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2001/01/31

 『UNKOWN』を読んでいて、思い出した。

 ある月曜日の朝、登校したら近所の自衛隊の基地(正確にどういうところなのかは知らない)がとてもとてもうるさかった。普通でも時々うるさい処なのだが、その日は上空をヘリが飛びまわり、空砲だかなんだかの音が延々と続いていた。基地の記念日という話だった。さて、授業。先生の話が全然聞こえない。しかし先生は無感動に授業を続行している。ヘリが飛んでいく音しか聞こえないんですが……これ試験に出す気か。そして、生徒は突如読唇術をやる羽目になったのである。一日中そんな状態で、その後、調べもののために図書館に行って、なにかの発射音とともに床が揺れる中、本を選んだ。
 苦情があいついだとかで、さすがに翌日は中止になったが。周辺に小学校〜大学まであったからなあ。

 後日、ある先生が、授業中に微笑みながら
「防大に1年いたんだけれどね、ある日同い年の見知らぬ人を見た時、『自分はこんなに苦しいのに、なんであいつらは遊んでるんだ』突然憎らしいと思ってね、そう考えた自分が恐ろしくなって、で防大をやめた」
と話してくれた。その時も遠くで銃を撃つ音が聞こえていた。

 『UNKNOWN』で朝香二尉がコーヒーを飲んだ回数。一日目、6回。二日目、10回。よく飲むなあ。いつトイレに行ってるんだろ。


2001/01/30

 引き続き、本の山を整理。

 掘り出した本のなかから『UNKNOWN』(古処誠二 著/講談社ノベルス)を読む。
 自衛隊のレーダーサイト基地の隊長室で盗聴器が発見された。出入りを厳しく管理されほぼ密室といっていい部屋の、電話の内部に仕掛けられていたのである。調査のために、防衛庁調査班から朝香二尉が派遣される……。
 読みやすく、会話の軽やかさが特にいい感じ。コーヒー好き(なのか?)の朝香二尉は、探偵の役割に当たるが、なかなか美味しい人物だと思う。普段は穏やか、仕事では有能、そしてちょっとかわった趣味(粘土で怪獣を作る)の持ち主等々。定型と言えばそうなのだが、厭味の無い文章がそれを気にさせない。語り手である「俺」−野上三曹の、地の文での微妙な突っ込みが笑えた。

 『負けた戦争の記憶 歴史の中のベトナム戦争』(生井英考 著/三省堂)、『少年たちの密室』(古処誠二 著/講談社ノベルス)、『はるかな記憶』(上)(下)(カール・セーガン+アン・ドルーヤン 著/柏原精一+佐々木敏裕+三浦賢一 訳/朝日文庫)購入。


2001/01/29

 通勤途中、前後左右で滑る人が続出する。それを見ると余計おそろしくなり、ひたすら「凍結路面を歩くコツ」を意識して歩く。速度は落ちる。どんどん追い抜かれて、なんとなく悔しかった。

 「凍結路面を歩くコツ」滑っても転ばないようにする、だそうです。そして絶対に転ばないようにぎりぎりまで努力する、と。具体的には、滑った足と反対の足を地面に叩き付けて滑り止めにする、ということ。そんなことがたやすく出来るとは、足腰の強さが全然違うのだなあと、実感した。会社についたら右足が筋肉痛。たった30分歩いただけで。……いつも歩いている道でこれか。

 「ドラゴンヴァラー」(PS/namco)を買った。


2001/01/28

 「JIN-ROH」を聴きながら、部屋の片付け。適度に甘く、けれども乾いた感じがとてもいい。特に好きなのは「keel」。メインテーマは女性の声が少し「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」(映画)のメインテーマを思い出させる。ピアノがメインになっている「angel」もよかった。

 本の山を片づけていて、チェス関連の本をいくつか斜め読み。

 RPGはIBMの登録商標でもあったはず。分野が違うからいいのかな?(ReportProgramGeneratorのacronym)仕事場で使う「RPG」は全部この意味。「ゲームですか?」というありがちで冷え冷えとした突っ込みは無視されている。


2001/01/27

 週末にあわせるように、東京は雪。で、競馬は開催中止。そーしーてー。明日も中止。

 昨日、インドで地震。規模と被害と、ともに大きいようだ。


2001/01/26

 東京都がハッカー本(だから何なのこの呼び方は)等、不健全情報を規制しようキャンペーン関連情報の続報。でもね、不健全って何ですか?具体的な説明も何も無く、ただそれだけを言われるのは、非常に苛立たしい。

