プラモデル・ラジコンショー2001

41th all japan plamodel radikon show

 

 毎年、秋に行われるプラモデル・ラジコンショーは、主に、模型流通に流れる商品の紹介の場である。おもちゃショーには出展しない、模型やラジコンの専門メーカーがいくつもが出展するホショーである。今年は10月13・14日に幕張メッセで開催された。

 例年トミーは、ホビー事業部を通して、このプラモデル・ラジコンショーに出展していた。ホビー事業部では、トミックスを中心に、現在ではかつておもちゃ販売していた商品の再販、海外メーカーの代理店業務としてのアクションフィギュアなどが取り扱われている。これら商品の紹介が、プラモデル・ラジコンショーでの出展となる。

 

 ゾイドは、組立キットではあるが、おもちゃである。このため、あらゆる面でおもちゃとして扱われている。開発、安全基準、流通、販売全ておもちゃの中に流れている。しかし、組立キットである以上、メーカーもユーザーも、「ホビー・模型」として見ているのがゾイドのおもしろいところである。トミーもその流れに載って、ゾイドをホビー流通に載せようと、ホビー事業部を通じてプラモデル・ラジコンショーに出展したようである。

 新シリーズゾイドの模型ショーへの出展は今回が初めてである。毎年5月には、静岡で模型ショーが行われている。毎回トミーは、やはりホビー事業部で静岡の模型ショーに出展しているが、2001/05の模型ショーにゾイドの持ち込みはなかった。ゾイドのテレビアニメの終了と、ホビージャパン誌上での連載の充実。今後のゾイドの展開を考えたときに、模型流通でゾイドを流し、模型店でもゾイドの入手が可能となる状況を作ることで、新たな展開を考えはじめていると見るべきであろう。

 つまり、プラモデルラジコンショーへのゾイドの出展は、既にホビー・模型として十分に認知している我々ユーザーよりも、模型流通・販売店へのアピールが狙いであったと見るべきであると思われる。

 

 ブースには、限定版をのぞいた既にラインナップ済のゾイドの全てが展示してあったが、全てが全てに値札がついているわけではなかった。おそらく、現在ないしはこのプラモデル・ラジコンショーの後に再生産がかかり流通されるゾイドにだけ値札がついていたのでは無かろうかと思われる。

 また、秋以降年末にかけての新製品の紹介も行われていた。1999年デスザウラー、2000年ウルトラザウルスと、再販されてきたクリスマス・お正月商戦をねらう大型アイテム。2001年再販されるのはマッドサンダー。電池を入れて動かされてのデモンストレーションがされていた。

 

USゾイド

新製品

 

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