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Michael Pitきまぐれ短信
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2007年5月-7月
2007.7.29(日)
金沢、富山と『銃口』の旅公演はとても順調に進んでいます。

平和への思い、人と人の心を結びつける芝居として、
確かにお客さんの心に響いているのか手に取るように伝わってきます。

言葉を伝える…私たち俳優にとって大切な事、
それが伝わって感謝の言葉をかえしてもらえる。
嬉しい事です。

旅公演の千秋楽まで、あと3ステージです。


2007.7.20(金)
『銃口』公演班は北陸に入りました。

中部地方での銃口公演もたくさんの共感と感動の声をいただき無事終えることができました。昨日の尾北(愛知県)でも公演後の交流会でお客さまより「芝居の世界にたっぶり浸りたのしむことができた」とうかがいました。見終わった後にさわやかな感動を感じてもらえています。とにかく好評です。北陸のみなさん楽しみにしていて下さい。


2007.7.15(日)
今日は名古屋で休日です。

手紙書きをしたあと、髪をカットしに御園座近くまでお出かけしました。1500円カットの店だったのだけど、一人30分もかけてていねいにカットしてくれました。お客さんが次々にやってきて大繁盛。美容師さんは若い男性でしたが「みそ煮込みうどん」についていろいろ話ししたりしてたのしかった!すぐそのあと山本屋の「みそ煮込みうどん」を食べに行ったのです。良い休日でした。


2007.7.13(金)

この木曜金曜と、名古屋で『銃口』の公演を行いました。『銃口』は2005年秋に韓国公演を行っていますが、そのとき通訳をされていたゆうこさんが見に来てくださいました。

前から4列目でじっくり見られたとのこと、2005年秋の『銃口』韓国公演のことがよみがえってきてなんだかなつかしく感じられたそうです。彼女も翻訳に協力された韓国公演の記録の本が名古屋会場で飛ぶように売れていました。ありがたいことです。


2007.7.11(水)
『銃口』の旅公演に出発してちょうど10日目になりました。

大垣市での公演終了後、
演劇鑑賞会の若いかたの車で宿泊先まで送っていただきました。
その車中で芝居の感想をうかがいました。

 「鳥肌がたつほど感動しました。良い芝居に出会えてよかったです。
  まわりのおばさまと一緒に泣きました。」

このように言って下さるのを聞くときがなによりもしあわせです。
銃口公演、going wellです!


2007.7.8(日)
中部・北陸の旅公演も二週目に入りました。

愛知県稲沢市での公演準備では大きなスイカの差し入れを頂きました。今年劇団に入団された新人さんのお母さまからです。こちらの演劇鑑賞会の方でお手伝いもしてくださっています。こうした多くの会員さんに支えられて私たちはお芝居ができるのだと感謝する毎日です。スイカはあまくておしいく、疲れをいやしてくれました。


 夏の味です


2007.7.6(金)
伊勢の公演準備の昼に名物伊勢うどんを食べに行きました。たまりじょうゆにゆでたてのやわらかいうどんがのっていてかきまぜて食べるのです。ヘルシーな食べ物なので私はけっこう好きです。でもほかの人はこれに唐揚げ丼をプラスしていました。その町ならではの名物に出会えるのも旅のたのしみですね。

うどんつるつる


2007.7.3(火)
豊橋で迎えた銃口公演の初日、
幸いにもあたたかい拍手をいただくことができました。

俳優は少し緊張し気味だったかな?
わたしは着物のひもをきつくしめすぎてくるしいやら!
紐も少し緊張していたみたいです。明日は2ステージです!


 旅公演は始まったばかり!