東京都は不健全図書指定には処分性がないとして、本訴訟を門前払いするよう主張しましたが、裁判長は宮崎地裁で株式会社ガイナックスが提訴した行政処分取消請求訴訟の最高裁判例を挙げてその主張を退けました。
 「「DOS/V user」、「遊ぶインタ−ネット」読者の皆様へ
 不健全図書指定処分取り消し請求訴訟第一回公判終了 東京都の主張、退けられる」より引用

おお、判例があるのか。


2001/01/25

 枕が崩壊して、なかの綿が部屋に散乱した。しかたなく掃除する。眠いのに〜。

 仕事で、今時こうやるか〜、なロジックを見て、ちょっと懐かしかった。


2001/01/24

 仕事場にて。地震?
 と思ったら、隣の人の貧乏ゆすりだった。しばし横目で観察して「貧乏ゆすりでは下半身だけが激しく動く」ことに気付く。上半身は下半身のゆれに連動しない。しっかりと固定されている、ように見える。隣に座る私の上半身のほうが余程ゆれている。
 酔った。

 「AVALON」のサントラを買いに行ったが、見当たらない。「弟切草」があるのに「狗神」があるのに、何故。偶然目にとまった「KING'S FIELD ORIGINAL BESTTRACK」を棚から抜いて凝視していると、隣で店員が疑いの目を向けてきた。あーと、幻影ではないことを確認してただけなんですが。去年から「発売予定→発売リストから消える→発売予定」状態になっていたので、発売されたのは本当に嬉しい。で、これと「JIN-ROH Original Motion Picture Soundtrack」を購入。
 そして「ガンパレード・マーチ」の棚を確認しに行く。あ、増えてる。頑張って売れてくれ。

 「KING'S FIELD」3部作(PS/FromSoftware)は剣と魔法のアクションRPG(以下KFと略)。画面は1人称視点なので、3人称視点(バイオハザードとか)に比べると操作が手に馴染みやすい。自分がどちらを向いているかすぐに分かるので。アクション要素もバイオハザードよりは低い(と思う)。逃げようと思えばほとんどの敵からは逃げられる。エンディングはひとつ、けれど、1本道ではないのでプレイヤーの好きなように遊べるのもよし。
 たとえば、「KF2」では罰則無しで人でなしプレイが出来るし、「KF3」ではプレイヤーレベル1でのゲームクリアが可能だとか。
 サントラはうっすらと暗い。聴いてるとひたすら地味〜にマントラップを斬っていたことなど思い出すなあ。海岸で、釣師のおじさん相手に剣の稽古をして体力をつけたり(←これが人でなしプレイのひとつ)。
 ひとりである怖さよりも、誰の目も気にしないでいいという、気楽さが勝っている「KF1」が、3作中でいちばん好き。

 「JIN-ROH」は映画「人狼」のサントラ。音楽を担当したのは溝口肇氏。


2001/01/23

 『競作 五十円玉二十枚の謎』(創元推理文庫)読了。
 毎週きまった曜日に、50円玉20枚を千円札1枚に両替してくれと店にやってくる男がいる。店の品物を買うでもなく、両替をしてもらうと、さっさと店を出ていってしまう。彼は何故こんなことをしているのだろう?1週間で50円玉を20枚、どうやって集めているのだろうか?
 13人の「解答」がこの本に載っている。「50円玉の集め方」「両替」の2つの謎のうち、両替行為にポイントを絞ったほうが、ミステリらしい引っ張り方が出来るようだ。50円玉そのものは集めにくいけれど、方法はいくつか考えられるから。(どちらかというと何故それを集めるのか、のほうが謎だ)
 「問題編」が、ほぼそのままの形で「解答編」に組み込まれているのは、たて続けに何本も読む場合には辛いものがある。短編の掲載順で最後に「問題編」ではないところからはじまる話(黒崎緑氏)を持ってきてあるのは、良かった。「どこで問題と繋がるのか?」という方向からも楽しめたので。

