強すぎなければ扱いやすい useful    3 

 

 ギミックの追加を、ロングレンジパルスレーザーライフルに行います。

 まずは、ロングレンジパルスレーザーライフルのマウント下部にある動力パイプのボックス部分に、およそ10mmに切った5mmのプラ角棒を取り付けます。この角棒は、ギミック部品で押し出すことに使うので、強度を確保するため、ピンバイスで2mmの穴を全通させ皿ネジとナットで止めています。

 ロングレンジパルスレーザーライフルのゴムキャップで止めるマウントの内部には、仰角を保つために、ゴムキャップの溝にかむように凸モールドがあります。これを切り取って、ゴムキャップの干渉を無くします。こうすることで、ギミックによる上下を可能にするわけです。作業には、彫刻刀の丸刀が便利です。

 胴体側のマウント軸には、内径4mmのプラスチックワッシャーを入れます。動き易さを確保するためと同時に、気持ちロングレンジパルスレーザーライフルを外側に持っ てくるようにするためです。

 ロングレンジパルスレーザーライフルに取り付けた、5mmの角棒が、胴体に取り付けた砲座にぶつかるので、左右の装飾を削り落とします。

 これで、ロングレンジパルスレーザーライフルは、プラ角棒にちょっとした力を加えるだけで上下に動くようになります。

 

 足のパーツに、実際の動力を取り出す部分を作ります。

 左図は、右足の一部です。油圧パイプシリンダー受け軸のモールのある部分に長さ12mmの2mmの皿ネジを通します。ここに、まずおよそ7mmの長さに切った3mmのプラパイプを通し、その外側に長さ6mmに切った5mmのプラパイプを通します。この時、この5mmのプラパイプの両端には、ガイドとして内径3mmのワッシャーをはさみます。そして、ナットで締めます。こうすることで、後に作るギミック連動部品が、左右にぶれることなく、足のギミック部品から動きを取り出すことが出来るようになるわけです。

 こうして、足から動きを取り出すわけですから、ロングレンジパルスレーザーライフルは、足の動きにあわせて上下するようになります。詰まるところ、歩行する事で左右交互に上下するようになるわけです。ギミック的な原理は、ゴルドスの背中の左右の砲塔と同じようなモノです。

 

 更に胴体への加工をします。

 胴体の足の上にあるハードポイントに、アサルトユニットのY-11部品を差し込んで接着します。さし込みだけでは強度が得られないので、必ず接着します。

 セイバータイガーをセイバータイガーATにするためのアサルトユニットのランナーパーツにあるY-11部品は、セイバータイガーATには使用しないのであまるはずです。もし入手できない場合は、当生産工場の「簡易改造」の「キャップの汎用性を高める」を参照して自作して下さい。

 この取り付けたY-11部品に通すギミックパーツを作ります。

 内径5mmで両端に3mmの取り付け軸のついているポリジョイントの穴を大きくして、Y-11 部品に差し込んでも、簡単にぐらぐら動くようにします。やったやり方は、プラパイプにサンドペーパーを巻き付けて根気よくグルグル回すという方法です。テーパーリーマーでは、角度がついてしまって、軸全体が均一に大きくならないのであまりすすめられる方法ではありません。

 左図は、5mmのプラ角棒のみを使った場合のギミック部品の図面です。赤い矢印の方向が前方になります。

 この図の範囲内で装飾をしながらギミック部品を作り、穴を大きくしたポリジョイントを取り付けます。実際には、長さ18mmのプラ角棒の部分はそのままプラ角棒を用いて、ディティールアップパーツで装飾しました。15mmのプラ角棒の部分は、15mmの長さの角ノズルを用いました。要はギミックを何度も試すために、5mmのプラ角棒で試作品をいくつも作った結果決まった大きさなので、その名残で、図面のようなギミック部品を作ることになりました。

 更にポリジョイントの上側には、ロングレンジパルスレーザーライフルに取り付けた5mmの角棒を押し出すための軸を取り付けます。強度を得ながら、胴体側面から背中の論語レンジパルスレーザーライフルの角棒までの長さを得る必要がありますので、ポリジョイントをいくつも介し、プラパイプを止めました。

 

続くnext

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