除名墓場

会議室掲載文案

以下は 1999/7/16 に ニフティから提示された会議室掲載文案です。但し、私はこれを蹴りましたので、これがそのまま採用されるわけではありません。あくまで参考資料として読んでください。

  水無月ばけら氏を1999年2月9日にFMHP及びFHPGを除名した件に関し、
フォーラムマネジャー平井公大、水無月ばけら氏、及びニフティ株式会社が1999年
7月16日に面談の上、ニフティが最終的に確認した見解を以下のとおり掲載いたし
ます。本件は、FHPBGNでの水無月ばけら氏の発言に対して一般会員から「少
々手厳しいのではないか」との意見があった際、平井も、一般会員が会議室に発言
しにくい雰囲気になっていることについて改善を図りたいと思っていたため水無月
ばけら氏にご連絡したところ、[註1]会議室及びメールでのやり取りの末、ついには水無
月ばけら氏のFMHP、FHPG両フォーラム除名に及んだ、というものでありま
す。

  三者の合意に基づき、まず、これまで公開されていなかった、水無月ばけら氏と
平井との1999年 1月 5日から 3月12日のメールは、除名処分と直接関係の無い、第
三者に関する記述を割愛したものをFHPBGNのライブラリ18番に登録いたしました。
ご関心のある方は、ダウンロードしてご参照下さい。

 水無月ばけら氏から平井に対しては、一貫して、発言が問題となる場合の具体的
基準は何か、という観点で質問がなされ、平井からは、個人攻撃、あるいは、善意
の回答者を責めるような発言は好ましくない、という観点で抽象的な回答が繰り返
されたのが、これらのメールの大筋です。[註2]

 議論が沸騰する中、 2月 9日の深夜、水無月ばけら氏から平井宛に 4通、シスオ
ペのかわはら氏宛に14通のコメント例が送付されたことを以て平井は運営妨害に該
当すると判断し[註3]、フォーラムへのアクセス拒否設定を行うという処分をしました。
平井にとっては、メールで説明を尽くそうとして、個別具体的な問題点の指摘を準
備している最中のできごとあり、「感情的になった」ゆえのいささか衝動的な判断
であったことは否めません。一方水無月ばけら氏は、個別具体的な発言に対する問
題点の指摘が無いために、発言のサンプルを平井に送付したとの認識だったとのこ
とです。

  問題の所在は、水無月ばけら氏が 2月 9日にメールを送付した行為が、運営妨害
に該当するかどうか、該当しない場合、フォーラムの除名処分に値するかどうか、
そして警告なしの除名処分は妥当だったかどうかにあります。これらの点について、
ぜひとも下記コメントをご高覧賜りますようお願い申し上げます。

**************************************************************************
<水無月ばけら氏コメント>

  メールを10通以上一度に送ったことは運営妨害には当たらないと考えており、
仮に運営妨害に該当するとしても警告なしでの除名処分は不当だったと考えている
が、平井マネジャーとのメールによる議論の最中での手段としては適切でなかった
とは思っている。[註4]

<平井コメント>

  水無月ばけら氏に、警告なしに除名処分を行ったことは、フォーラムマネジャー
として、軽率な判断と非難されても仕方が無いものだったと考えます。また、特に
特定の除名理由が無かったFMHPについても、予防的に水無月ばけら氏の除名を
行ったことについては、[註5]お詫びいたします。両フォーラム会員の皆様には、本件に
つき会議室をお騒がせいたしましたことをお詫びするとともに、今後同様のトラブ
ルが起こらぬよう、細心の注意をもって両フォーラムを運営して参りますことをお
約束申し上げます。

<ニフティ株式会社コメント>

  水無月ばけら氏除名の際、フォーラムマネジャー平井氏が、水無月ばけら氏から
メールを一度に10通以上送信されたことを理由として除名処分を行ったことは、
ローカルルールに定める手続を欠いた手続であったと考えます。仮に水無月ばけら
氏の行為がローカルルールに定める禁止事項に該当していたとしても、禁止事項に
対する処分手続は8.除名処分1)にあるとおり警告を要し、8.3)にある通知
催告なしの処分を行う必要性(緊急を要する場合等)はなかったと思われます。
また、除名処分にいたるまでのやりとりが警告に該当するとの解釈もありますが、
警告の対象となる本人が理解できない形での警告はその用を成しません。相手方に
警告であることをはっきりと明示する必要があり、その点では、平井氏は水無月ば
けら氏に特定のメールが除名処分の警告であると明示したとは言えません。
  ニフティ株式会社はフォーラムマネジャーに広範な裁量権を与えております。ロ
ーカルルールの制定権はその最たるものであり、会員の入会の承認及び会員の除名
等もフォーラムマネジャーの裁量の範囲であります。フォーラムマネジャーとして、
最大限の努力を払っても、理解が得られない会員を除名するのも、時と場合によっ
ては必要であり、正当化される場合もあるでしょう。本件について、平井マネジャ
ーはその裁量権を大幅に逸脱した、とは言えませんが、恣意的な運営は、極力排除
されるべきであり、フォーラムマネジャーに対しては、ローカルルール、会員規約
の定めに基づいたデュープロセス(適正手続)を経ることを求めます。

