新製品
ショーの目的は、もちろん新製品の発表である。会場には、この秋の新製品が並べられていた。
テレビアニメ終了後の新しいメディアミックス展開として、コロコロコミック誌上の新連載マンガとトミーの公式ホームページ上のWebコミックが始まることとなる。その主人公機となるゾイドがケーニッヒウルフである。ケーニッヒウルフは、既にこの時点でコロコロコミック誌上では、次期新製品として発表済であり、同日同じ会場の隣の建物で開催されていた、ゲームショー会場内において先行販売されていた。ライガーゼロ以降のチェンジングアーマーシステムを思い起こさせる内部構造とアーマーが明らかに独立していることがわかるような外見に、ウルフの名の通りコマンドウルフからも継承するようなデザインを取り入れたケーニッヒウルフは、専用パワーユニットを持つことで、動物らしい足の動きを再現する努力をしながら、背中にファンの回転を表現することで、動くというゾイドの特徴を出すための新しい手法の導入が試みられているように感じられた。残念ながら、この会場においては、実際に動かしてのデモンストレーションは行われていなかった。
ケーニッヒウルフと同日発売となるのが、ライガーゼロイクス。ライガーゼロの第4の換装パーツと帝国軍仕様のライガーゼロを再現するノーマルアーマーのコンバーチブルキットである。この会場では、共和国軍の第4の換装パーツを装備した機体をそのままディスプレーするだけの展示であった。
本体以外では、可動王バーサークフューラー、ゾイドコレクションDXドラグーンネストが紹介されていた。バーサークフューラーは、一番手前に展示されることで、来場者が実際に動かしてみることが出来るようがなっていた。ドラグーンネストは、ホエールキング、ホバーカーゴに続く、ゾイドコレクションシリーズの中の大型母艦である。
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この年末に向けての商品として力を入れられているのが、マッドサンダーである。会場では、実際に電池で動かされてのデモンストレーションが行われていた。会場に持ち込まれたマッドサンダーは、かなり旧シリーズに近い成形色であった。この機体は一応テストショットであるが、ほぼこの形で発売されるとのこと。旧シリーズの色を再現と大きく銘打ってはいないモノの、サラマンダーに続き、強く旧シリーズを意識していることが感じられた。なお、旧マッドサンダーはライトの点滅があったが、新マッドサンダーは点滅無しとのことである。