 執筆者は問題編が若竹七海、回答編が法月綸太郎、依井貴裕、佐々木淳(倉知淳)、高尾源三郎、谷英樹、矢多真沙香、榊京介、高橋謙一(剣持鷹士)、有栖川有栖、笠原卓、阿部陽一、黒崎緑、いしいひさいち(敬称略)。
 暗黙の了解事項を逆手に取った依井氏の作品と、50円玉の使い道が特異な高橋氏の作品、このふたつが特に面白かった。


2001/01/22

 「BLOOD」上下(PS2/SCE)を購入。でもその前にPS2を開封しなければ(まだ開けてなかった)。ついでに「ガンパレード・マーチ」の棚ものぞく。年明けには10枚近く並んでいたのが、今日は1枚になっていた。順調にはけているようだ。

 中村正三郎氏のShow's Hot CornerのMS Watch 2000/01/22より、Melissaの新種流行の兆し。今回はWindows−IE/Outlookだけでなく、Macintosh Office 2000、Windows Office 97・2000も対象になるとのこと。

 他人にコンピュータウィルスを感染させた場合についての考察として「コンピュータ・ウイルスに感染したディスクを誤って配布してしまった場合,何らかの法的責任を負うことになりますか?(1998年)」(コンピュータウィルス対策より)がある。これは配布したFDがコンピュータウィルスに感染していた場合の話。今の感染経路はネットワークと電子メールがメインになってしまった。


2001/01/21

 起床12時。おお、昨日よりははやい。

 雪は溶けた、雪は消えた。で、競馬は東西で無事開催の模様。ただし西は土曜日の開催分を月曜日にやる。それだけ確認して、さっさとTVを「都道府県対抗男子駅伝」に切り替える。レースは逃げ馬……いや、1区でいきなり猛ダッシュをかけた宮崎が2区以降、あっという間に消える。2番手につけた愛知が2区から上手く先頭に立ち、それからゴールまでリードを保った。

 東京競馬場の10R、プレゼンテーターがデュランデュランの1人(サイモン)だったとか。女の子が群れてサインを貰っていたそうである。その話題を掲示板に書込んだ方いわく「有名な人なんですか?」……日本で人気があったのは15年以上前だから、知らないのも無理はない。瓦斯灯や……とか言いたくなるけど。この場合、遠くなったのは昭和だ。
 そういえばマイケル・ジャクソンを「変な人だと思ってたけど、「スリラー」はかっこいいですね」と書いていた人もいたなー。いや、昔格好良くて、今が変わっている人なので、順番が逆です。まあ今しか知らない人は、昔を見て驚くのかなーと。


2001/01/20

 起床14時。あれれ。

 年末に買った『不過視な物の世界』(東浩紀 対談集/朝日新聞社)をぱらぱらとめくってみる。ある文が目にとまった。

東:(前略)例えばですね、ある人がチェチェンでのニュースで死者の姿を見ても、それよりはトロとの別れのほうがはるかにつらい。しかしここで、不遜な話ですが、グッとくるロシア人農婦かなんかがいたとしてですね、そこに視聴者が「萌え」た場合、彼にとってチェチェンは突然身近な問題として浮上するわけです。つまり、そこでの問題はキャラ萌えのグラデーションだけなのであり、現実か虚構かの区別ではない。倫理的にふざけた話だとは思いますが、そういう人間が増えてきているというのもまた事実でしょう。(後略)
 [法月綸太郎との対話]謎解きの世界 p137より引用。(強調は引用者による)

 ……この本、読む時は飲食禁止にしよう。お茶を噴いてしまった。(「トロ」はゲーム「どこでもいっしょ」(PS/SCE)のキャラクターで、白い猫のこと。ゲーム内で一定の期間がすぎると、ある目的のため旅立ってしまう。これがゲームのエンディングであり「別れ」と言われているのはこのことを指す)

 ロシア人農婦か〜。山根信二氏との対談に興味をひかれて買ったのだけれど。他の対談者(敬称略)は斉藤環、山形浩生、村上隆、法月綸太郎、阿部和重。

 本屋で何冊か購入したら、店の人が「青春と読書」(集英社の読書情報誌)2001年2月号を袋に入れてくれた。あ、売り物(定価90円)なのに……サービスのなのだろうか。その入れ方があまりにさりげなくて、お礼も言わずに店を出てしまった。ありがとうございます、店の人。恩田陸「蒲公英草紙 常野物語2」(最終回)や乙一「Closet」(連載第2回(全3回))などが載っている。柳田純一「法医学者の30年日記より−(13) 月曜の客」と「著者の眼」の毛利衛「宇宙からのメッセージ」がひろいもの。面白い。

