LIVE 03

 

バラフイモ

イモガイの赤色模様(モルッカイモやハルシャガイ)の中では1番美しい色ではないだろうか。生時のバラフイモは写真のように鮮やかな赤だが、1年もすると相当に色がさめてしまう個体が多い。1cmくらいの幼貝では殻の色は黄色。
殻表が平たいものと螺肋を全面に持つものまで変異がある。

アンボイナ

昼間はあまり動かないが、夜は象の鼻のように長く伸ばした水管を振りながら、餌を求め思った以上に速いスピードで活発に這いまわる。猛毒の貝で知られるこの貝は、魚を食べるために急速にきく毒を持った。人が刺され死亡した例もある。自信があるのか殻が薄いので毒針の効かないウロコの厚い魚やカニには一たまりもなく噛み割られ食べられてしまうのだった。

モルッカイモ

少し深場の砂地に棲み、あまり活動的ではなく這い跡を長く残さない。なかなか動かないため軟体部の写真を撮るのはなかなかむつかしい。美しい赤い殻がコレクターの気をそそる。

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