1999年の新製品
ゲームショーでのゾイド物販は、98年のダークホーン、デッド・ボーダーの限定再販以降恒例となった。と、いっても今回が3回目。今回は、ゾイドグッズとはいえ、テレホンカードとピンズの発売が決定された。
物販ブースは、98年秋のゲームショー同様、メインブースとは切り離された物販ブースを集めたコーナーに設置されていた。他のゲームメーカーと比較して、少々小規模なトミーのブースでは、98年秋のゲームショーで公開されたCGムービーのワンシーンをパネルにしたモノを数枚壁に飾って、人目を惹こうとされていた。さすがに、過去2回ゾイド本体が発売された後では、見劣りした印象は否めず、思わぬ所でゾイドを見かけた、と思われるような発言は、ゲームショー来場者の中から聞かれることはなかった。
今回発売されたのは、サラマンダーとサーベルタイガーのCGをデザインしたテレホンカードと、アイアンコングとマッドサンダーをデザインしたピンズの合計4つである。
テレホンカードについては、トミー・トイキングダムにおいて事前にデザインの公表があり、ファンの知るところとなっていた。しかし、ピンズについては事前の公表はなく、会場で初めてデザインを見ることになった。
販売価格は、テレホンカード各1000円、ピンズ各600円。いみじくもゾイドZIPPOの企画が流れたため、数年ぶりのゾイド新製品はこの4つというのは、ゾイド再販のスタートが大々的なスタートと言うよりも、徐々に盛り上げていくというトミーの商品展開戦略にうまくのせられているのかも知れない。実際、昨年秋の電撃ホビーマガジン誌上での連載、コロコロコミックスにおける本体再販前のふりなど、本体が再販されるまでは、あくまでもメーカー主導での展開がされ続けられると見て良いであろう。
だが、やはり残念なのは、これらグッズの販売もオフィシャルにおいては全く告知されなかったことである。もちろん、ゾイドイコールインターネットという考えは無いはずであるが、せっかくのファンクラブでありホームページが機能していないのは、ネットにもいるファンとして、寂しいモノがある。