●セインツ vs パッカーズ
連敗中のパッカーズ、ホームにセインツを迎えての対戦だ。パッカーズは4連敗中だが、NFC北地区は上位チームでさえ、まだ1勝しかしていないのでここから連勝し、まずは勝敗を5分にもどしたいところだ。でもこの試合も先週怪我をしたアーマン・グリーンを始め怪我人が多いのでここはファーヴの気迫あるプレイにかけよう!
そのパッカーズだが、オープニングドライブこそ3&アウトで終わり、セインツにFGで3点をゆるし先制されてしまったが、セカンドドライブでは自陣32ヤード地点から、WRドナルド・ドライバーへのパスが決まり相手のフェイスの反則で+15ヤード前進し敵陣に入った。さらに3rdダウンでファーヴが走り1STダウンを獲得しゲインを重た。このへんにファーヴの意気込みを感じるね! そしてゴール前1ヤードでこの試合先発のRBナジェイ・ダヴェンポートが走り込んでTD! 3-7と逆転に成功した(^0^)。
逆転に成功したパッカーズ、さらにディフェンス陣も活躍をする。セインツ自陣27ヤード地点からのドライブだが、自分たちの反則で進んでは戻される状況の中、QBアーロン・ブルックスの投げたボールをCBアル・ハリスがインターセプトTDで一気にランボーフィールドが盛り上がった! 耳ラヴィも盛り上がった! これで3-14だやったね。さらにまたもやアル・ハリスがセインツのロングパスをこの試合2つ目のインターセプト。第1クォーターはパッカーズムードで終わった。
第2クォーターもインターセプトした地点から68ヤードのドライブを左右に攻撃を散らしながら進んで最後はRBダヴェンボートがTDランを決めて3-21と得点差を広げた。うーんなかなかイイ展開だ。
この試合のオフェンスラインはいいぞ。ファーヴへのプレッシャーも少ないからパスがよくと通っているって観ていたらビックリ! WRロバート・ファーガソンへ25ヤードのTDパスが決まって28点目を獲得! おー目の覚めるようなファーヴのパスボールだ! ファーヴ健在じゃあ!(ー0ー)♪
3ポゼッション差をつけられたセインツ。ホールディングの反則が多く罰退される場面が多い。なんとか点差を詰めたいところだが、43ヤードのFGも失敗し、うまくオフェンスが機能しない。
前半残り2ミニッツ前、怪我人が多いパッカーズだが、ここへきてRBダヴェンボートが痛んでサイドラインへ。あー痛い。ダヴェンボートも痛いがパッカーズにとっても痛い。2ミニッツオフェンスはセインツだったのだが、自陣でファンブルしてしまい、パッカーズに絶好のチャンスを与えてしまう。さらにセインツがエンドゾーンでインターフェアの反則をしてしまいゴール前1ヤードになり、ファーヴのプレイアクションからのパスがTEデイヴィッド・マーティンがキャッチして3-35として大量得点をとって前半を折り返したよ!
後半またもやパッカーズがTEドナルド・リーへの27ヤードのTDパスが決まりなんと42点目が入った。
セインツは何をやってもだめダメ状態。QBブルックスが手を痛めて控えのQBに交代したところでまたもやターンノーバー。結局3-52とパッカーズが弾け切った得点で試合は終了! もうセインツにはツライゲームだが、パッカーズにはここ4試合の鬱憤を一気に晴らしたゲームだった。耳ラヴィも爽快でした。
●ペイトリオッツ vs ファルコンズ
ペイトリオッツのゲームは全て好カードといってもいいぐらい相手がハードだ。このゲームも相手はファルコンズで楽しみな対戦だ。しかしこのゲームファルコンズのQBマイケル・ヴィックが膝の怪我で大事をとって欠場とちょっと残念だ。代わってQBはマット・ショーブがどのぐらい活躍するかがカギとなる。あともう一つ付け加えるなら「クズ鉄人 vs 鬼軍曹」の対決でもある。スーパーボウルの前哨戦となるのか?
