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Michael Pitきまぐれ短信
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2007年8月-10月
2007.10.21(日)
朝早起きして、平塚博物館のプラネタリウムで上映されるCG映像 「銀河鉄道の夜」を観に行ってきました。三六○度パノラマで映像を鑑賞でき、銀河を列車で旅する部分が、まるで自分も乗車しているような気分になるほど臨場感が溢れています。投影される銀河の世界は悲しいほど美しく果てしないところで、ドキドキしてしまいました。


隣接する美術館庭にあるオブジェ
どこか銀河鉄道を思わせる曲線です。

実は昨日、英語坐禅会のあと平塚に行き、博物館近くの平塚市美術館で”絵で読む宮沢賢治展―賢治と絵本原画の世界”展を見たのですが、残念ながら映像の方はすでに満席で見られなかったという経過があったのです。ともかくこれは絶対に見逃せないという思いで二日続けて平塚まで行った甲斐がありました。もちろん宮沢賢治展もすばらしく、賢治の作品をすべて読んでみたいと思うほど心奪われてしまう絵や文章が品良く閲覧されていました。

展覧会の案内


2007.10.14(日)
埼玉県の蕨市で開催された「9条の会」で朗読をしてきました。

作品は、いぬいとみこさんの『トビウオのぼうやはびょうきです』。この作品は、2003年から青年劇場俳優で始めた「平和へのメッセージ」第一回公演で朗読したものです。それからも幸運なことに、イギリスの子どもたち、大人のみなさんや、日本の小学生・中学生にも聞いて頂いている私の貴重なレパートリーになっています。

今日のお客さんは年配の方がほとんどでしたが、うなずいたり微笑んだり悲しい顔をされたりと、表情豊かに聞かれていました。これからも多くのかたに、トビウオの親子の物語を、いぬいとみこさんの核に対する怒りと抗議の思いを込めた物語を、語っていきたいと思っています。

トビウオのぼうやはびょうきです 金の星社から出版されています。


2007.10.2(火)
10月に入って雨がちらつき、すこしずつですが涼しくなってきましたね。

小雨模様の川崎から、電車で2時間ほどのところにある高校に演劇の授業に行ってきました。すでに4月から演劇を学んでいる生徒たちですが、私にとっては今日初めての出会いでした。

ミーティングからはじまり、まずは風船投げあそびから・・やや斜に構えている生徒達も結構楽しんで遊んでいる様子。ヨシヨシ・・

このクラスからどんなドラマが生まれるか楽しみです。生徒たちとの初日の2時間はこれからに期待を感じさせてくれるものでした。

イワシャジンの花 箱根で見かけたイワシャジンの花です。
ピントが微妙に合ってないのが残念・・・

 

2007.9.27(木)
久しぶりに「旅公演日記」を更新しました。

日記も本当久しぶりです(すいません・・)。この間暑い夏を過ごし、東京公演、イギリス人の講師によるドラマワークショップにも参加したりとそれなりに忙しい毎日を過ごしておりました。最近は秋のお花たちも咲き始め、いよいよ快適な季節の到来のようですね。

そういえば先日、箱根へ日帰りハイキングに出かけました。約3時間半歩いた後、箱根湯本で日帰り温泉にも入りました。次の日はひどい筋肉痛に見舞われて、階段を下りるのにも大変な思いをして、おまけにその日は日本舞踊の稽古で更に体を酷使し、どこが痛いのやらわけがわからなくなったものです。こんな調子でこの秋も前向きに生きていこうと思います。近況報告でした。(笑)

小涌谷近くの千条の滝 小涌谷近くの千条の滝

高さ3メートルほどですが繊細な美しさがあります。


2007.8.31(金)
夜、耳を澄ますと虫たちの鳴き声が心地よく響いてきます。
この声を聞くと、なぜか心安らいできませんか?
まだまだ、きっと暑いのだろうけど、
でも確実に秋の気配が感じられる夜になりましたね。

