俺、Gore?-26  am I Gore?-26

 

 再び単3電池ボックスの加工に戻ります。

 高機動イングの軸を切り落とし、換りに5mmのプラパイプが通るようになった高機動ブースターを単3電池ボックスに取り付け、穴の位置合わせを行い、単3電池ボックスにも、5mmのプラ棒が貫通するような穴をあけます。

 しかし、ここでは、一度2mmのプラ棒が通る穴をあけるところで単3電池ボックスの穴開け作業は一度保留にし、まずは構想がうまくいくか試します。

 この作業で大事になるのが、以前に作業した高機動ブースターの底辺部分と単3電池ボックスの下端部分の高さをそろえておく加工です。

 高機動ウイングの取り付け軸は、ちょうど中心にパーティングラインが走っています。つまり、高機動ブースターの高機動ウイングの取り付け軸の位置を見失わないようにしながら、左右を貫通する5mmの穴をあけられていれば、その5mmの穴の中心はパーティングラインと同じ位置にあると言えます。単3電池ボックスの蓋の下端と高機動ブースタの底辺部分を合わせておくと言う事は、高機動ウイングの取付軸の中心と単3電池ボックスの左右に貼り出ている装飾部分の三角の頂点部分に走るパーティングラインの位置をあわせると言う事になります。

 一度、単3電池ボックスと高機動ブースターを仮組して、高機動ブースターに開けた5ミリの穴から5mmのドリルを突っ込んで、単3電池ボックスに軽く傷をつけます。すると、単3電池ボックスの装飾部分の三角の頂点に走るパーティングラインのところに軽く傷がつきます。そこが、高機動ブースターに取り付けられたウイングの取付軸の通る位置の中心となります。その傷が少々ずれていても大きな問題ではありません。なぜなら、上下方向はパーティングラインと分かっているので、気をつけなければならないのは前後方向のみだからです。ここから、高機動ウイングの取付軸を5mmの穴に置き換えたのと同様、小さな穴から少しずつ穴を大きくしていきます。その際、上下方向はパーティングラインを基準に上下均等に、前後方向は、2mm、3mm、4mmとプラ棒やプラパイプを通して穴の貫通を確認する時に、単3電池ボックスに高機動ブースターを取り付けた状態で貫通を確認し、穴がまだ小さいうちにずれが見られる場合は、穴を大きくする過程で位置を修正していく事ができるからです。高機動ブースターの底辺部分と単3電池ボックスの下端部分の高さをそろえておく加工は、高機動ブースターのウイングの取付位置を正確に単3電池ボックスにトレースしやすくするための目安を作る加工だった訳です。

 前述した通り、ここでは一度、2mmのプラ棒が通る事を確認した時点で一度作業を保留にして、ギアとの組み合わせの確認を行いました。

 2mmのプラ棒に、手持ちの平ギアでもっとも大きかった物を取り付けて、先に作ってあったミニ4駆のギア二つと8枚のピニオンギアで作ったシャフトと仮組させてみました。その結果、高機動ウイングの位置は動かせない事を当然として、ミニ4駆とピニオンギアで作ったシャフトを1mm程前側に動かす必要がある事が分かりました。そこで、既存の単3電池ボックスの壁を黒いギアのシャフト部分の長さだけ切り落として壁の外側にプラ板を貼って新たな壁を作りました。その上で、以前に単3電池ボックスの内側の壁に、1mmのプラ板で10×12mmに切り出して一部を4×4mm切り欠いてギアの受けとしていた部分を4×3となるように、プラ板を貼り足してプラスマイナスを合わせます。

 ミニ4駆のギアとピニオンギアで作ったシャフトが前にずれましたので、ミニ4駆のギアと噛み合う、ミサイルターレット裏側に作った半周のクラウンギアの高さを低くする必要があります。

 作業は、サンドペーパーをガラス板の上にしいて全体が均一になるように気をつけながら、高さを低くします。半周になっているクラウンギアを均一に同じ高さに低くするのは、気を使います。400番のサンドペーパーを使いました。目の細かいものを選んだと言うよりも、削り過ぎないように気をつけるため切削性の低い物を選んだつもりです。この作業の際、全体が均等に高さが低くなるように確認しながら作業を進めましたのでウェーブの方眼入りのプラ板が役に立ちました。

 左の画像が加工後です。右の画像の加工前と比較して1mm程低くなっている事が分かると思います。

 高機動ウイングの取付軸の位置から修正していったクラウンギアを組んで、仮組して動かしてみます。

 

 高機動ウイングの取付位置に貫通させるように通したシャフトに平ギアを取り付け、そこにうまく噛み合うように、ミニ4駆のギアとピニオンギアで作ったシャフトの位置を合わせ、さらに半周のクラウンギアの高さを調整してスムーズに噛み合うようになりました。

 実際に何度か動かしてみましたところ、クラウンギアが半周して片方の黒いギアが外れた直後にもう片方の黒いギアが噛み合うようにタイミングにするために、クランギアの歯を1枚切り落としました。当初は、半周ピッタリ分ギアの歯を残していたのですが、黒いギアの大きさの分だけ早めに噛み合が外れるようにしなければならなかった様です。

   

続く next

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