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笑気吸入鎮静法

「歯が痛いけど歯医者に行くのは・・・」と思われるのは、歯科医院独特の「音」や「臭い」などの、イヤな、痛い記憶があるからではないでしょうか?

こんな歯科治療に付随する恐怖心や、不安感から患者さんを解放させるものの一つとして、笑気吸入鎮静法があります。聞き慣れない言葉かもしれませんが、この方法は、医学の中では(特に麻酔の分野では)、長い歴史を持つ方法の一つです。

笑気吸入鎮静法を用いることで、患者さんを治療のストレスから解放して、精神的にもリラックスした状態で歯科治療を行う・・・言い換えれば、「患者さんにやさしい治療」を少しでも行うことが出来ます。また、内科的慢性疾患を持つ患者さんにも、歯科治療に伴う偶発症(一過性の高血圧、頻脈など)の発生を防止するのにも有効です。

笑気を吸入すると、大体、体が暖かくなる、手足の先がぴりぴりする、遠くの音が反響して聞こえたり、発汗してくるなどの効果が現れてきます。これらの効果は笑気特有のもので、吸入を停止すれば、いつでも速やかに鎮静状態から回復します。また、このとき意識がなくなることはありません。しかし、気持ちが悪くなる、頭が痛くなる、吐き気がするなどの症状があるときは、笑気が合わない方ですので、無理に吸入しない方がいいでしょう。

鼻閉などにより鼻呼吸が出来ない方は物理的に吸入できないことがありますが、通院できる体力がある方であれば、お子さんからご老人まで安心して使用できます。また、使用時にはドクターや衛生士が必ず見守っていますので、興味がある方は、一度、治療時に相談してみてください。




写真笑気吸入器



















写真吸入しているところ















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