情報では、ファルコンズはランオフェンスがリーグ1位とヴィックの走りが光ってそうな数字だ。一方ペイトリオッツはいつの間にかランオフェンスがNFL最下位らしい。RBディロンが走れていないからか・・・。だが、この試合その数字とは裏腹にレッドゾーンでラン攻撃を展開し、最後はFBパトリック・パス6ヤードのTDランを決めペイトリオッツが先制した。さらに第1クォーター残り1:17、RBコーリー・ディロンのランで進み敵陣45ヤード地点まできた。そしてQBブレイディがTEダニエル・グレアムにスクリーンパスを決め、そのままグレアムがディフェンス陣に当たりながらドゾーンまで走り抜けTD! すごいTEっぽい走りだった。これで14-0となった。ペイトリオッツは意外にもラン重視のオフェンスで2TD。まあランが出ればパスも決まってくるからこの試合はいつものペイトリオッツペースの試合になるかも?
しかし第2クォーター、ファルコンズの攻撃、自陣41ヤードでQBショーブが強肩を披露する。プレイアクションから中央奥深くにパスを投げ込んだ。それをWRブライアン・フィナランがキャッチ一気にゴール前5ヤードに前進した。ジョージアドームが沸いた! TDパスが決まり14-7で追い上げムードだ。
ファルコンズは3RDコンバージョンをRBウォーリック・ダンのランプレイでしのいでいる。ランに自信をもっている証拠だね。ファルコンズはランパスとバランスのいいオフェンスで敵陣までいくが、レッドゾーンでQBショーブをペイトリオッツがなんとかサックしてFGにとどめ14-10。
ペイトリオッツは得意の2ミニッツオフェンスで得点を取ることが出来ない。陣奥深くからの攻撃も影響があったのかも知れないが、いつもロングドライブな状況でもサイドライン際のパスで上手くコントロールしてFGを取るのがトム・ブレイディだったのに、それができなかった。
反対に2ミニッツで得点に結びつけたのはファルコンズ。残り1:30を使って敵陣に入るが、キッカーのトッド・ピーターソンはロングが苦手ということで、代わりにパンターを起用。でも58ヤードはちょっと無理っぽいと思ったらやっぱり失敗。しかしペイトリオッツがギリギリでタイムアウトをコール。もう一回チャンスを与えてしまったかたちになってしまった。もう一度蹴り直しのパンター、マイケル・ケイネンが58ヤードを決め14-13と1点差にした。
第3クォーター、自陣21ヤード地点からのペイトリオッツの攻撃。まずはTEダニエル・グレアムにロングパス。これが決まっていきなり敵陣34ヤード地点、さらに今度はTEベンジャミン・ワトソンにもロングパスが決まりそのままエンドゾーンに入ってTD。21-13わずか2プレイでTDを決めた。
その勢いはまだまだ続いた。ペイトリオッツ自陣44ヤード2ND&14、ここでブレイディは長いパスを投げた! これがWRベセール・ジョンソンがキャッチしてそのままTD! なんで通るんだ! みたいなパスだったよ。ビックリした! マンツーマンディフェンスを抜いたジョンソンもスゴイけどヤッパあそこへ落としてくるブレイディはもっとスゴイ! これで28-13になった。
第3クォーター間際、QBブレイディのパスがリフレクトされインターセプトでターンノーバーになった。このチャンスをQBマット・ショーブが25ヤードのTDパスが決まり28-20と追い上げた。
そして第4クォーター残り3:52、TDをきめ2ポイントも成功し28-28で同点に追い上げた! うーん、さっきのインターセプトが痛かったね。ペイトリオッツはホールディングやらフォルススタートなどで、1STダウン取ったところで反則で下げられてしまい、オフェンスのリズムが掴めない。ペイトリオッツはとにかく時間を使ってFGで逆転にしたいところだが、ディロンが怪我でサイドライン。なんかドキドキする試合展開だ!
