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今日はチェンマイからバンコクへ移動する日である。6時のビュッフェ開始と同時に朝食を食べ、7時30分にホテルをチェック・アウトした。8時に「ホテル・カー」に乗ってチェンマイ空港へ。8時15分、タイ航空のカウンターでチェック・イン。空港税は30バーツだった。チェック・イン・カウンターで一緒に支払った。その後、両替をしたり空港内の郵便局(出発ホールへ上がるエスカレーターの真下付近に開設されていたが、なかなか場所がわからず苦労した)でエア・メールを出したりした。9時15分にチェンマイを飛び立ったタイ航空機は、10時15分にバンコクのドンムアン空港に到着した。
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バンコクのオリエンタル・ホテルといえば、世界中の旅行者を対象にしたアンケート調査で必ず上位に顔を出す、「憧れの」ホテルである。私も憧れていた一人なので、夢が叶ってとてもうれしかった。私達は到着ホールでホテルのドライバーと落ち合い、「ホテル・カー(ベンツ)」に乗ってホテルへ向かった。
11時10分、ホテル着。ホテルのフロントには日本人女性がいて、まだ部屋の準備が出来ていないのでロビーで待っていて欲しいと丁寧な口調で言ってくれた。チェック・インまでの間に、昼食の予約と午後からの市内観光に必要な車の手配についてもこの女性がてきぱきと処理してくれた。
関連記事:5-a. オリエンタル・ホテルの服装チェック
11時25分、チェック・イン。部屋からは、チャオプラヤー(メナム)川を一望出来た。部屋まで案内してくれたボーイが、真下の建物はフランス大使館だと教えてくれた。バス・ルームに備え付けのアメニティ・キットは、歯ブラシからバス・ソルトまで、およそ考えられるすべてのものが揃っていた。なぜか体重計まであった。
私達が部屋に入ってまもなく呼び鈴が鳴り、このフロア担当のバトラーがウエルカム・ドリンクを持って現れた。私はこれまでバトラー・サービスを受けたことがなかったので、バトラーに「マダム」とかしづかれて、とってもいい気分だった。(写真は、ウエルカム・ドリンクとチェック・イン時に運ばれてあったウエルカム・フルーツのみかん。)
関連記事:5-b. オリエンタル・ホテルのバトラー
12時からホテル内のレストラン「ロード・ジム」でランチ・ビュッフェを食べた(859.10バーツ)。「インターナショナル・メニュー」ということでドイツのサワー・クラウトから日本の天ぷらまで、すべて一流の料理人達が腕をふるっていた。ウェイターのサービスも行き届いていて、「さすがオリエンタル」という感じだった。
見出し(このページの先頭)へ戻る13時30分、私達は「ホテル・カー」(1時間当たり560バーツ)に乗ってバンコク寺院巡りに出発した。まず最初に「王宮とワット・プラ・ケオ」へ行った(入場料125バーツ)。「王宮」と言っても、現在ここは王室の儀式などに使われており、国王御一家がお住まいになっていらっしゃるわけではない。この「王宮」の敷地内にあるのが、タイで最も格式の高い寺院である「ワット・プラ・ケオ」である。本堂に安置されているひすい製のご本尊の色がエメラルド色をしていることから、エメラルド寺院とも呼ばれている。
王宮入口についた頃、雨が降ってきた。ドライバーから傘を借りて中へ入った。本当は広い敷地内をじっくり見学したかったのだが、ドライバーとの待ち合わせ時間の都合で、「ワット・プラ・ケオ」の「エメラルド・ブッダ」を見たぐらいで終わってしまった。とても残念だった。各建物には金や赤、緑やオレンジや紺といった色が使われており、その鮮やかな色彩感覚に目を奪われた。日本の「わび・さび」風の寺院を見慣れた私に、「日本とは全く別の仏教」の存在を強く印象づけた寺院だった。
次に、「ワット・ポー」へ行った(入場料20バーツ)。横たわる巨大な涅槃像で有名な寺院である。涅槃像は建物より一回り小さいサイズで、おだやかな表情を浮かべて横になっていた。参拝客はその周囲を一周するようになっていた。敷地内にはタイ式マッサージの学校もあり、そちらでマッサージを受けることも出来るようになっていた。
その後、三島由紀夫の小説「暁の寺」の舞台になったことで知られる「ワット・アルン」(入場料10バーツ)、人工の山の上に築かれ、頂上からはバンコク市内が一望出来る「ワット・サケット」(入場料10バーツ)を巡った。最後にバンコク市内にいくつかある巨大ショッピング・センターの一つ、「ワールド・トレード・センター」に立ち寄り、買い物をしてホテルへ戻った。18時45分だった。
見出し(このページの先頭)へ戻る20時に、ルーム・サービスの夕食にした。「ラート・ナー・ムー(麺の上に豚肉をのせ、あんかけ風にしたもの。紅茶と合わせて568.70バーツ)」を頼んだら、驚いたことにテーブルの上にセッティングされた状態でテーブルごと運ばれてきた。これまで色々なホテルでルームサービスを頼んだが、みなボーイがトレイに載せて運んでくるスタイルだった。ボーイはベッドのすぐ脇にテーブルを置いていったので、ベッドの短辺の部分に腰掛けてご飯を食べるという変わった体験をすることになった。味は残念ながらいまいちだった。ウエスティン・チェンマイのルーム・サービスの方がずっとおいしかった。比較のため、今度ルーム・サービスを頼む時はウェスティンで食べた「カオ・パット」を注文しようと決めた。
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