 東西で雪。明日の競馬は開催されるだろうか。


2001/01/19

 サイトめぐりをして、面白そうな本の情報を仕入れる。『ハッカー/13の事件』(扶桑社ミステリー)の感想をふぢーさんの日記で読んで、「これは是非読まなければ」と。スワンウィックとギブスンの合作「ドッグファイト」が面白そう。あーでもこういう意見もある。ハッキングする場面がむにゃむにゃなのには一部のゲーム絵で慣れているからそれほど気にならなくなった。

 で、ハッカーつながり。東京都は有害図書制限の一環として、ハッカー本(何じゃそれ)の販売を規制したいらしい。(セキュリティホールmemoの2000年12月22日より)去年一昨年と、官公庁や新聞社サイトのクラックが大々的にTVや新聞など「オフライン・メディア」で報じられていたから、そのせいもあるのか。でも規制するその理由が「不健全だから」ってのは何だ。
「売られている本に書かれている方法で破れる程度の防御しかしていない、甘えたシステムが駄目なんだよ」
と知人である某が言っていたが、そのとおりだと私も思う。知りたい人間はどうやっても知ろうとする。
 規制などしても、知識の格差が広がるだけだろう。つまり、知らない人間はますます無知になり、知っている人間は更に詳しくなる。

 やれやれ。そのうちネットの規制も強化されて、READMEに「トウキョウトからアクセスしている皆様へ」と書く羽目になるのかな。そしてそのうち「日本国内からアクセスしている」……やめた。

 ゲームに関しても規制をやりたいようだ。

7 テレビゲームの問題
  人を斬り殺すなどのゲームを反覆して利用することによる悪影響はないのか検討すべきである。
第24期東京都青少年問題協議会中間答申について」より引用

 脱力。

 例題:上記の内容に相応しいゲームのタイトルをあげよ。また、ゲーム中のどの箇所が「人を斬り殺す」に相当するか。そしてその行為に対しゲーム内での扱いはどのようなものになっているか、(例えば、立ち向かわねばならない理由、そして行為に対する罰則、反応等)100字以内でまとめよ。
 この例題に対し、何らかの答えを出せない人間には、ゲームの有害性についての討論の資格を与えないものとする。なんてね。
 自分が何を言っているか分からないまま、何か言い続けることは、本人のためにならない。めあたらしいものに対して責任をかぶせたがる人は、そのものが何であるか、わかっていないのではないか。言っていることが具体性に欠けているし、伝聞と憶測だけで非難しているように思う。

 分かってやっているのなら、それがいちばん恐ろしいんだが。


2001/01/18

 終日、真面目に仕事。

 『暗号攻防史』(ルドルフ・キッペンハーン 著/赤根洋子 訳/文春文庫)を読む。


2001/01/17

 駅のホームで電車を待っていたら、貨物列車が通過していった。線路と車輪がたてる音をきいていて、なんとなくこう、寂しい気分になった。

 ただ寒かった、とも言う。


2001/01/16

 布団の中から朝のワイドショーを見る。「総選挙は7月29日」おや行楽シーズンだ。投票率が低くなるようにしてるとか……?まさか。そういう時のために不在者投票があるのだし。
 私は、2度ほど不在者投票をしたことがあるが、普通の投票より余程楽だった。結構気構えして、いろいろ準備して行ったら、選挙用紙を見せて、投票用紙をまとめて貰って書いて封筒に入れて渡して(だったかなあ、2年前なのでここらへん曖昧ですが)終わり。確か印鑑は要らなかったように思う。小さい出張所に行ったので、移動距離(窓口と記入場所)も、ほんのわずかだった。理由も細かくは訊かれなくて
「理由:博打で遠征とは書きづらいし、認められないとか言われたら困るな」
と思っていたのが拍子抜け。そう、2回とも宝塚記念を早朝から見に行くために事前に投票に行ったので。

