強すぎなければ扱いやすい useful 4
ギミックはできあがったので、ロングレンジパルスレーザーライフルを装飾的に加工します。
まずは砲口の開口。ジェノザウラーには、側面に煙を逃すようなモールドがあるので、ここも開口しました。
やり方は、最初に実際の砲口を開けておいて、最後に側面を開口するという方法をとりました。砲口の開口は、0.6mmのドリルから0.2mm単位で順番にドリルを太くしながら、穴の位置を中心に調整して開口する必要があります。また、これだけの長さを通さなければならないので、まっすく開けるようにする必要があります。2mmのドリルまでの間に、穴の中心と直進性を確保しておかないと、更に大きくすることはかなり困難になります。最終的には、3mmのドリルがドリルが通るまでの大きさにしました。腕に覚えのある方なら、スタートのドリルをもう少し太いモノからはじめても良いと思います。
その後、側面の穴を開けます。モールドの幅よりも小さいドリルでいくつか穴を開けてから、デザインナイフと更に太いドリルで成形していきます。
ちなみに、片方で2時間半かかりました。両方でおよそ5時間です。わかりづらいのですが、やればやっただけの満足感は得られます。完成後、光りにすかしたときのかっこよさは、何にもかえられません。しかし、あせって完成を急ぐようなことをすると、失敗する可能性は大なので、あまりおすすめではありません。
ウェーブ社の太さ11mmのロングタンクの円錐頚部分を上手くのこして、およそ30mmに切ります。長めに切って、サンドペーパーで仕上げながら長さを調節して言います。30mmにこだわらず、気に入った長さにするのがよいでしょう。
ここに装飾を施していきます。まず、まわりに等間隔でホチキスの針を埋め込みます。今回は全周ではなく半周のみにしました。
残りのスペースに、ディティールアップパーツを張り付けたり、真鍮線を張り付けたりして、それっぽい装飾を施します。あいている穴には、3mmのスプリングを通します。
これを斜めに削りこんで、ロングレンジパルスレーザーライフルの後端に接着します。この時、ロングレンジパルスレーザーライフルの方に、取り付け軸になるようなモノをあらかじめ付けておくと、接着し安くなります。今回は、適当に切ったプラ板を2・3枚ネジで取り付けました。
最後に、既に開口した穴に3mmのスプリングを通して、それをライフルの方にも通して出来上がりです。
ゾイド同梱のファンブックにのっていたジェノザウラーのデザイン画にある背中の装備には、後端部分にも何かしらの装備がついていました。そこで、これを自分なりに解釈して装飾してみたのです。設定的には、出力をあげるためのエネルギージェネレーターと、安定性を確保するためのジャイロを内蔵した、より射程を伸ばすためのロングレンジジェネレーターユニットとしました。基本的にはオプションとしてあらゆるジェノザウラーのロングレンジパルスレーザーライフルに装備可能であるが、前線基地での装備ではなく、工場での生産時に取り付けるか否かを選択するという、生産時の選択オプションとしました。