2ミニッツオフェンスはペイトリオッツ。RBケヴィン・フォーク、コーリー・ディロンもいないのでパトリック・パスが走り、1STダウンを更新、ゴール前14ヤードまできた。ファルコンズはタイムアウトを使い切り残りは1:47。ペイトリオッツはランで時間を使い、29ヤードFGが決まって31-28でファルコンズを敗って3勝2敗とした。でもこの試合はヴィックがいなかったから勝ったかも? でも今シーズン次に当たるとしたらスーパーボウルしかないのでわからないけどね。
●イーグルス vs カウボーイズ
同地区対戦だ! さらに「耳ラヴィ vs 鬼軍曹」の対戦でもあるよ。この地区はどのチームも好成績。だから余計に負けられないね。あとカウボーイズのホームにとってテレル・オーウェンスはイーグルスに移ってもあのオーウェンス。いろいろ物議を醸し出した行為をしたからね。今回もオーウェンスのセレブレーションが興味あるね。
先制はオープニングドライブでカウボーイズがぽんぽんとパスを決めあっという間にQBブレッドソーからWRテレル・グレンにTDパスが決まって0-7とした。その反対にイーグルスのファーストドライブはなんと3&アウトで淡泊に終わってしまう。しかもパントも短い! またもやカウボーイズのチャンス。しかしカウボーイズはFGを選択せずあえて4TH&ゴールで1ヤードを取りに行く。ここはイーグルスディフェンスが頑張って無得点に抑えた。ふー危ない危ない。しかし、このビル・パーセルズの選択が後々どう響くか楽しみね。
一方イーグルスは自陣1ヤードからの攻撃だったが、これも3&アウト。ファーストドライブ同様パントが短くカウボーイズは敵陣38ヤードからの攻撃権を得る。さらワンプレイでWRテリー・グレンが2つ目のTDパスを取って0-14! さっきのゴール前1ヤードを取れなかったギャンブルもも帳消しになるようなプレイだ。
カウボーイズはサードドライブでもFGを決め0-17と差を広げた。
第2クォーターに入ってやっとイーグルスのオフェンスが機能し始めた。でもエンドゾーンへボールをもっていくことが出来ず23ヤードのFGを決め3-17と2TD差にした。
この試合カウボーイズのQBブレッドソーに思うように投げられているって感じ。イーグルスディフェンスどうした? もっとプレッシャーをかけなきゃダメじゃん!
この試合耳ラヴィはイーグルスを応援しているのであまりに点差が開くとちょっとかなりイヤな感じ。なのにまたもカウボーイズに得点されてしまう(ー_ー#)。また4TH&1でギャンブルをコールしたビル・パーセルズ! これが成功しブレッド・ソーに3本目のTDパスを決められ3-24だよ(>。<)さらに前半終了間際にFGで3点を追加で3-27だよ。
カウボーイズの攻撃はいつもハーフラインに近いところからで得点が入りやすい状態だ。なのでパントがない! 後半もFGを決めて3-30で28点差。どうするの?っちゅー感じだわ。おまけに相変わらずイーグルスのオフェンスは完全に止められていてパントパント。カウボーイズの分までパント蹴ってどうする! さらにQBマクナブが腰を痛め第3クォーター途中でサイドラインに。この試合はもう出れそうにないらしい。ふー。
もう試合も決まったようなスコアで耳ラヴィもだらけた頃、パスをキャッチしたWRキーション・ジョンソンがタックルされボールが飛び出てそれをイーグルスディフェンスがキャッチそのままインターセプト(?)TDで7点を返して10-30になった。10-30になったところで、もう出ないと思ったQBマクナブが出てきた! 耳ラヴィは思い切ってQBはコイ・デトマーに変えた方がいいと思うけどな。ちょっとオフェンスにリズムがなさすぎるし、ブリッツかけまくられているので、早いタイミングでデトマーに投げさせるとかさぁ〜。まあ2回続けて大逆転劇があるとは思わないけど。結局、マクナブ出たけど1ST更新出来ず。うーんガッカリ。あーがっかり。10-33でカウボーイズが勝ちました。よかったね鬼軍曹(-◇-)。このカウボーイズの好調さが幻に終わらないといいけどね。密かにビルズを応援していた耳ラヴィはなんどQBブレッドソーに裏切られたことか・・・。そんなことよりイーグルスが心配じゃ! 来週はBYEなのでゆっくり怪我を治してもらって、チームを立て直してきて欲しいね。
