7日目 98年6月8日(月)

見出し

ページ内の写真はサムネイル画像です。クリックすると、大きな写真が表示されます。
「関連記事」は、本文に関連した旅のヒントや経験談などです。

「6日目」へ戻る 「8日目」へ進む

旅行記 目次へ戻る

7-1. アフタヌーン・ティー

今日は「ホテルライフ満喫」の日である。今日は1日中ホテルの敷地を出ることなく、ゆったりとホテルライフを楽しむいう意味である。

 オーサーズ・ラウンジのアフタヌーン・ティー
オーサーズ・ラウンジのアフタヌーン・ティー

午前中を部屋で「BBCワールド」などを見ながらのんびりと過ごした私達は、14時にホテルの「オーサーズ・ラウンジ」へ行き、「アフタヌーン・ティー」を頼んだ(544.50バーツ、予約不要)。ここはガイド・ブックによく紹介されているせいか、日本人客も多かった。いわゆるイギリスのアフタヌーン・ティーなのだが、ジャムは異なっていた。「プルモ?」とかいう独特のジャムで、とてもおいしかった。ここでは時もゆったり流れていた。かつてここに宿泊したサマセット・モームや三島由紀夫などに思いを馳せながらの、優雅な昼食だった。

 
関連記事:7-a. アフタヌーン・ティーは部屋でもOK

見出し(このページの先頭)へ戻る

7-2. オリエンタル・スパ

 オリエンタル・スパとサラ・リム・ナム
オリエンタル・スパとサラ・リム・ナム

「オーサーズ・ラウンジ」を気分良く後にした私達は、船着き場へと向かった。これからマッサージを受ける「オリエンタル・スパ」と今夜夕食を食べる「サラ・リム・ナム」はチャオプラヤー(メナム)川を挟んだ対岸にあるからである。
無料のホテル・フェリーは船が行き交うたびにゆらゆらと揺れた。川面からホテルの全景を眺めているうちに、船は対岸に到着した。

船着き場から木々に囲まれた通路を抜けると、「オリエンタル・スパ」があった。ここはいつも混んでいて、宿泊客だから利用出来る、というわけではない。私達も、宿泊の予約がとれた段階で一緒に予約しておいた。出発の約2ヶ月前のことだった。

見出し(このページの先頭)へ戻る

7-3. リバイタライザー

16時。私達の申し込んだ「リバイタライザー」、2時間半コース(103USドル、飲物代込み)の始まりである。受付の時に2人一緒の部屋がいいか別々の方がいいか尋ねられたので、私達は迷わず別々にした。

 更衣所 (オリエンタル・スパ)
更衣所 (オリエンタル・スパ)

チーク材を使った個室(ホテルの部屋のような感じ)に通された後、まず最初に飲み物の注文をした。私はミネラル・ウォーターを頼んだ。注文を受けた係員が部屋から出ていったあと、誰もいなくなった室内で服を脱いだ。
更衣所にはホテルの部屋に備え付けられているのと同じタイプの番号式金庫があり、そこへ貴重品を預けることが出来た。写真左中央の白い箱がそれである。室内には他に誰もいないので、暗証番号を見られる恐れもなく安心だった。 シャンプー・ハットをかぶり、ガラスで仕切られたシャワー・ルームへ入った。 シャワーはちょっと変わっていて、壁の4カ所と頭上からお湯が出るようになっていた。打たせ湯のような感じだった。ここのボディー・シャンプーはシルク・プロテイン配合だった。

シャワーを浴びている間にマッサージ師(女性)が入室してきて、支度をしていた。シャワーの後、裸のままでもいいか、それとも簡易ショーツをはいた方がいいかマッサージ師に尋ねられたので、私は後者を選んだ。裸のままだとなんだか落ち着かなかったからだ。

 施術室 (オリエンタル・スパ)
施術室 (オリエンタル・スパ)

2時間半コースの最初は、マッサージ前に行われる「パパイヤ・ボディ・ポリッシュ」。これはパパイヤのエキスのパックで、お肌の老廃物を取り去るので人気のプログラムである。「す巻き」になった後、マッサージ師は15分間待つように言い、姿を消した。高い天井を眺めながら、室内に流れるタイ音楽を聞くとはなしに聞いていた。アルファ波がたくさん出そうな環境音楽だった。15分後、もう一度シャワーを浴びた。(写真はマッサージ室。)

その次は「ジェット・ラグ・マッサージ」。「ジェット・ラグ」とは時差ボケのことで、文字通り時差ボケによる体の不調を整えるマッサージである。私はすでにタイ入りしてから7日目になっていたので時差ボケはなかったが、全身を丹念にもみほぐされて、天にも昇る心地だった。

そのあとは「海草のトリートメント」を受けた。海草に含まれたビタミン・ミネラルで肌が生き返るというものだった。また15分間「す巻き」になった後、最後のシャワーを浴びた。

この後休憩が入り、用意されたレモンバーム・ティー(ハーブ・ティー)を飲んだ。レモンバームは消化促進やリラックス作用のあるハーブである。お茶を飲んだあと、更衣所の隣にあるお手洗いに行くよう勧められた。
2時間半コースの最後は「レッグ・トリートメント」。ハーブ・ジェルで両足を丁寧にマッサージするものである。少しひんやりとしていたが、今までの疲れがどこかへ吹き飛んでしまったような感じがした。

終わった後、マッサージ師は「今日はお風呂へは入らないように」と念を押した。さっきの「レッグ・トリートメント」の効果を持続させるためである。この2時間半の間にすでに3回もシャワーを浴びたうえ、すでに夜になっていてもう汗をかくこともないので、確かに今夜もう一度入浴する必要はなさそうだった。

見出し(このページの先頭)へ戻る

7-4. サラ・リム・ナム

 サラ・リム・ナムのデザート
サラ・リム・ナムのデザート

19時10分。私達はスパを後にして、お隣のレストラン「サラ・リム・ナム」へ行った。タイ宮廷料理を味わいながらタイ古典舞踊を鑑賞するというゴージャスなレストランである。私達の予約は19時30分だったのでちょっと早すぎたのだが、お店の人は私達を店内に通してくれた。店内は床に座る方式だと聞いていたが、実際に見てみたら掘りごたつ式になっていた。正座が出来ない私にはありがたかった。テーブルには豪勢な料理が所狭しと並べられた。観光客用に辛さは控えめになっているはずだが、やっぱり辛かった。おいしいものもあればクセが強くて食べられないものもあった。デザートはとても良かった。

そして、タイ古典舞踊の始まりである。インドの「ラーマヤナ」をタイ風にアレンジした「ラーマキエン」の物語では、宝石をちりばめた豪華な衣装に身を包んだ美しい男女達が、時には優雅に、時には力強く踊っていた。バックに流れる音楽も効果的だった。最後はにぎやかなドラム・ダンスで幕を閉じた。一見の価値のある、華やかなショーだった。

外は20時頃からスコールになっていた。今まで幾度か雨には遭遇していたが、スコールは初めての体験だった。レストランの店員達は、ホテル・フェリーまで大きめの傘をさしてエスコートしてくれた。ホテル・フェリーを降りてからも同様のサービスを受けたので、バケツをひっくり返したような大雨だったにもかかわらず、あまり濡れずに済んだ。

 
関連記事:7-b. 雨季と観光

見出し(このページの先頭)へ戻る

「6日目」へ戻る 「8日目」へ進む

旅行記 目次へ戻る
Copyright (C) 1998-1999 Mayumi Watanabe All rights reserved.

ご意見、ご感想はアンケートページへお願い致します。
M.W’s SITE日本語ページ
*