戸隠高原に咲いていた花


2007.8.20(月)
週末を利用して、お馴染みの戸隠へ。
さすが高原、クーラーいらずで涼しいのなんの・・天国のような日々でした。

飯縄山を登るぞーと勢い込んでいた土曜日は天気が良くなく、晴れ間を求めて長野盆地に下り稜線の見える低い山を3時間半ほど歩いてきました。さすが登りは汗をかきまくり、良い運動になりました。この山を下りてふもとを歩いている途中に看板があって「かき氷」。わき水から作った氷はおいしくて、暑くなった体をほどよく冷やしてくれます。歩く途中で出会うりんご、もも、プルーンといったくだものたちは元気に実を大きくしていて、見るものの目を楽しませてくれました。

冷たいわき水。桃も冷えてます 冷たいわき水。桃も冷えてます

わたしにとって戸隠というとネパール料理をだしてくれるレストラン「ヒマラヤの詩」です。お店にはいるとオーナのゆみこさんが「来ていたんですか・・」と笑顔で出迎えてくれました。ほぼ一年に一回しかお会いしない旧知の友に会ったようなうれしさです。夏限定の「夏野菜カレー」とドゥドゥ茶はここでしか味わえない絶品です。戸隠の新鮮な空気と、人のおおらかさに心癒された数日間でした。

”ヒマラヤの詩” カレーが美味です ”ヒマラヤの詩” カレーが美味です


2007.8.13(月)
暑い夏、みなさんいかがお過ごしでしょうか・・・
本当に暑い!外に飛び出してみたらなんと「BIGへちま」に出会いました。
おもわずシャッターを向けてもらいました。

重いのによく落ちないものです

2007.8.6(月)
2007年 8月 青年劇場の俳優たちによる朗読 平和へのメッセージ。
本日無事終了しました。

いつもこの会を企画・運営・そして稽古していく中で、「なぜこんなに苦労してやるんだろう・・」と思うことが必ず一度はあります。でもこの会に参加している俳優たちスタッフのみなさん、応援してくれている青年劇場のみなさん、そしてなによりもこの会を見に来て下さっているみなさんと一つの時間を過ごせる瞬間はかけがえのないものだと思うのです。

平和への思いを伝える朗読はこれからも続けていきます。
見に来て下さったみなさん本当にありがとうございました。
(はぁ・・旅公演も終わったし少しは休めるかな〜)


2007.8.4(土)
銃口の旅公演から帰ってきて休む暇なく、
朗読会の稽古に突入しています。(多少疲れ気味・・・)

でも、他のメンバーの熱いエネルギーを受けながらベストな状態を作りつつあります。私は朗読会でイラクの青年の日記を語ります。少しでもイラクの人たちの「心」が伝われば・・そんな思いでいっぱいです。

また、今回はラストで暮らしの手帖社 の編集長であった花森安治さんの「戦場」を全員で群読もいたします。稽古の最中に自分の母親の空襲体験を追体験しているような不思議な時も感じています。明日の日曜(8/5)の昼と夜、明後日の月曜(8/6)の夜の3回公演のみ!是非、平和へのメッセージにお越し下さい!いまからでも遅くありません、ご来場の連絡まっています!


2007.8.2(木)
約1ケ月続いた『銃口』公演は7月31日の石川県七尾市公演で千秋楽を迎えました。
どの舞台も好評のまま千秋楽を迎えられたことは、
旅公演メンバーみなにとって達成感も大きなものがありました。

その日の晩の打ち上げは泊まっていた宿の「東度の家」で行いました。
東度さんはもと劇団員で、みんなふるさとに帰ってきたような雰囲気で大盛り上がり!
未明まで話は尽きないのでした。

この長旅は芝居もわたしたちも成長した公演になりました。
終わってみれば早いものです。とにかくおつかれさまでした。
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