COWBOYS躍進の予感--------text:鬼軍曹
ビル・パーセルズ3年目の勝負の年を向かえ、その試金石とみていたweek5のイーグルス戦を観戦し、カウボーイズ躍進の予感を感じ取った。
まず第一点として昨年に比べて格段の向上をみせたオフェンスラインがある。この試合ではドリュー・ブレッドソーを完璧に守り抜いた。この強力なパスプロによって峠を越えていたと思われたブレッドソーが往年の輝きを取り戻したのだ。ビルズ時代に垣間見えた自信なさげな印象は消え失せ、自信満々に投げ込むペイトリオッツ時代の勇姿が甦った。さらにWRではこちらも峠を越えたと思われていたテリー・グレンが完全復活を遂げ、キーションやウィッテンなど他のレシーバーの負担を軽減したことにより、多彩なエアアタックを可能にした。今のところオフェンスの問題点はラン攻撃時における3rdダウンバックやブロッキングバックの不在で中央突破に苦労していることであろうが、昨シーズンに比べればオフェンス戦力は随分整ってきた。
かたやディフェンスではレッドスキンズ戦で13点リードからブルネル-サンタナ・モスに決められた2本のロングTDパスを見ても解るようにディープゾーンの対応にまだ不安が残るものの、全体のパッケージとしては大きな破綻はないと思われる。バックスの中心ロイ・ウィリアムズはロングボールへの対応のマズさ(ボールに反応し過ぎて結果、ロングRACを許してしまうという難点)はあるものの彼が前を向いてプレイした時には往年の名選手リロイ・バトラーやジョン・リンチにも劣らないスペシャルな選手へと着実に成長している。この試合でも彼を含めたバックス陣はテレル・オーウェンスにロングゲインを許さず、TOのTDセレブレーションを完封した。
ただし全てが順調という訳ではない。不安要素としては欠陥キッカーのホセ・コルテスの精度のないFGがある。彼の場合決められる距離が35ヤード程とカレッジレベルでしかないため、そのレンジに入るためにパーセルズは苦心のプレイコールを強いられている。この試合でも他チームのキッカーならFGに行くところを4TH&ギャンブルを強行せざるを得なくなった場合が二度あった。パンターのマット・マクブライアーを含めキッキングゲームでは問題を抱えており今後も1点を争うゲームでは不利な要因である。
しかし、これらの事を踏まえても昨年に比べ格段の戦力アップを達成したと思われるカウボーイズ。今年のカウボーイズにプレイオフの期待を持ちたくなる試合であった。
●ドルフィンズ vs ビルズ
ここも同地区対決だ。今年はペイトリオッツがすでに2敗をして独走態勢では無いので他のチームとしては同地区対決は落とせない。そんな中ビルズは目下3連敗中。ホームで連敗をストップさせたところ。今年のビルズはQBをブレッド・ソーを切ってJP・ロスマンでいくつもりらしい。しかしそのロスマンはこの試合はスタメンをホルコムに取られてしまった。ホルコム? どっかで聞いたことある名前・・・。ブラウンズにいた選手か? 今年ブラウンズから移籍してきたようだ。そのビルズはファーストドライブで相手の反則も伴ってRBウィリス・マゲイヒーが1ヤードのTDランを決めて0-7とした。
対するドルフィンズといえば今年の注目は悟りを開いて帰ってきたRBリッキー・ウィリアムズ。各地を放浪して何を得て帰ってきたんだろう? そんなリッキーの姿がない? どこへいったんだすか? なんかリッキーは初戦4試合は出れないんだってさ。来週のバッカニアーズ戦で復帰らしい。代わりといっちゃなんですが、ルーキーのロニー・ブラウンがランオフェンスのカギとなるのか? あと去年のビル・ウォンステッド監督からニック・セイバンに変わったことだろう。49ERSかドルフィンズの監督がキャンプ中に選手を泣かしていた映像があったなぁ〜。ニック・セイバンだったかな?
