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2006年12月18日

近況

土日出勤で月曜も眠い。

『ひとりっ子』を買うために1時間はやく仕事場を出る。 閉店間際に駆け込んで何とか購入できた。

「ルミナス」を読んでいて乗り過ごしそうになった。

任天堂が「おもしろおかしく」から「交換」に至るまでの約2週間

この問題が発覚した当時、任天堂広報室はこのように発言していました。

>任天堂広報室は「そういう画像があるのは事実だが、米国でストラップがとれるなどのトラブルの情報は入ってきていない。品質管理についてはどこよりも徹底しており、通常の遊び方でとれたりすることはない。おもしろおかしく投稿されたものでは」と話す。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061202k0000m040006000c.html [mainichi-msn.co.jp]

行間を読んだ超意訳 (スラッシュドットジャパン)に笑ってしまった。

2006年12月1日の広報発表から、2006年12月15日の方向転換までの間に、 他者からの、何かしら有益な忠告があったのだろうか。

次は CMであんだけ強く振ってんだもん、誰だって強く振るよ (スラッシュドットジャパン) のCMに手をつけたほうがいいかと。
大袈裟にしないと見栄えがしないのなら、 ワイヤーアクションにでもすればいいのでは。


2006年12月28日

AmazonのPS3(60GB)、在庫がある。(12月27日23時32分現在)
ああ、欲しい。でも買えません。 年末は受け取れる環境にはいないのです。年末は常に移動中。

というわけで、今年最後の更新になります。よいお年をお迎えください。

柴田元幸『つまみぐい文学食堂』(角川書店)

イラストは吉野朔実。

英米文学に出てくる「食べ物」を取り上げたエッセイ24篇と、 あとがき対談(著者、吉野朔実、都甲幸治)。 INDEXに「人名・作品名・著者名」「食べ物」の2種類あるのが面白い。

トバイアス・ウルフの『ボーイズ・ライフ』(p.145)。
この人の名前、どこかで見たな、どこだっけ?
『負けた戦争の記憶』の序章で取りあげられている『ファラオの軍隊で』 (邦題『危機一髪』)の作者でした。 『ボーイズ・ライフ』以後のウルフはというと──

一八歳からの四年間の大半を軍の士官として過ごしたというのだから、 少なくともその間、 青年期の入り口に立ったばかりの彼は立派な職業軍人だったと言っていい。 しかも所属したのは陸軍特殊部隊、通称「グリーンベレー」だから、 いかに本人が謙遜しようとこのゲリラ戦のプロであった── ないしはそうなることを期待された──に違いない。 しかし『ファラオの軍隊で』はそんな経歴の持ち主のものとはおもえないほど内省的で、 情緒的で、しかもどこか物静かだった。

(生井英考『負けた戦争の記憶』(三省堂)p.7)

「リンゴはなんにも言わないけれど」(p.220)に「果実摘み」の話が出てくる。 おお、「ひとりっ子」だ。 (本書のこの章で取りあげられているのは、スチュアート・ダイベックの短編です。 念のため)
この仕事、これから先もなくなることなく続いていくその日暮らしの為の仕事、 という印象と結びつくものなんだろうか。

印象に残ったのはポール・オースターの『ムーン・パレス』に出てくる (出てこない)チキンポットパイの話。(pp.82-85) 彼が泣く気持ちも、彼女が気持ち悪いと思う気持ちも、どちらもわかるような気がする。 で、笑ってしまった。

近況

仕事おさめ。来年の夏まで続く仕事の話を聞く。
まあ、切られたら切られたで、気持ちが晴れ晴れするし、 このまま続くにしても、通院費用が稼げると考えると、 どちらに転んでもいい状況なのかもしれない。 前提がかなり無理やりだが。

『ひとりっ子』『最後のウィネベーゴ』を読みおえた。
『最後のウィネベーゴ』は、表題作を読んでいて 「どうせただの」(p.355)で泣きそうになった。