フィギュアセットにおける型式番号

 

 1/72のフィギュアセットは、3種類発売されている。これらにも型式番号は与えれているので、その傾向を見てみることにする。

名称

仕様

型式番号

フィギュアセットNo.1

地球人共和国側

RFZ-01

フィギュアセットNo.2

帝国側ゾイド星人

EFZ-01

フィギュアDXセット

No.1+No.2+地球人帝国側

FZ-03

 まず「02」という数字が出てこないことは注目すべき点である。フィギュアDXセットの型式番号から見ればフィギュアセットNo.2は、「EFZ-02」となれば、もっと問題なく型式番号の流れを理解することが可能である。しかし、実際には、「EFZ-01」があたえられた。

 もともと、ゾイドとは、対立という図式のない動くというおもちゃのシリーズであった。そこに途中から共和国帝国という対立の図式を当てはめ、ミリタリー色を演出するために型式番号を与えるといった策を労してきた結果の初期段階における混乱と考えるのが妥当である。これは、既に見てきている、B/Oゾイドにおける型式番号の与えられ方からも見て取ることが出来る。もし、当初から、新世紀以降のナンバリング方法を当てはめていたとすれば、レッドホーンには、「EPZ-01」ではなく「EPZ-05」の型式番号が与えられるべきであった。つまり、共和国軍ゴルドスRBOZ-004の後の番号ということである。

 もともと共和国軍と帝国軍は別々にシリーズナンバーを持っていたのである。その意味からすれば、「EFZ-02」の欠番は、そんなに驚くべき事ではないが、「FZ-03」の導入を見る限り、この時期になると型式番号の与え方にも何らかの統一性を持たせようとする考え方が働きはじめていることが見て取れると言える。

 

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