そのぐらいキツイ事をいう監督だからきっとマイアミの温暖な気候にもピリッとした指導をしてきたと思われるので選手の意識改革も見物だ。
試合に戻ってドルフィンズのスタメンをみてみるとこちらもQBが変わっていた。てっきりAJ・フィーリーかと思いきやガス・ファーロット。AJ・フィーリーはどうした? 怪我かな?でもこの試合で4試合目って言っていたのでどうなんだろう?
ドルフィンズはビルズホームの波に飲まれリズムに乗れぬママ攻守交代。この試合とにかく始まって間もないのにドルフィンズの反則が多すぎ。だからビルズは何もしなくても前に進んでいくようなもんの。アホだね。だからビルズのセカンドドライブもゴール目前まで進まれ危ういトコだった。しかしなんとか守り抜いてFGにとどめたけどね。
実は耳ラヴィはビルズを前から注目していたりする。ビルズとジャガーズはいつか開花するんじゃないかって一目おいているんだよね。だからこの試合はどちらかというとビルズ側だったりする。ユニフォームもドルフィンズよりビルズの方が好きだし。
第1クォーター終了間際にドルフィンズがパントの場面でなんとスナップミスで慌てたパンターがミスを犯しビルズのディフェンス陣にボールを奪われ自陣45ヤード地点からの攻撃をビルズに与えてしまった。さらにドルフィンズがオフサイドの連発で3RDコンバージョンの場面も1STダウン更新をさせてしまう。ホルコムはいいリズムでパスを投げてあっという間にレッドゾーンでTDパスが決まり0-17! 前半はドルフィンズはエンドゾーンでインターセプトされ得点を入れることが出来なかった。オフェンスもディフェンスも上手く機能せず得点の無いまま後半に入ることになった。
後半、何とかドルフィンズが1TDをあげ7-17とした。その後のビルズのドライブをQBサックであわやターンノーバーというところまでドルフィンズのディフェンスが頑張った。ディフェンスが頑張った所でオフェンス登場!7点はロングパスが決まってレッドゾーンに入っての得点だった。その時と同じようにこのドライブもWRクリス・チェインバーズへのロングパスを試みたしかしチェインバーズがディフェンスを抜いていたかと思われたが、なんとここでビルズのCBネイト・クレメンツが手前でインターセプト!! おー! スゴイ! ターンノーバーです! しかしこのチャンスをモノにできないビルズがいます。やっぱリーグ8位のディフェンスドルフィンズだからかな。
第4クォーター残り9:45、ビルズのRBウィリス・マゲイヒーがハンドオフのミスでボールをこぼしターンノーバー! ドルフィンズは敵陣39ヤードからの攻撃という絶好のチャンスをむかえた。これをTEMランディ・マックマイケルにパスを通し一発でTDを決められた! ここへ来て14-17と3点差に追い上げられたよ。
しかしビルズのナイスパントリターンで敵陣からの攻撃を得て、FGを決め14-20とし残りの時間でTDを取らなければならなくなった。でもドルフィンズはここへきてオフェンスにリズムが出てきた。というよりビルズのディフェンスに取らされていたのだろうか? とにかく2ミニッツウォーリングで敵陣25ヤードまで攻め込んだ。ところがどっこい、ここでロニー・ブラウンがランアフターキャッチで走った所でファンブル! リカバービルズでターンノーバー! しかしオフィシャルレヴューもあったが、結局ファンブル! この試合5つのターンノーバー、3つのインターセプトもあっちゃドルフィンズ負けるよ。おまけに18回の反則を合わせたらこりゃ自滅というかダメやね。ビルズは連敗を3でストップさせた。もしかしてこの地区は荒れるかもね
●レッドスキンズ vs ブロンコス
なぜか3連勝中のレッドスキンズ。あのカウボーイズ戦の逆転劇が記憶に新しいけどあの試合も最後のサンタナ・モスへの2TDで勝ったっていう感じであと何が良かったのか覚えていないな〜。
耳ラヴィが地区優勝で応援しているブロンコスも初戦は黒星スタートだったけど、ここ3連勝中でいい感じだ。ちょっとイーグルスの事も考えてこの試合ブロンコスに勝ってもらいたい!