 某に「どこでもいっしょ」のトロを見せた。「かわいいね、このイヌ」「……猫です」「なんて名前?」「井上トロ」「名字があるのか。生意気だな」それはどういう基準だ。


2001/01/15

 仕事場に響くくしゃみと咳の音が恐い。えっぐしゅ〜とかぐぇほほほほほとか。休んだほうが良くないだろうか。……うつりませんように。

 風邪の傾向をチェック。ここ(インフルエンザウィルス情報)とか。


2001/01/14

 エルサルバドルで地震。

 というような、海外での災害、事故の日本での報道。
 知人知人の安否を確認したいので、法的な国籍云々より、「日本在住」と「現地在住邦人」をひっくるめて、その情報をまず報道して欲しいなと思う。現状、日本に長年住んでいて、それでも法的には外国人扱いされている人たちもいるし、海外に住んでいる日本国籍の知人もいるわけだから。いきなり電話(とかe-mail)で連絡をとるのは、救助の妨げになるのではと思うので「ただ確認のためだけに」やりたくはない。あー、これは日本国内での災害とか事故でも同じだけど。現場の状況をヘリで延々中継されるよりは、もっとテキストベースの情報が欲しい。などなど。そんな「見せ方」TVには向かない、か。ヘリはやめろよと思うのは震災の時のことがあるからなのだが。

 今日の京都は雪か……ああ、坂の上りであんなに脚を使っちゃ、くだりでがたがたになってしまうのでは。抜かれてもがんばってついていっているなあ、抜かれるとがっくりくるものだけど。去年の同レースでは勝ったけど今年は……などと思いながら見ているのは都道府県対抗女子駅伝。突っ込みが競馬モードになっておりました。
 競馬、京都のメインではステイゴールドが勝った。中山(京成杯)はボーンキング。「あの衝撃のダービー馬フサイチコンコルドの弟!」だそうだ。しかし名前がなあ。キングフラダンス(ダンスインザダークの弟)よりはマシとはいえ。


2001/01/13

 映画「インディペンデンス・デイ」をTVで放映していたので見る。……大統領が戦闘機に乗るのか!?それからJ・ゴールドブラムの声はてっきり大塚芳忠氏だと思っていたのに、大統領のかたの吹き替えをしていたので混乱したり。(AppleJapanのTVCMでゴールドブラムが出てくるが、このCMのナレーションが大塚氏)
 単純明快だなあ。戦争高揚モノでも、アメリカさんは明るいと感心した。大統領が演説するところは素直に感動してしまった。(その後でちょっとな、とも思ったけど)

 編物界のプリンスこと広瀬光治氏、NHK初登場時から見てます。「このひとなにもの?」と思った記憶が。正月の再放送で、その当時の映像が流れて、今より普通のひとっぽいのにびっくり。NHKはどこからああいうひとを見つけてくるんだろう。

 家人の去年の気に入りTV番組は「プロジェクトX」(NHK総合で毎週火曜日20:15〜22:00放送中)だそうだ。取り扱う題材は国産だけなんだろうか。AS/400開発史なんてやってもらえないかなあ。……商品名だから駄目か。かなり熱い話で大好きなのだ。「Inside AS/400」(PDF版)を読むと、ぐっとくるものがある。こういうのを見てみたい。(IBM AS/400のページはこちら。)


2001/01/12

 「ガンパレード・マーチ」ようやくSランククリア。通常データでやりはじめると幻獣の数が不足するので、今回は3月中すぐに司令になり、幻獣数0地帯を逃げ回った。4/5(ゲーム内の日付)からパイロットをやって、Sランククリアの条件が揃ったのは5/10。ちょっと期間的にはきつかった。まあ、Sエンディングにも違和感はあまり無かったかな。Aエンディングよりもずっとあっさりしているかんじ。
 にしても、ブラックアウトしてから相当待たないと出てこない「奇妙な会話」の存在は、その表示タイミングが気になった。普通エンディングが終ってからあれほどは待たないように思う。私は、たまたましばらくコントローラーを放置していて、もどってきたら画面にテキストが表示されていたので、気づいたのだけれど。

 楽しいゲームでした。少しねかせて、また遊ぶことにしよう。


2001/01/11

 1月8日の「ガンパレード・マーチ」話について、以下、ちょっと追加。公式サイトのは、ねたばれというより「正解」かな。謎はあるほうが面白いけど、解けなければ面白くないというわけでもない。それに私は謎を解きたいのではなく、ゲームで遊びたいだけ。で、遊んでいる。
 連戦の疲労は強敵との決戦より辛い……仕事みたいだ。人に話かけて提案の仕方を教えてもらうあたりも似てる。失敗した時のシビアさも。学兵とは言え、いちおう給料もらっているのだから当然なのだが。ゲーム内の状況に微妙に緊張して、微妙に和んでいる。プログラムが相手だからこそ、和んでいられる。人相手だと、こうはいかない。

