2007年3月-4月
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2007.4.30(月)
久しぶりに鎌倉ウォーキングに出かけてきました。
北鎌倉駅からすぐの浄智寺を見学してから山道の”大仏ハイキングコース”を歩き、鎌倉大仏の近くまで約一時間。車道に降り立ってみると、連休の前半のためか大仏通りは大勢の観光客で身動きが出来ないほどでした。歩きにくいので長谷寺近くで海側に延びる道に入ると人通りもまばらに。海岸に出てみようと、”力持家”という和菓子屋の先の細い道に入りました。
すると海岸通りに出る手前でオープンテラスの喫茶店を発見!そこでコーヒーを飲んでしばし休憩を。隠れ家的なお店のため観光客がいなくて優雅なひとときを過ごせました。
その先の由比ヶ浜海岸は青い海の色がきれいに輝いていて、歩いていて気持ち良かったです。いつものとは少し散策の道を変えてみるだけで、また別のステキな場所に出会う事が出来るものですね。
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由比ヶ浜で凧と一緒に上げられていた鯉のぼり |
2007.4.24(火)
昨年の『母とママと、私』に引きつづき、
今月の初めにも方言指導の仕事をさせて頂きました。
その放送日がきまりましたのでお知らせです。
NHK総合で放送されるドラマ『夜は胸きゅん』。
その5月1日(火)10:45〜11:00放送の「らっきょう」です。
「人生捨てたもんじゃない」、
そんな勇気と元気を与えてくれる物語を斬新な演出で伝える15分間。
お時間がある方は是非ご覧下さい。
方言がほんわかとしたよい感じを出しています。
シロツメクサ。今でも首飾りに?
2007.4.19(木)
今。紀伊國屋ホールにて上演中の「修学旅行」に坐禅仲間でアメリカ人の留学生が観劇してくれました。彼は「戦争が」嫌いです。でも彼の友だちはイラク戦争に行っている、その事を思うと「イラク戦争についての新聞記事を見るのが最近いやになった」と言っていました。つまり悲しい事だと言うことです。
今回の作品の底に流れている「平和への願い」は彼の心にも届いたようでした。芝居の舞台は沖縄だということで、舞台上から巨大なゴーヤが吊り下がっているのですが、それをみて「ミサイルにみえた」そうです。う〜ん!鋭い指摘です。そういう見方ができるとは気づきませんでした。平和そうに見えていつも日本はミサイルの攻撃にさらされているんだよ・・という恐怖の象徴なのかもしれません。どこかの国で起こっている「戦争」について思いを馳せる・・その事の大切さを異国日本に住んでいる彼も十分感じてくれたみたいです。
花を愛でるのも平和ならでは
2007.4.16(月)
英国の詩人ワーズワースが約200年前に書いた詩「水仙」がラップになりました。
かわいいリスが黄色い水仙(ダッフォディル )をバックに踊る姿がなんともキュートですよ!
「折りしも見出でたる一群の 黄金(こがね)色に輝く水仙の花」
この言葉をラップミュージックで紹介するなんてほんとおしゃれです。
WordsworthRAP (音が出ます)
こちらは日本の水仙
2007.4.8(日)
先週、方言指導のお仕事で川崎のスタジオに行ってきました。
昨年11月の岡山ロケでご一緒だった
アシスタントプロデューサーからのご紹介で頂いたお仕事でした。
私のことをおぼえていてくれ、連絡を下さったことに感謝!
今回、中国地方の言葉を話す俳優さん達も素直に私の指導に
おつきあいして下さりよい、関係が出来ました。
また、放送日がはっきりしたらここでご紹介いたします。おたのしみに!