で試合の方は、レッドスキンズがファンブルしターンノーバーでハーフラインの攻撃権を得たブロンコスが4TH&1ヤードでギャンブルし、RBテイタム・ベルが34ヤードのTDランを決め先制! ベルがブロッカーを交わしエンドゾーンまでいったわけさ!
しかしレッドスキンズも負けずにランでTDを決め同点。反則で幻のTDもあったけど、レッドスキンズとしえてはまずまずのオフェンスだ。
ブロンコスは速いテンポで2TD目をとるが、第2クォーターではなかなかパスが通らなくなった。というのも激しい雨の中始まった試合でボールも雨に濡れ滑りやすい状態だからだ。でも同じ状況でレッドスキンズはパスを決めタイムポゼッションもブロンコスを上回っている。だが得点差は10-14でブロンコスリードで前半は折り返した。
この試合レッドスキンズのQBブルネルが落ち着いてプレイ出来ている感じだ。それというのもオフェンスラインがしっかりプロテクションをもっていてブルネルがレシーバーが空くのを待って投げ込んでいる! ブロンコスは4点リードしているけどこのままではいつか逆転されそうだ。その前になんとしても1TDをあげないとブロンコスはヤバイよヤバイよ〜!(出川風に)
後半に入ってから雨はさらに激しくなり観客も雨だし寒いしで大変そうだ。そんな中ブロンコスは自陣奥深くからの攻撃でプラマーが投げるモーションからファンブルしてしまいエンドゾーンでタックルされなんとセーフティー! でもシャナハンヘッドコーチがチャレンジしてこれが成功しちゃった。パスインコンプリートの判定でセーフティーならず。どうみてもパスフェイクをして、ボールが滑っちゃったよんって感じだったのにねぇ。まあブロンコスにはラッキーな判定だったね。
そういえばレッドスキンズのキッカー事情は大変のようだ。キッカーもパンターも怪我で新人を起用せざる終えない状態。先週のシーホークス戦でオーバータイムの末のFGを決めたニック・ノバックが今後のレッドスキンズの勝敗を左右しそうだ。そのノバック、この試合2回目の38ヤードFGトライでなんとブロックされFG失敗! この距離でブロックされるのはね・・・。
FGをブロックして雰囲気の良くなったブロンコス。その次の攻撃でRBテイタム・ベルが55ヤードのTDランを決めて10-21だ。なんかブロンコスの攻撃時間は短く感じているけど勝ってるからいいか。
第4クォーター残り4分でレッドスキンズの攻撃。点差は8点だが、ここ最近のレッドスキンズは最後の最後で追いついて来る場面が多い。なのでブロンコスはまだまだ安心は出来ない。4THダウンでパスインコンプリートでレッドスキンズの攻撃が失敗かと思いきやブロンコスディフェンスのホールディングで1STダウン更新。ありゃあ・・・。何やっているんじゃ! レッドスキンズの攻撃が続いて2ミニッツオフェンスに突入だ。レッドスキンズはTDで2ポイントを成功して同点と出来るのか? それともブロンコスディフェンスが守りきるのか? 敵陣26ヤードの攻撃、ブルネルここでTEクリス・クーリーにTDパスを決めた! ここで2ポイントコンバージョン! 決まれば同点だ。だがしかーし、パスインコンプリート!! あとはオンサイドキックに賭けるレッドスキンズ。でもブロンコスがボールをキャッチ! なんとかレッドスキンズの追い上げをくい止め19-21でブロンコスが勝った。これで4連勝だ! でも危ないところだった。
●コルツ vs 49ers
49ersはついにリーグ1位指名の新人QBアレックス・スミスを先発で起用。これは揮発材となるか見物だね。今シーズン強いディフェンスのコルツ相手にどうように対応するか。そのコルツは開幕4連勝中、失点も少なく絶好調だ。鬼軍曹は3人の中で一番いい出だしなんじゃない? まったく。
