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名演9月例会 文学座公演 

リチャード三世リチャード三世チラシ


作 
シェイクスピア 訳 坪内逍遙
演出 
レオン・ルービン

9月18日(木)6時30分
  19日(金)1時30分・6時30分

  名古屋市民会館中ホール 地図  
1 会費 
    
  月額 2600円 
  22歳以下 2000円 
  高校生以下 1300円
2 入会金 
  2900円 22歳以下 2300円 
  高校生以下 1600円
                       
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あらすじ・みどころ
主演 江守徹 プロフィール
演出 レオン・ルービン プロフィール
スタッフ・キャスト一覧
関連サイトリンク

西川信廣さんのお話 リチャード三世を語る 7月4日(金)名演事務所


 悪辣なる奸計によりライバルたちを葬り去り、実兄の未亡人を声色巧みに陥落せしめ、目指す王位にまで登りつめる。そして、やがて訪れる破滅…。
 数あるシェイクスピア史劇の中でも異彩を放つ悪徳の王リチャード三世。これまで数々の名優によって演じられてきた稀代の悪役に、文学座が誇る名優・江守徹が挑みます。過去いくつものシェイクスピア作品に出演し、またそれにより数々の栄誉を得てきた江守もこの難役に挑むのは初めて。国際的に活躍を続ける演出家であり互いに認め合う友人であるレオン・ルービンの演出により、「悪」の香り漂う至高の舞台を目指します。
 江守とレオンの共同作業は、1986年の文学座公演『リアルシング』(作:トム・ストッパード)、92年に旧・セゾン劇場で行われた『間抜け役』以来で三回目。昨年ストラットフォード・フェスティバル(カナダ)での『ヘンリー六世』演出によって最高評価を得るなど、依然斬新さをもって観客を魅了し続けるレオン・ルービン。 一瞬にして舞台を制圧する切れ味鋭い存在感で自らの出演作をことごとく傑作とし、今なお衰えを知らぬ江守徹。互いに認め合う才能の衝突、しかも二人ともに強いこだわりを持つシェイクスピア作品での激突は一体どんな舞台を生みだすのか……、ご期待下さい。

 30年余りに亙る内戦、ランカスター家とヨーク家が王位を争って闘った薔薇戦争はひとまずヨーク側の勝利に帰し、エドワード四世が王位に付き、宮中は戦勝気分に酔っている。そんななか、王の弟リチャードは王位纂奪の野望に燃え、着々と計画を実行していく。
 国王暗殺の噂を流して次兄のクラレンス公を逮捕させ、次には先王ヘンリー六世の皇太子妃アンを妻にと望んで言い寄る。義父と夫をその手で殺したリチャードを憎悪するアンも、その巧みな言葉に負けて、ついには彼が贈る指輪を受け取る。
 リチャードは刺客を放って獄中のクラレンスを殺させ、弟の死を悲しんだ病身のエドワード王も死ぬ。王妃エリザベスは王子を連れて逃げるが、それを捕らえたリチャードは、幼い王位継承者をロンドン塔に幽閉。さらに腹心のバッキンガム公と謀って政敵たちを次々に排除して念願の王冠を手に入れ、盛大な戴冠式に臨むのだった。
 しかし、そんな得意の絶頂も束の間。フランス亡命中のリッチモンド伯が反旗を翻して英国に上陸、ボズワース平原でリチャードの軍と対峙する……。

 


主演 江守 徹
●経歴
1962年 都立北園高等学校卒業、同年 文学座研究所入所、66年座員となり現在に至る。

●受賞歴
・1973年度 第8回紀伊国屋演劇賞・個人賞『オセロー』イヤーゴ役
・1989年度 日本アカデミー賞・優秀助演男優賞 映画『社葬』にて
・1994年度 第2回読売演劇大賞・優秀演出家賞『ウェストサイドワルツ』『恋ぶみ屋一葉』にて

