Mk-2のために for Mk-2 

 

 実のところ、旧シリーズのゴジュラスMk-2量産型は組み立てたことがありません。完成体を人から譲ってもらい、それを洗浄し組み立て直したことはあります。やっぱりゾイドは、自分でランナーから切り取って組み立てて、初めて自分で作った、といえるのではないかと思います。

 先日、ゴジュラスMk-2誕生から十数年がたち、やっとキャノン砲の上下ギミックを成功させましたので、これを搭載したゴジュラスMk-2量産型を作ってみようと思います。

 用いるのは新シリーズのRZ-001とゴジュラスキャノン。そして、カラーリングを旧シリーズゴジュラスMk-2量産型を意識した、白ボディーにすることを前提に、アレンジを加えてみます。目指すのは、見てすぐにゴジュラスMk-2量産型とわかる機体でありながら、キャノン砲を上下することの出来るゴジュラスです。

 

既存パーツの成形

 毎度毎度ゴジュラスで一番苦労するのが、ランナーから切り取ったパーツの成形です。金型がくたびれていることも元からずれていることも含めて、納得のいく形にします。

 両手の爪パーツ。パテを盛ってから、ヤスリで削り、パーティングラインで出来てしまっている段差を無くします。

 頭パーツの筋彫りが消え係っている部分に、しっかりと筋彫りをします。

 右上ほおの最前列にあるパイプに、気泡のような穴が空いています。これをパテで埋めて成形します。

 やはり気になるのが、首パーツの問題。なぜ、この部分にはこんな症状が出てしまったのでしょう。とにかくひたすら削って、出来るだけ左右対称を確保します。

 太股パーツは、全体を取り囲むようにパーティングラインが走っていて、かつモールドがずれてしまっています。デザインナイフ、ヤスリ、手持ちの道具を駆使して、ひたすら削ります。

 足の装甲パーツ。筋彫りが消えかかっている部分、消えてしまっている部分があるので、しっかりと筋を入れます。

武器パーツの銃口を開口します。後端のノズル状の部分は、お椀状に削り込みました。

腹部にある武器パーツも、しっかりと銃口を作ります。

  

続くnext

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