トップ＞過去の上演作品＞2003年の上演作品＞赤シャツ
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名演７月例会 劇団青年座公演
７月24日（木）６時30分
25日（金）１時30分・６時30分
名古屋市民会館中ホール 地図
１ 会費
月額 ２６００円
22歳以下 ２０００円
高校生以下 １３００円
２ 入会金
２９００円 22歳以下 ２３００円
高校生以下 １６００円
くわしい名演の入会方法はこちら赤シャツ例会終了しました 報告はこちら
●企画にあたって
夏目漱石の『坊ちゃん』を読んだことがありますか？もし読んだことがなくてもテレビや映画で見たことがあるでしょう。
しかし、みなさんご存じの登場人物、マドンナ、山嵐、野だいこ、うらなりは出てくるのに、肝心の坊ちゃんが出てきません。
一体どうしたんだ！怒らないで下さい。作者は夏目漱石先生ではありません。当代きっての劇作家マキノノゾミ氏です。
『赤シャツ』は『坊ちゃん』をもとに書き上げたマキノ氏の最新作なのです。『坊ちゃん』を劇化して「坊ちゃん」を出さないくらいの趣向はこらしてくれます。
では一体誰が主人公なのか？！
何と！あの男の風上にも置けない嫌な奴、赤シャツが主人公なのです。
子沢山の生活者与謝野晶子を巡る文学者達の青春群像を描いた『ＭＯＴＨＥＲ』（名演1998年６月例会）。物理学者でかつ漱石門下の文学者寺田寅彦とその家族の人間模様を描いた『フユヒコ』。常にあたたかい視点で人間を捉え、笑いと涙で芝居の楽しさを伝えてくれるマキノノゾミ氏。シャープで洗練された舞台創りが定評の、今最も忙しい演出家宮田慶子。この最高のコンビが今回も極上のドラマを用意してくれます。
『赤シャツ』の舞台は明治38年、四国辺のとある城下町です。と言うことは、赤シャツや坊ちゃんが生きた明治の時代から既に100年がたったのです。今私たちは21世紀のスタートラインに立っています。そしてどうやらそのスタートは順風満帆と言うわけではなさそうです。
しかし、だからこそ、私たちがこれからどう生きていくべきかを改めて考える時なのでしょう。『赤シャツ』にはそのヒントの小さな芽が隠されています。果たしてどんな「赤シャツ」が登場するのか。また「赤シャツが私たちに何を考えさせてくれるのか。
どうぞご期待下さい。
（『赤シャツ』公演企画書より）
● ものがたり
時は明治38年。日露戦争の勝利に沸く四国辺のとある城下町。
中学校教頭赤シャツは、帝大卒業の文学士。月一回は同僚と文学研究会「ミューズの会」を催す。洒落た洋間の書斎には自慢の蓄音機。輸入物のウィスキーとパイプ。そして何といっても当時流行していた赤シャツ。どこから見ても当世流円滑紳士の見本のような彼は、城下町でも一目置かれる存在。
しかしそれは第五回「ミューズの会」がとり行われるまでの事。ほんの些細な行き違いから。誤解は誤解を、事件は事件を呼び、噂は町中に。下女のウシも巻き込んで迷走する赤シャツの運命やいかに・・・。
兎角に人の世は住みにくい。
キャスト
| ウシ（赤シャツ家の下女） | 長谷川稀世 |
| うらなり（英語教師・古賀） | 五十嵐 明 |
| 武右衛門（赤シャツの弟・中学生） | 川上英四郎 |
| 赤シャツ（教頭） | 横堀 悦夫 |
| 野だいこ（画学教師・吉川） | 桐本 琢也 |
| マドンナ（代議士令嬢・遠山はる子） | 小柳 洋子 |
| 金太郎（宿屋兼料理屋「角屋」の番頭 | 円谷 文彦 |
| 山嵐（数学教師・堀田） | 大家 仁志 |
| 小鈴（芸者） | 野々村のん |
| 狸（校長） | 加藤 満 |
| 福地記者（「四国新聞」の記者） | 蟹江 一平 |
| ウラジミール（俘虜となったロシア人将校） | ユーリー・ブーラフ |
| 坊っちゃん（声のみ） | 鈴木 浩介 |
スタッフ
作 マキノノゾミ 演出 宮田 慶子 装置 川口 夏江 照明 中川 隆一 音響 高橋 巌 衣裳 前田 文子 舞台監督 澁谷 壽久 製作 森 正敏 劇団青年座ウェブサイト http://www.seinenza.com/
岡崎演劇鑑賞会サイト内
『赤シャツ』セミナー ゲスト 小鈴役の野々村のんさん
http://www.h2.dion.ne.jp./~o-yenkan/page011.html金沢市民劇場サイト内
マキノノゾミさんのお話を聞く会
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/5653/2003/akashatsu2.htm
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最終更新日 2003/07/28