 このゲームに雰囲気が似ているという話を聞いて、『E.G.コンバット 3rd』(秋山瑞人 著/電撃文庫)を購入。なんで3番目なのかというと1と2が見当たらないからである。本屋は5件とも全滅。明日は後2件ほどまわってみよう。ちらりと読んでかなり良い感じなので、なんとか新刊で買いたい。

 『黒い仏』(殊能将之 著/講談社ノベルス)ジャズの好きな探偵、石動偽作(いするぎぎさく)登場の2作目(初登場は『美濃牛』(講談社ノベルス))。
 「最澄の弟子であった円載が、留学先の唐から持ち帰ろうとした秘宝の在処を捜して欲しい」という依頼を受けた石動は、謎が隠されているという福岡のある寺に向かうが、その福岡では、ある殺人事件がおきていた……
 いい終わり方するなあ。特に最後の一文が最高。ここであっさり切ってくれるとは、素晴らしいです。

 「ねまる」福岡の方言では「腐る」の意味。北海道だと「座る、くつろぐ」の意味になるらしい。


2001/01/10

 開きかけた電車のドアにぶつかった。「年かなあ」を「牛かなあ」と読み違えた。疲れている。

 『黒い仏』が出てる!しかも福岡が出てくる(こういう書き方だと、人物みたいだな)。九州だ九州だ。でも何故に九州。そしてこれを「黒い牛……か」と読み違えた。

 そしてまた仕事場移動する……かも。今回は県を越えて……って去年の仕事場の近く!?こうやって仕事場をぐるぐると回る羽目になるのか。


2001/01/09

 仕事場移動。1階から7階へ。地面からは遠くなった。防災訓練があったら階段の途中で果てそうだ。まあ以前16階に勤務していた時にやった防災訓練よりはマシだろうけど。

 「花と太陽と雨と」(グラスホッパー・マニファクチュア)はやくやりたいなー。これでPS2を開封しようと思ってたのに、当初の予定には出なかったし。春かな?


2001/01/08

 「ガンパレード・マーチ」公式サイトとその周辺について。公式サイトに対する感想(というかその欠如)について。
 あーなんで私が痛いともなんとも思わないのか、分かった。私の側の事情でした。去年の6〜7月におきたある出来事で燃えつきましたからなあ、そういった感情。あれに比べればこの程度がなんだってのと思うくらいきれた。公式サイトの公式ネタばらしなんてもうかわいいかわいい。泥かぶってる(ように見える)分まだいい。(さすがに憶測云々からの流れは「去年の6月」を思い出させるんで、多少むかつきますが。それでも多少か。憶測されるひとにはたまったもんじゃないでしょうけど……)

 ……比較してどうと言うより、あの時点で感情が切れてそれきり回復してないのかなと。以降の周りの現象は余程身近じゃないとどうでもいいレベルで処理してるんだろうなと思います。それくらい「身近じゃないのに辛い出来事」だった。

 ゲームで楽しいならそれだけでいいかな、と思ってるのは、私の場合は大人の態度ではなくて、回線が切れてるからなんでしょう。切れててラッキーかも知れん、この場合。でもあの出来事はなあ。誰にも期待するな期待するなら覚悟せよという教訓だけは残ったにせよ、今でも反吐が出るほど嫌な事でした。あんなんで擦り切れるくらいなら、ここで反応できるだけの気持ちが残ってるほうが良かった。

 このゲームの評判を聞いて、買ってあそんでとても嬉しかった。今も楽しく遊んでる。公式サイトの「痛さ」は、私には分からないのだけど、ゲームそのものを楽しむには不要なところではないかなと。サイト内の壁紙(これ、1枚だけ見た瞬間に「ネタバレ」かなーと思ってしまったものがあるのだけど)と外伝のうちの一本(「ガンパレード・マーチ外伝」←ネタバレなので気を付けて)は良い感じだけど。外伝、善行さんと原さんが好きなので楽しんで読んでいる。若宮もこの外伝で好きになった。「はい、いいえ」とかね。


