「D.I.Y.家づくり日記」

21.「土台を乗せる」

基礎が出来たところで前に作った土台を基礎に乗せます。 といってもまだ加工が終わっていないのでまずはそれからです。 所定の長さに切って木と木が組み合わさる部分(仕口(しぐち))をつくります。

それから柱の乗る部分にほぞ穴を掘ります。これは数が多いので角のみの機械を使いました。これがあるとグリグリッと一発で掘れます! いよいよ土台を基礎に乗せるのですが基礎に埋め込んであるボルトの穴を開けておかなければなりません。これがちょっとくせ者でボルトの位置がなかなか設計通りの所にないのです。そんなに大きくずれているわけではないのですがあまりブカブカの穴を開けるのもいやなので実際に土台をあてがってみて現物あわせで墨を付けます。ちょっと曲がってしまっているボルトもあるので単管を差し込んでまっすぐに直しておきます。ボルトの通る穴を木工ドリルで開けます。かなりパワーが必要なので両手でホールドできるタイプのものを使いました。次にナットが飛び出てしまうと困る部分は「座堀(ざぼり)カッター」で広く掘っておきます。これもドリルでグリグリッと一発です。

いよいよ土材の据えつけです。アンカーボルトに高さを調整するためのボルトとワッシャーを付けたら土台を並べて掛矢(かけや)という大きな木槌でたたき込みながらボルトの穴を合わせて落とし込んで行きます。基礎の内側に一定の高さの墨を水盛バケツを使って打ち(逃げ墨という)そこからの高さを測って先ほどのボルトに取り付けたナットを回して土台を水平に調整します。後でこの隙間にモルタルを詰めて固定します。この水平をとる作業は重要です失敗すると家が斜めになってしまいますから(^_^;)土台が肝心!

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