 平井氏は、本件を反省しており[註6]、その裁量権を大幅に逸脱したり、ローカルルー
ル等が恣意的な運用がされないよう努力していく旨表明しておりますので、上記謝
罪文の掲示、メールの公開の他は、ニフティとして、平井氏の進退に係わる処分は
求めないこととします。  [註7]

 ニフティは、いま一層、平井フォーラムマネジャーとの連絡を密にし、フォーラ
ム会員の皆様がより一層快適にご利用いただけるようなフォーラム運営がなされる
よう、助言していく所存ですので、どうかよろしくお願い申し上げます。[註8]
**************************************************************************

本掲示を持ちまして、水無月ばけら氏、平井、ニフティ株式会社の間で和解に達し
ました。[註9]いわば不幸なできごとである本件についてこれ以上の議論をするよりも、[註10]
今後のよりよいフォーラム環境の整備に前向きに取り組むことが重要との認識で一
致したものですので、本件に関する会議室での今後の問題提起は控えていただきた
く、よろしくお願い申し上げます。


                                                                      以上

註釈

註1

「ご連絡」という言葉から「意味不明な引用合戦は即刻中止してください」とか、「もうひとつ念を押しておきますが、この件で「SYSOP に脅された」などと揶揄なさることもお断りしておきます」とかいう内容が想像できたとしたら、かなり凄いと思う。

註2

大嘘も大嘘。「個人攻撃はやめろ」などという警告は一切受けていないし、そもそも私は個人攻撃的な発言などしていない

事実はむしろ逆である。平井さんは「えむけい という人物は……」などという明らかな個人攻撃に対し「場所が悪いから移動して続けろ」という指示を出してみたり、自らは「強制退会という解も見逃せません」などと発言してみたりと、個人攻撃を容認、もしくは推進する態度を繰り返してきたのである。だから多くの会員が怒り、FHPEXP の 18番会議室などでは、私や他の多くの会員が「個人攻撃をするな」「個人攻撃を容認するな」と、平井さんに対して注意を繰り返してきたのだ。

どうして平気で嘘がつけるのだろうか。

註3

かわはらさんに送ったのではなく、SYSOP宛てメールの機能を使っただけである。それがかわはらさんに届くよう設定したのは、おそらく平井さんである。

註4

これは私が書いたわけではない。以下のようにしていただくべくメールを送った。

私は平井マネジャーから「発言態度が悪い、このまま発言したら除名する」 という主旨のメールを受けました。しかしながら、具体的にどの発言の何処が 悪いのか、という指摘が無かったために態度の改めようがなく、事実上の発言 禁止状態に置かれていました。この不安定な状態が一ヶ月以上も続いたために、 私はしびれを切らして現物の送付に至った訳です(これらは「発言の問題点を 具体的に指摘してもらいたい」と思って送ったものですから、当然、それなり に問題のありそうな内容になっています)。

私としては、会議室での発言ではなく敢えてメールにすることによって運営 を妨げないように配慮したつもりでした。これが運営妨害とみなされるとは思 いもよらず、また、仮に運営妨害だとみなされたとしても、警告も抜きで除名、 しかも FHPG ばかりか FMHP まで除名されるとは夢にも思いませんでした。

しかしながら、今にしてみれば、しびれを切らして発言例の現物を送るとい うのはノイズの出るビデオデッキの現物を送るようなもので、説明を得るため の行為としてはあまり適当でなかったと思います。また、平井さんに宛てたメ ールの中にも、怒りのあまり礼を失した部分がありました。この2点について は反省しています。

註5

「予防的」って、一体全体何を予防するのだ? 私は会議室には発言していなかったし、除名処分でメールを防ぐことは出来ないのだが。

註6

「個人攻撃」の件一つ取ってみても、反省しているようには見えないのだが……。

註7

全角スペースが二つ入っている。原文のママ。

註8

これは是非そうしてもらいたい。ニフティに言われなければ反省できないのだから。

註9

この段階ではまだカネの話をしていないし、FMHP の 18番で運営妨害呼ばわりを繰り返された件に関する話をしていないし、某スタッフの送ってきた脅迫メールの話をしていない。

註10

不幸な出来事とはご挨拶である。私はマネジャーに嫌がらせ・ルール無視の除名処分を受けて酷い目にあった。ニフティにメールを出せば個人的確執とか言われるし、FMHP18 番では運営妨害呼ばわりされるし、警察にも行った。

これはそもそもマネジャーが除名を行ったせいであり、監督を怠ったニフティのせいでもある。自分たちのせいで発生した事件を「不幸な出来事」の一言で片付けるとは、どういうつもりだろうか。あまりにも素晴らしい。


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水無月ばけら, MINAZUKI Bakera
e-mail: bakera@star.email.ne.jp