの構築に成功していると思われる。ゴッドマグナスと合体しゴッドファイヤーコンボイとなる。

 

 

国内TVシリーズ第12作

総司令官 コンボイ

声は大川透氏。
最初は何だかなぁ、と見守っていた人達も中盤以降、特にラストの彼の動向をワクワクして見守っていたに違いない。そんな意外とカッコ良かった司令官。見た目ははんぎょどん。メガトロンとの戦いの中からリーダーとしての自分と本当の自分とのギャップから自分を見つめなおすといった、珍しくも作品中で成長した司令官。普通リーダーは性格付けは完成されている物で、だからこそ面白みに欠けるのだが、まだまだゆとりがあり、心の広さが感じられるリーダーではなかっただろうか。続く作品でも彼が司令官として作品を引っ張る事になるのだが、残念ながら彼の漢らしくも成長する姿を見られるのは恐らくこの作品中のみ のようだ。
ここまでTFシリーズを愛して来た人にとっては彼が最後にマトリクスを捨てるシーンは必見と言える。

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