第1クォーターは1TDで7-0コルツリード。第2クォーターに入って、コルツはゴール前2ヤードでRBエジェリン・ジェームスがファンブル! ゴールラインにインチの所でボールが手から放れていてそれをエンドゾーンで49ersの選手がリカバーしタッチバックになった。ダンジーヘッドコーチがチャレンジしたが、判定は覆らず。審判もレヴューを見た後にも関わらず思わずTDと言い間違えるほど非常に微妙な判定(いい間違えるだけならまだしも手まで上げてTDって言っていた。そのあとI'm sorryって言ってた)だったが、エジェリンのファンブル扱いでコルツは得点を得る事が出来なかった。
49ersのディフェンスがコルツのオフェンスをパントに追い込んだ後、49ersの攻撃は自陣17ヤード地点から。なんとかオフェンスのリズムを作りたい49ersだが、ここでQBアレックス・スミス痛恨のインターセプト! コルツのLBケイト・ジェーンにインターセプトリターンTDをされて14-0と点差を広げられた。まだアレックス・スミスいいところなしだ。さらにロングパスを投げるがこれもインターセプトされターンノーバー。しかし49ersのLBアンドレ・カーターがサック! マニング今シーズン初めてのサックを受けコルツのチャンスを潰した。前半も49ersディフェンスの失点は7点だけ。意外と頑張ってるよね。さらに2ミニッツ前にマニングがWRストークリーに投げたボールをLBデレック・スミスがインターセプト! ターンノーバーじゃ! ここはディフェンスの為にもオフェンスが得点をあげたいものだ。でもアレックスはパスが通らない・・・。アレックに襲い来るコルツのラッシュ! その中で投げるのも大変だけど逃げながら投げたパスはやはりインターセプトになってしまいターンノーバー。うーん困ったもんだ。オフェンスラインもうちょいパスプロしてやってよん。
後半キックオフでなんと49ersがオンサイドキックを仕掛けてきた! これが成功! あとはオフェンスの展開だけだ。ここ3連敗中だからなんとしても勝たないと49ersとしても苦しいとこだ。このオンサイド成功からオフェンスにちょこっとリズムが出てきた。敵陣22ヤードまで攻め込むがやっぱパスの成功率が少ないのがネックになりFGで終わってしまった。
でもスゴイのは49ersのチャレンジスピリット! またもやオンサイドキックを決行! もうちょっとで成功しそうだったのに残念! オンサイドキック失敗だったのでコルツのオフェンスはハーフラインから。ここでマニングいきなりエンドゾーンへロングパス! だが、これをWRマーヴィン・ハリソンとマッチアップしていたソーントンがエンドゾーンでインターセプト! コルツの一方的な試合かと思っていたけど、いやーなんか盛り上がってきたよん!! あと49ersのRBケヴィン・バーローの当たっても倒れないランニングは見応えあるぞ! ランランラン(♪が付くと楽しそうになるね)で49ersは敵陣に進入。ランでリズムを掴んできたオフェンスだったが、悲しいかなアレックス君たまに投げるパスがここでもインターセプトに期してしまう。あー、もったいない。
第4クォーターにだめ押しのTDを決められ21-3とされ、アレックス君は4インターセプトでレーティングが8.3とQBレーティングとは思えない悲惨さ、厳しい洗礼をうけた試合だった。一方マニングは82.1で255ヤードをかせいだ。結局28-3でコルツが5連勝だ。コルツはカタイね。
●スティーラーズ vs チャージャーズ(マンデーナイト)
最近のマンデーナイトのオープニングは映像で凝るというよりフィールドで凝るみたいな感じだね。今回も米国のヘリコプターえーっとなんだっけ? アパッチだっけ? のような機体がこの試合を盛り上げていた。
この試合スティーラーズのベティスが帰ってきた。クズ鉄人も待っていた? ベティスだ。チャージャーズは久しぶりのマンデーナイト、気合い充分だ。ジャージもクラシック3rdジャージで登場。1勝3敗と負け越しているのでこのマンデーナイトで一矢報いたいはず。
序盤は両チームともパントパントとディフェンスが頑張った。しかし第1クィーター後半ヤツが出てきた! ジェローム・ベティスだ。バス大きな体でゲインを重ね敵陣に進入していく! ところがここでロスリスバーガーがサックされターンノーバー。なかなかレッドゾーンへ両チームとも進むことが出来ないようだ。
