キャップの装備を可能にする。

 

 ゾイドには共通のハードポイントが各所に装備されている。帝国軍であれば、ここに共通兵器を簡単に取り付けることができ、場所のある限り、装備が可能と言うことになる。しかし、時と場合によっては、もっと大きな装備をしたい場合も出てくる。となると、それはキャップの力を頼らねばならない。そこで、共和国軍の初期B/Oゾイドをのぞいた全てのゾイドに共通のハードポイントに、EキャップまたはRキャップを装備することを可能にするための、ちょっとした工夫をしてみたいと思う。

 この発想は、帝国軍NEW改造セットY-11部品がヒントになっています。この部品と同じ機能の持った部品を造ればよいのです。

材料

 5mmのプラパイプ

 瞬間接着剤

道具

 プラスチック用のノコギリ

 サンドペーパー

EキャップとRキャップの内径はおよそ5ミリです。そして、共通ハードポイントの外径はおよそ3ミリ。この2ミリの差をうまく埋めてあげればよいのです。

まずは、5ミリのプラパイプをおよそ10ミリの長さで切ります。そして、サンドペーパーで形を整えます。その後、瞬間接着剤を塗ります。

この場合、左側がハードポイントにつながる部分、右側がキャップをはめる部分です。青が、瞬間接着剤を塗る部分です。

5ミリのプラパイプの内径は3ミリよりもやや大きいため、内側に瞬間接着剤を流し込んで、内径をほんの少しだけ小さくしてやります。キャップはゴムという素材から、内径の大きさに個体差があるので、パイプの外径をほんの少しだけ大きくしてやると止まりが良くなります。そして、接着剤が乾くのを待ちます。瞬間接着剤はすぐに乾きますが、その特性の関係で白く濁りができてしまいます。その濁りは、接着剤によってくっつけられる部分以上に大きく広がります。目的は、厚みをつけることです。使用目的が違いますし、ゾイド本体まで白く濁らせてしまいますので、1日おくことをすすめます。

そして、できあがったパイプを、例えばこんな風に共通ハードポイントに取り付けますと・・・・・

Eキャップで装備する兵器の搭載が可能になります。

デッドボーダーのGカノンは、Eキャップで止められているだけなので、これを持ってきて取り付けただけです。対シールドライガーMk-2用に、暗黒軍がデッドボーダーの主力兵器を取り付けたグレートサーベルとか・・・・・

こんな事もできます。機動力のアップをねらってウイングを取り付けたグレートサーベルとか・・・・

 

装備するハードポイントの場所に応じて、パイプの長さ10ミリにはとらわれず長さを調節すれば、更に汎用性は増します。また、必要に応じて、ストッパーとなるように、外径8ミリ内径5ミリのパイプを取り付ければ、装備のホールド力が増すことになるでしょう。

瞬間接着剤を使いますが、これは、部品を接着するモノではありません。ゾイドの特徴は、分解組立が簡単なことです。せっかくですからこの特徴を生かしながらの改造方法を考えれば、遊び方は更に広がることになるでしょう。

 

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