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第2章 キャラクター作成

3) 属性の決定

まず、一般属性を決定します。そのキャラクターの得意な分野に合わせて、10点を最大4つまでの属性に割り振ります。1つの属性に割り振ることができるのは最大4点で、点数が大きいほど、属性の適用できる範囲は狭くなります。

知識+技能系の属性の場合、1が知識と技能両方、2なら知識か技能のいずれか、3は1人が担当する役割分担の1つや特定の分野のみ、4はさらに特化された技術、といった具合です。

たとえば、【映画1】なら古今東西の映画作品の知識から、撮影技法、映画業界の裏話、さらには自主制作映画の脚本から監督、演出、撮影にまで適用できますが、4にすると【映画撮影:カメラワーク4】のように専門分野、特定技術に特化する必要があります。

実戦を伴わない知識全般なら【映画知識2】、逆に映画制作に関係する脚本や演出のアレコレなら【映画制作2】などでよいでしょう。【映画撮影3】や【演出3】のように、1人が職務分担する内容全部なら3が妥当です。

分野の広さと数値の関係については、GMがセッション内でキャラクター間のバランスが取れるように配慮し、各プレイヤーのキャラ作成時に相談に乗って調整してください。



次に、愛情属性を設定します。愛情属性は能力と同様、4種類に1〜4の数値を合計が10になるように割り振ります。愛情属性はキャラクターのラヴ/ラブに対するスタンスを表しますので、魂の履歴と矛盾しないように気をつけてください。

また、愛情属性はラヴ/ラブいずれの側に立つのか、属性の項目名を○で囲んで明示してください。ただし、シナリオ上の必要などで本来のスタンスを明らかにできない場合は、嘘を記入しても構いません。例えば、PCの1人がラブラブ党の刺客(論撃使いにしてヒロイン)として他のPCに接近を図る、といったシチュエーションです。

愛情属性は魂の成長によってレベルが上がります(詳しくは第5章参照)。

青野静果の得意ジャンルは家事全般です。中でも料理なら何でもつくれるということで、【調理2】を取得してもらいましょう。食材から調理法まで料理の薀蓄を語るようなキャラではないので、【料理1】にしないところがミソです。しかし、2レベルだけでは寂しいので、特定の料理、肉じゃがあたりをレベル4で取っておきましょう。それと、裁縫も得意なのでこちらもレベル2で。あとは、保母さんですから【子供の扱い2】くらいを設定しておきましょうか。

愛情属性は、ラブラブ党員の彼女は「ラブ」側を基準に考えます。恋人に裏切られたという彼女の過去=魂の履歴からすれば、【不信】が高いはずです。一方で低そうなのは【盲目】。結構自分を客観視できる人ですよね。【保身】と【飢餓】なら、保身の方が高そうですね。論撃でも「誰も傷つけない、傷つけられることもない、愛の共産化社会を実現する」と言ってますし。愛に飢えているというよりは、愛によって傷つくことを恐れている感じです。

この結果、一般属性は【調理2】【調理:肉じゃが4】【裁縫2】【子供の扱い2】に決定。愛情属性は【専心/盲目1】【充足/飢餓2】【誠意/不信4】【本気/保身3】となりました。

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