防御が最大の攻撃ならば盾は最強の火器である-2

shield is the lethal weapon-2

 

 引き続き、パーティングラインを処理していきますが、ジャンクパーツを使っての装飾をしながらの作業も行います。

 

 左のような部品は、パーティングラインがモールドにかかってしまっているため、処理が難しいです。その場合は、モールドごと全部削り落としてしまって、ジャンクパーツを貼ることで対応します。

 ここで、明らかに使わないハードポイントも削り落とします。ハードポイントは、うまく装飾にとけ込んでいるモノとそうでないモノがあります。改造で明らかに使用しないことのわかっているハードポイントは削り落としてしまうことで、作品が引き締まってくると考えています。

 今回は、十数年前に出来なかったコックピットの加工を行いました。

 

 コックピット内のモールドで表現されているシートを切り取ります。床を作り、航空機モデルのシートを持ってきました。シートは、当然そのままではおさまりませんので、現物あわせで必要に応じて削ります。

 シートの後ろ側にジャンクパーツが貼ってあります。シートの後ろ側は、壁にはしないで、シートの隙間から機器がのぞいている演出にしました。1mm2mm程度の隙間ですが、奥行き感が完成後の説得力つながることを期待します。

 コックピット内部の側面や正面は、航空機モデルから計器デカールを持ってきて貼るつもりなので、デカールの貼りやすい平面を作るようにしてあります。

 ここで加工し追加した部品は、後の分解組立を考え、全て右側の部品にのみ接着固定しました。左側は、既存のモールドの切り取りだけで済ませました。唯一、側面の計器デカールを貼る部分(肉抜き穴になっている部分)を平面を作るためにプラ板を貼ってあります。

 計器デカールを貼ることを前提としているため、計器モールドを彫ったりはしていません。また、操縦管の良いイメージが湧かなかった、つまり自分で作ることが出来て、それでいて説得力のある形が思いつきませんでしたので、今回は作りませんでした。

 

続くnext

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