ロマンチック街道


ローテンブルク

ヨーロッパバスは、午後3時ごろローテンブルクに到着。
城壁に囲まれた旧市街に入っていくと、中世そのままの町並が続く。
しかし、第二次世界大戦で町は破壊され、戦後忠実に再現されたそうだ。

三十年戦争(1618〜1648年)で、ワインの一気飲みをして
敵将から町を救った市長の「マイスタートゥルンク」
町を守る人々の気持ちは、今も昔も変わらない。


 ←マルクト広場 市庁舎と市議酒宴館

 町の中心の広場で、広場に面した市議酒宴館の外壁には、マイスタートゥルンクの仕掛時計があって、時間になるとワインジョッキを手にした市長の人形が、ワインを飲み干す。

右の建物が、市議酒宴館。左が市庁舎
 市庁舎の塔からの眺め
(マルクス塔、レーダー門方向)

 市庁舎は広場の南端から見ると、ゴシック様式の建物と広場に面したドイツルネッサンス様式の建物の二つの様式からなる。
高さ60mの塔に登ると、かわいい町並みが見渡せる。

聖ヤコブ教会
 教会の中二階には、ドイツの彫刻家リーメンシュナイダー「聖血祭壇」がある。祭壇の中央は「最後の晩餐」。左側は「イエスのエルサレム入場」。右側は「ゲッセマネの園」の場面が描かれている。

バウマイスターハウス(建築主任の家)
 貴族の館が並ぶ通りに1596年に建てられた建築主任の家。現在はドイツ料理レストランになっている。壁には、7つの美徳と7つの悪徳を現した14体の彫刻が飾られている。オリジナルの彫刻は、「郷土博物館」にあった。

 ← 鉄の処女
身持ちの悪い女を閉じ込めたという

 中世犯罪博物館

 ドイツ中世の司法・法制度に関する博物館。残酷な拷問も社会秩序を保つため、合法であったという。

恐ろしい拷問の道具や、さらし者や辱め用のマスク、手かせ、足かせなどがある。面白かったのは、男性と女性の決闘のルール。女性はハンディをもらい男性と戦う。男性がほとんど勝ったそうだが、もし負けると処刑。女性が負けると女性の手首を切り落とす。


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