●主な出演作品
・1964年『女の一生』・1972年『ハムレット』・1980年『審判』・1982年『アマデウス』・
 1983年『シラノ・ド・ベルジュラック』・1987年『マクベス』・1992年『間抜け役』・
 1994年『ゴドーを待ちながら』・1998年『ディア・ライアー』・1999年『キーン』・
 2001年『ウィンザーの陽気な女房たち』・『コペンハーゲン』
●主な演出作品
・1981年『ハムレット』・1985年『ウェストサイドワルツ』・1986年『欲望という名の電車』
 1988年『近松女敵討』・1992年『恋ぶみ屋一葉』・1996年『あ!?それが問題だ』・2000年『華岡青洲の妻』



レオン・ルービン 演出
 1954年4月22日生まれ。
 

 カナダ・マックスマスター大学院に在籍中、RSC(ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー)の演出助手としてキャリアをスタートさせる。当時RSCの芸術監督だった名手トレバー・ナンのもとで経験を積みフリーに。各地で芸術監督を歴任した後、現在はロシアやタイなど国際的に活躍の場を広げている。現在ミドルセックス大学教授。
 昨年には著名な演劇の祭典「ストラットフォード・フェスティバル」(カナダ)で『ヘンリー六世』を演出して大成功を収めており、地続きとなる今回の作品をどう料理するか期待は高まる。
 日本では、86年『リアルシング』(文学座)、92年『間ぬけ役』(銀座セゾン劇場)を演出。両作品とも江守が主演を務めており互いの信頼も厚い。



キャスト
グロスター公リチャード 江守  徹
ロンドン市長ほか 林  秀樹
クラレンス公ジョージ 田村 勝彦
バッキンガム公 外山 誠司
ヘイスティングス公 石川  武
エドワード四世 岡本 正巳
リヴァース伯アントニーウッドビル 押切 英希
スタンリー卿ダービー伯 清水 明彦
リッチモンド伯ヘンリー 粟野 史浩
暗殺者ほか 藤川 三郎
石橋 徹郎 
城全 能成
貴族・兵士・市民ほか 横山 祥二
櫻井 章喜
神野  崇
植田 真介
川辺 邦弘
佐川 和正
星  智也
ヨーク公爵夫人 藤堂 陽子
アン 征矢かおる
エリザベス 山本 深紅
クラレンス公の幼い息子ほか 上田 桃子

スタッフ
ウィリアム・シェイクスピア
坪内 逍遙
演出 レオン・ルービン
装置 石井 強司
照明 金  英秀
衣裳 原 まさみ
音楽 上田  亨
音響効果 望月  勲
ヘアメイク 鎌田 直樹
ファイティングコリオグラファー 渥美  博
演出補 西川 信廣
中野 志朗
舞台監督 寺田  修
制作 白田  聡
矢部 修治
票券  松田みず穂


関連サイト

文学座ウェブサイト http://www.bungakuza.com/

シェイクスピアの薔薇戦争 http://homepage2.nifty.com/r2r/

『リチャード2世』から『リチャード3世』まで。シェイクスピアの8本の英国史劇を通じて、薔薇戦争とそのきっかけとなった前史。戯曲と描かれた時代について、や、各作品のあらすじや登場人物の人名辞典などがあります。


9月例会『リチャード三世』例会終了しました!


製作の白田さん(左)・矢部さん(右)のごあいさつ


9月18日・19日。文学座『リチャード三世』
例会が無事終了しました。

江守徹とレオン・ルービンの出会いによる、シェイクスピア。

ルービン氏の新たな演出と、江守リチャード。いかがでしたでしょうか。

なお、名古屋の例会場の詳細なレポートは
19日に名古屋まで観劇に来られた「くしろ演劇みたい会」の
サイトに報告がありますので、そちらをご覧下さい。

http://www9.plala.or.jp/mitaikai/richard3_20030919nagoya.html

釧路の皆さん、バラシ最後まで手伝っていただいてありがとうございました。

開演前の打ち合わせです

開演後、主催者控え室で、例会運営サークルのミーティング。制作のお二人にも参加していただき、今回の公演について語っていただきました。
稽古場の様子やルービンさんの演出について熱く語る矢部さん。


後ろ姿でごめんなさい。白田さんの語りもまた熱っぽい。
聞いている皆さんも真剣です。



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最終更新日 2003/12/03