第2クォーターに入ってスティーラーズの攻撃、敵陣47ヤードで3rd&5のシチュエーション。ここでロスリスバーガーからワォードへパス。敵陣32ヤード地点でチャッチしダウンかと思ったが、ワォードはそこからディフェンスをかいくぐりながらTDにもってっちゃった。なってこった。しかしチャージャーズ、ショッテンハイマーヘッドコーチがチャレンジフラッグを投げ込んだ! これが功を奏し32ヤード地点でダウンBYコンタクトがあったということでTDは取り消された。
ガッカリしたかクズ鉄人と思っていたら、なんとロスリスバーガーがQBドローでTD! 7-0でスティーラーズが先制した。
得点を取られた後のチャージャーズはTEアントニオ・ゲイツの活躍で敵陣35ヤード地点まで来た。得点の入る予感がしたのにここでQBブリーズがLBジェイムズ・ハリソンにインターセプトされターンノーバー! このシーンに興奮したビル・カウワー今年も唾をとばして、というより涎垂らして叫んでるぞ! このターンノーバーのチャンスからドライブして最後はベティスがダイビングTDで14-0だ。
前半終了間際キックオフリターンで敵陣47ヤード地点からの攻撃権を得たチャージャーズ、RBトムリンソンのランでゲイン。さらにスティーラーズの反則もともなって前進。残り34秒でTEアントニオ・ゲイツにTDパスが決まり14-7と一本返して前半を折り返した。
後半スティーラーズのファーストドライブはパントに終わったかと思われたが、チャージャーズのリターナーがお手玉してスティーラーズが浮いたボールをキャッチ! パントを蹴った分だけ前に前進した形になった。でもリターナーがフェアキャッチシグナルをしてたので、お手玉してもボールを確保する権利があったところへ接触しにいってしまったのでターンノーバーは認められずさらに反則でチャージャーズの1STダウンという判定がくだされた。なるへそ。チャージャーズにとってはラッキー。
そしてチャージャーズの攻撃でゲイツのマッチアップをしていたSトロイ・ポーラマルが熱くなってきた。サイドラインに出た後で膝蹴りしていたように見えた。アンネセサリーラフネスで反則取られた。さらに前半出なかったRBトムリンソンのランが徐々にでてきたぞ。トムリンソンが走ると♪テレッテテッテテーレ♪とアイシールド21の走るテーマ曲が頭の中を流れるのは耳ラヴィだけでしょうか? TDこそとれなかったがFGを3本決め14-16とチャージャーズが逆転した。しかしスティーラーズもWRウォードへ2つのパスが決まりあっという間にレッドゾーン、TEヒース・ミラーにTDパスが決まりあっさり逆転。
残り4分あまりでチャージャーズもトムリンソンの17試合連続TDランで21-22と再逆転だ。この試合はなかなかの接戦。2ミニッツオフェンスはスティーラーズ、上手く時間を使って得点を入れてしまうのか? 敵陣に入ってここでアクシデント発生! QBロスリスバーガーが左足を痛めてサイドラインへ。残り6秒40ヤードのFGをジェフ・リードが決め24-22で逆転だっ! スティーラーズはこの試合勝ったもののロスリスバーガーの怪我が気になる所だ。
熱いぜ! スティーラーズ!
闘将ビル・カウワー率いる熱血スティーラーズにこの試合から満を持して突貫オヤジ、ジェローム・ベティスが復帰した。相変わらずのブルラッシュをみせていたが、この試合もっとも燃えに燃えていたのはなんと言ってもCBトロイ・ポーラマルであろう。彼は間違った方向に自爆炎上していた。
度重なるアントニオ・ゲイツのパスキャッチに自制心を失い、チームを窮地に陥れベンチではビル・カウワーになだめられていた。その熱さは度が過ぎて暑苦しいゾ!
ただ清々しい熱さとしては試合最終盤に負傷退場したロスリスバーガーがFG成功を見届けるまでインジェリーカーに乗らずにいたのは男を感じた。 寄稿:鬼軍曹
|