このページは、私が日頃感じていることなどを書き連ねたものです。新ブログはこちら。旧ブログはこちら。
弁護士とは、端的に言えば社会生活上の医師であると思っています。例えば、おなかが痛くなれば、多くの人は、病院・薬局に行くであろうと思います。しかし、借金の取り立てに困っている、だまされて物を買ってしまった、といったときに「弁護士」という言葉が浮かぶ人がどれくらいいるでしょうか。
借金の取り立てなどは、弁護士がFAXを流せば、通常はたちどころに止まります。医師で言えば注射1本という感覚でしょう。それだけでも生活の平穏が取り戻せますし、精神的に非常に楽になります。借金に困ったことのない方も想像してみて下さい。1日に何回もとりたくない電話がかかってくる、というのが何日も続くわけです。いつも「金返せ。」「待って下さい。」の繰り返しです。そのうち電話が怖くなっていきます。しかも、いつ終わるということもないわけです。いつも金策と返済で頭がいっぱいで夜も眠れません。精神的に強い人でも、しばらくするとまいってきます。1年に3万人と言われる自殺者の中で、経済的理由はいつも上位です。医師で言えば、ただの風邪なのに放置して悪化させ、そのまま死んでいく人が年間に何千人もいるという異常な状態です。医師の治療を受け、それでも手の施しようがなくて亡くなったというのではないのです。
この人たちが、弁護士に依頼していれば、絶対に何とかなったはずなのです。そう思うと、弁護士としては悔しくてなりません。
そんな思いで立ち上げたのがこのページです。
このページをごらんになった方が、弁護士というものを少しでも身近に感じ、そして弁護士というものを話題にして、周りの人に広げて下されば望外の幸せです。
(おことわり:このページの「司法試験」は、旧司法試験を指します。)