2007.7.1(日)
しばらくぶりの日記更新です。
明日から「銃口」の公演で中部・北陸地方に約一ヶ月行ってきます。
昨日から荷物をまとめたり、部屋の掃除をしたりとやたら忙しい・・
2年ぶりの旅公演、新しい出会いがたくさんあることでしょう・・
一つ一つのステージを大切に努めていきたいと思います。
新鮮な心をいつも持ち続けて。
旅先からの日記も楽しみにしていて下さい。

農作業もこれから夏本番農作業もこれから夏本番

2007.6.17(日)
久しぶりに日曜坐禅会へ。

6月11日から15日までの5日間、修行僧達は 一切の実務から離れて坐禅堂に集まり起居を共にし只管(ただひたすらに)坐禅に打ち込む「伝光会摂心」をしていました。そのためなのか長い廊下を掃除している修行僧達の雑巾がけ姿にはいまだ緊張感がみなぎっていて、しばし見とれてしまうほどにきれいでした。緊張感を持って仕事をしている人は本当にステキだとつくづく思います。

最近、劇団の稽古の前に野口体操・シアターゲーム・ヨガの動きを取り入れた呼吸法などを劇団のキャストメンバーで45分ほど行っています。稽古前に心と体の緊張をほぐすことはコンディションを作る上でもアンサンブルをまとめる上でもすばらしく効果的なものです。そんなときふと「いまから15分でも坐禅したらもすごく集中できるだろうなぁ・・」と思ってしまうことがしばしばあります。

芝居でも坐禅でも人とのつきあいでも自分をopenにする・・そして心と心がつながっていく。たとえわずかな間でもこれができれば、すばらしいことだと思います。

初夏を迎えて元気よく 初夏を迎えて元気よく


2007.6.14(木)
英会話学校NOVAが違法行為で6ヶ月業務停止とのニュース。前々からあまりよろしくない噂を聞いていたので、あ〜ついに・・・という感じです。

私も英語を勉強しようと思い始めた頃はやはりこのような大手英会話学校に通った方がよいかと思ったものです。でも、基礎が出来ていないのにいきなり会話なんて無理な話なのですねぇ・・。英語の勉強はなんといっても個人の努力が一番です。偉そうに言っていますが私のような未熟者ですと外国人講師のわけのわからない話を一方的に聞かされても時間を無駄にするだけと思えるのです。

それにしてもこの英会話学校の創設者も初めはそれなりの夢を持って会社を設立したはず(介護のコムスンもたぶん・・・)。儲け主義に陥り道を誤っていく人たちは「初心を忘れるべからず」と言う言葉をどこかに忘れてしまったのではと思う今日この頃です。

三ツ池の黄色いバラ やはり野におけ・・・これはバラ


2007.6.1(金)
この日の午後、とてもユニークなインタビューを受けました。インタビュアーは坐禅仲間のアメリカ人学生です。テーマは「私と坐禅の出会いについて」。仕事や生活と絡ませながらの質問を受け、話をしていきました。

私はそんなに真剣に坐禅に向き合っているわけでもなく、ただ俳優訓練の一つとして興味をそそられる何かがあるので続けているようなものなのです。それはまだ何かわからないけれど・・・でも彼と話しているうちに「自分の中にいくつかの隙間を持つことの大切さ」をあらためて感じました。しかし私のようなものの体験が彼の研究の何かになるのでしょうかね〜。

インタビューはわたしが一番リラックス出来る場所と言うことで、いつもの三ツ池公園で行いました。鳥の鳴き声と爽やかな日差しの下でまるで「森林坐禅」の時間を過ごせたような心地よさを味わえました。

三ツ池公園にて 三ツ池、初夏の木々


2007.5.20(日)
晴天の日曜日、日曜坐禅会へ行ってきました。

私はいつも「外単」というところに坐ります。ここは壁の向こう側が廊下なので、人の走る音、喋り声、車の音など様々な日常の音が絶えず聞こえてくる場所、言いかえれば集中しづらい場所です。いつもは「うるさいな・・」と不快感を感じるものなのですが、今日はその音をそのまま聞き流すようにしてみました。「聞かないようにしよう」とはしなかったのです。まあうるさいことには変わりないのですが、不思議なことにイライラしなくなりました。

2回目の坐禅は1回目より周りが静かでした。すると、今度はたまに聞こえてくる鐘の音、鳥の鳴き声、人の足音が心地よい響きとなって私の体に吸い込まれていきました。とても気持ちよかった!体がだんだん大きくなっていく感覚です。この感覚は以前”アレクサンダー・テクニック”で体験したものと似たものです。向かってくるものに抵抗しないでそのものを受け入れることは、心と体を柔らかくしてくれるものかもしれません。

アヤメ咲く水際 アヤメ咲く水際、三ツ池公園にて

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