カイドウが花盛り
2007.4.3(火)
桜吹雪の舞うこのごろ、あちこちから選挙カーからの候補者押し出しのアナウンスが聞こえてきます。
新聞には「どうも選挙公約が今ひとつ自分の生活や心に届かない」というアルバイトに追われる青年の声が載っていました。彼いわく「アルバイト代を上げてくれるという公約をしてくれたら間違いなく投票するのに・・」。生活向上の希望が持てる公約を誰でも聞きたいのですね〜。でも聞こえてくるのは「自分の名前」をただ連呼するだけの演歌のようなアナウンスばかり。
それでもなかには内容のあるものもあります。しっかり耳を澄ませて信頼出来る人間の「声」を聞き取ること、その大切さをしみじみ思うのです。
”ほんもの”はキレイ
2007.3.29(木)
桜が満開寸前です。
暖かい日差しのなかでみな幸せそうです。
数日間の楽しみだからこそ心が浮き立つのでしょうね。
それにしても暑い日でした。
暑い日差しに桜も驚いたかも
2007.3.21(水)
午前中、青空が見え始めた頃を見はからって桜の花を撮りに三ツ池公園へ。
染井吉野 の一番咲きに出会いました。と言ってもまだその桜の木一本だけなのです、花が咲いているのは。でも小学生達がその下でお弁当を広げだしたり,写真を撮ったりと心ウキウキとした感じでした。わたしもその下で思いっきり深呼吸をしてきました。いよいよこれから満開の季節です!
青空の下の桜
2007.3.18(日)
思いがけず日曜日に時間が出来、ならば久しぶりに日曜坐禅会へと出かけてみると・・・
今日は「春の彼岸会」の行事で、本堂にて法話と法要の行事に参加するという経験をしました。目の前で修行僧達が唱えるお経の声とリズムのダイナミックさ、無駄のない動きに圧倒され、いつの間にか心も穏やかになっていきました。
お彼岸にはご先祖様を供養するという習わしだそうですが、坐禅道場のお寺に向かう坂道で不思議と今は亡き祖母の顔と声を思い出していたことは偶然とは思えない出来事だったように思えます。それにしてもすばらしいジャパニーズ・禅・コンサートでした。
花咲く春の禅寺
2007.3.10(土)
English坐禅会の帰りに三ツ池公園を散歩してきました。
”おかめ”という桜や寒緋桜がもう咲いていて、
ほのかな甘いかおりも楽しめました。
この季節は毎日毎日いろんな花の可憐な姿を見ることが出来ます。
一番心ときめく季節です。
早咲きの桜
2007.3.8(木)
4月に青年劇場が上演する『修学旅行』のご案内で神奈川の高校をまわってきました。
その中の一校で、M高校の中等部にも出向き、担当の先生にも会ってきました。ここは昨年7月に授業の一環で私の「朗読と演劇ワークショップ」を実施させていただいたところです。久しぶりの再会だけでも楽しいものでしたが、思いがけず嬉しいお話までうかがいました。7月のワークショップに参加した生徒達が二学期の先生の授業で積極的に発言するように変わってきたと言われるのです。廊下で会っても何かと声をかけてくれてコミュニケーションしやすくなったとか・・。
「あきらかにあのワークショップが彼らを変えましたよ!」と先生。鬼ごっこばかりやりたがっていた彼らでしたが、「必死で自分らとの時間に取り組んでいるユニークな大人(=先生と私)の姿」から親近感と信頼感を持ったに違いありません。生徒達からまた一つ学んだ一日でした。
暖冬のあとでも春は嬉しいです
2007.3.2(金)
六本木の国立新美術館で開催された「文化庁文化交流使活動報告会」に行ってきました。
せっかくの機会なので早めに出かけて今開催中の「ポンピドー・センター所蔵作品展」にも寄り、ピカソ、シャガールなどの作品や1902年頃のパリの風景写真など観賞。ヨーロッパ文化の香りにひたったまま本館3階での報告会に参加しました。
さて、”文化交流使”とは「日本の心を世界に伝える」をテーマに海外での活動を様々な分野で展開する文化庁から選ばれた芸術家、文化人など、文化に携わる人々のことです。まず華道家の方が「いけばな」を欧州各国でデモンストレーション・ワークショップを通じて紹介したことを話されました。花はたくさんあるけど木の枝は店に売っていないので、生け花用の木を見つけるために夜な夜な町中を歩き探し回ったとか。海外での慣れない状況の中で実に楽しく自分の得意分野の「日本」を紹介されて来られたようです。
また、当地の大学で「講談研究会」をつくりワークショップをされた講談師の方がその経験を話された上で、海外での活動の中で改めて「日本文化を知ることの大切さを知った」と言われていました。この思いはかつて私も感じたことで、今「坐禅」や「古典芸能」を通して見識を広げているテーマの一つなのです。海外で出会った文化人たちとの今後の交流も大切にしたい思いは皆同じ。もっと多くの文化人への継続的交流活動支援を願いたいものだと思わさせられた報告会でした。
国立新美術館の正面玄関ロビー
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