2001/01/07

 部屋の片づけをしながら、一日中ゲーム。


2001/01/06

 ようやくネット環境に復帰。「ガンパレード・マーチ」関係をざっとまわってみる。公式サイトに対しての態度は様々。それを見ながら、私は反応が鈍いままだ。どうしてだろう?一定の分野には激烈に怒る事も出来るのに、こういうことには微笑んでいられる。たぶん、身近ではないし、身に迫るほどの趣味でもないからだろうと思う。これが競馬(的場騎手)のこととなると、そうはいかないから。そこらへんが精神的な没入度の差なのだろうか。
 ある分野の内部で誰がどう振る舞っても、所詮外部から楽しませてもらっていて、その結果として全く気にしないし、嫌になれば手を引いて去る事が出来る場所に「自分が」いるから。だからこんなに平気なのだろう、か。う〜ん。
 このゲームの楽しさを教えてくれたサイトが、離れていくのを見るのは寂しいけれど……私は、それほどは(このゲームを)愛していないから今もここで楽しめるのかもしれない。ああ、でも寂しいな。
 記憶力が無いのも、たまには良い。自分がたまたま訪れた場所が、その場所の主である他人に、自分の思いとは違う風に解釈されても、右から左へ聞き流せる(し、自分の解釈を他人にも語りたいと思わない)、そういう場合もたまにある。そういうゲームもたまにある、というわけで。普通のプレイ日記を読むのがいちばん楽しい。
 でも、熱いファンの嘆きの声を読むのも楽しい……

 正月休みの土産をみつくろう。せんべい二箱。


2001/01/05

 一日中、のんびりとゲームをしたり、TVを見たり、うたたねしたり。


2001/01/04

 ファイナルファンタジー(以下FF)をちまちまと遊ぶ。難しい、ような気がする。地図の全体像が見えないので、今、どのあたりを歩いているのか、さっぱりわからないのであった。これがいちばん辛い。他は……教会で生き返らせるんだ、とか、宿屋に泊まっても状態異常は回復しないのね、とか、まあ、FFはいつもシステムが変更されるのでそのあたりは気にならないのだが、4人の勇者に勇者らしくない名前をつけてしまったので、名前を変更する人は、いてほしいなぁ。無理ですかね。後略本をたよりに遊ぶゲームじゃないと思うので、とりあえず気にせず、ゆっくりとすすめよう。

 本棚で草上仁氏の本を漁る。あー、懐かしい。初期の短編集が全部ある。『こちらITT』とか再版されないかな……ITの時代だし(関係無いですか)。


2001/01/03

 鼻血が出てトレーナーが真っ赤になる。久々に出たなあと感心するも、なかなか止まらなくてズボンまで染まった。しかし鼻血なので悲壮な感じが全然しない。

 今年のJRAのCMは、わりと良い。「息を〜とめて〜♪(イメージCM)」は評判良かったらしいけれど、あれは「ずっと止めてろ」と時々言いたくなるので(ボロ負けしたときなどは特に)、もうやめて欲しい。ギャンブルが格好つけてるのは好きじゃない。


2001/01/02

 初夢。「偉い坊さん」(名前も名乗ってくれたが、あんまりやばいので内緒)と大喧嘩をしていた。新年早々もちっとマシな夢を見たかった。大口論の末、何故か呪のとばしあい(?)になり、うろ覚えのをいろいろと思い出しているうちに目が覚めた。

 北部九州で黄砂現象を観測。……もう春?おかげで軍艦島が見えづらかった。帰宅中に「ひのくに号」(観光バス)を見かけた。黒川温泉から阿蘇五岳を見てみたい、とちょっと思ったり。

 甲信越で地震。


2001/01/01

 あけましておめでとうございます。

 短編集『祈りの海』(グレッグ・イーガン 著/山岸真 編・訳/ハヤカワ文庫SF)読了。「貸金庫」「繭」「無限の暗殺者」が好き。「無限の暗殺者」は、ゲームを遊んでいるときの自分だなあと思いながら読んでしまった。

 PSでは遊べない状況なので、せめてゲームの取扱説明書(言わずと知れた「ガンパレード・マーチ」)をひっそりと読む。ネットから落ちた状態だと、記憶もオフラインのものに書き換わりが進むようで、今は自分のゲームで遊んだ記憶だけが鮮明で、楽しくて嬉しい。このままゲームをしたいところなのに、家族サービス(?)というか年に一度のご奉公のため、PSは封印中。ネットも封印中。復帰が同時……ままなりません。

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