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岸本医院 糖尿病専門医 総合内科専門医
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目 次
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2009年7月のワンポイントアドバイス

インフルエンザの感染経路

インフルエンザは飛沫感染と言われています。感染者からの唾液などの飛沫が、 鼻粘膜、呼吸器粘膜に触れ、インフルエンザウイルスが体内に侵入すると考えられています。また、 眼からの感染も否定出来ません。眼球結膜から直接感染する可能性と、涙と共に鼻涙管から 鼻腔内に流れ込み感染する可能性が示唆されています。医療従事者が、ゴーグルを付けて 診察しているのは、そのためです。流行期は汚れた手で顔に触れることの無いようご注意下さい。

2009年8月のワンポイントアドバイス

日本糖尿病協会

糖尿病協会の支部(友の会)は、糖尿病患者さんとその家族、医療スタッフ (医師、看護婦、栄養士)で作られています。会員相互間の情報交換のための勉強会やイベントに参加でき、 糖尿病協会の情報誌「さかえ」が購読できます。大変有意義な患者会で、全国にその支部が有りますが、 残念ながら宝塚には糖尿病協会支部が有りません。そこで、当院に協会支部「宝塚糖尿病友の会」 を創設したく存じます。ご入会ご希望の方は、スタッフまでお知らせ下さい。

2009年9月のワンポイントアドバイス

新型インフルエンザ

宝塚市内でも新型インフルエンザによる学級閉鎖が報告されています。 インフルエンザの感染経路は飛沫感染です。感染者からの唾液などの飛沫が、他人の鼻粘膜、 呼吸器粘膜、眼球結膜に付着し、インフルエンザウイルスが伝染すると考えられています。 また、飛沫が付いた汚れた手で顔を触れることで、口、眼、鼻から感染する危険もあります。 手洗い、うがいの励行、マスク着用を心がけて下さい。宝塚市は流行期になっております のでご注意下さい。

2009年10月のワンポイントアドバイス

ホルモン補充療法(HRT)

ホルモン補充療法(HRT)は、更年期障害や骨粗鬆症の治療に用いられ、 さらに動脈硬化や肝疾患の予防にも有用性が報告されています。一方、 2002年にHRTによる乳癌の増加が報道されてから日本ではHRT治療は少なくなりました。 その後、長期の詳細な解析では、乳癌リスクの増加は否定的とされていますが、 最近、卵巣癌リスクの増大も報告されています。今後、HRTは更年期女性の重要な 治療法の一つですが、リスクを考えて使用すべきと考えます。

2009年11月のワンポイントアドバイス

うがいの効果

うがいは風邪の予防に効果があります。しかし、イソジンなどの ヨード液系のうがい薬には予防効果がないとの報告もあります。ヨードなどの消毒薬は 殺菌作用が強く、感染予防に働く善玉菌を殺し、さらに粘膜障害を起こすため 悪玉菌やインフルエンザウイルスの侵入を容易にすると考えられます。一方、水だけでの うがいは効果的で、風邪発症を4割予防すると報告されています。インフルエンザ、 扁桃炎などの予防には水だけで、疾病罹患後にはヨード液系うがい薬での殺菌が良さそうです。

2009年12月のワンポイントアドバイス

電話番号は #8000

#8000は兵庫県が設置する小児救急医療電話相談窓口です。 休日や夜間の急な病気にどう対処したらよいのか、病院の診療を受けたほうがいいのか 等判断に迷った時に、小児科医師・看護師へ電話による相談が出来ます。 #8000又は078-731-8899です。相談時間は平日土曜日18時〜24時、 日曜祝日及び年末年始9時〜24時。阪神北地区は072-770-9981でも可能です。 平日20〜翌7時、土曜15〜翌7時、日曜祝日9〜翌7時です。急病時にご利用下さい。

2010年1月のワンポイントアドバイス

糖尿病の新薬

昨年末に、10年ぶりに新しい糖尿病治療薬が臨床応用されました。低血糖を起こさず、 インスリン分泌改善効果や膵臓の機能回復が期待できる新薬です。これまでの糖尿病薬剤が 血糖降下のみを期待した薬剤であったのに比べ、このインクレチン関連製剤は、 糖尿病の発症原因も改善する効果が期待できる薬剤です。既に、 海外では使用され効果も報告されておりますが、日本では新薬扱いとなり長期投与が出来ません。 治療希望者は、診察時にご相談下さい。

2010年2月のワンポイントアドバイス

肺炎球菌ワクチン

最近、肺炎の死亡率が増加しています。高齢者の肺炎では、抗生物質などの治療が有効でない場合もあります。 このため、事前の予防の重要性が見直され、インフルエンザワクチンのように、肺炎球菌による肺炎の予防に 肺炎球菌ワクチンが開発され、接種できるようになっています。1回の接種で23の型ほとんどに対し、有効な 免疫ができます。また、この免疫は5年以上持続し、最近、その後の再接種が認められました。 ご希望者はお知らせ下さい。。

2010年3月のワンポイントアドバイス

兵庫県緊急肝炎ウイルス検査

全国のB型肝炎、C型肝炎の感染者は、約250万人から320万人と推定されています。これらウイルス性肝炎は、 感染時期が不明であったり、自覚症状がなかったりするため、治療を受ける機会を逸して、気がつかずに 肝硬変や肝がんに移行している場合があります。兵庫県ではウイルス性肝炎の早期発見、早期治療のため、 無料の検査を行っています。対象は20歳以上で肝炎ウイルス検査を未だ受診していない方です。 当院でも可能ですので、ご利用下さい。

2010年4月のワンポイントアドバイス

高脂血症治療薬

一般に、悪玉コレステロール(LDL-C)を下げるため、HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)が使用されます。 この高脂血症治療薬は、LDL-C低下作用以外に、単球接着・遊走抑制作用、プラーク安定化作用、抗酸化作用、 抗炎症作用など、血管に対して直接的に抗動脈硬化作用を有するといわれています。 脳梗塞、心筋梗塞等の動脈硬化を予防するためには、スタチンによる積極的なLDL-C低下作用に加えて、 この血管保護作用が重要と考えられています。。

2010年5月のワンポイントアドバイス

混 雑 時 間

診療所での重大事故が多発すると報告されている「魔の時間」は、午前11時から12時です。 これは、人間の集中力が2時間程度しか持たない事や紹介が必要な場合、病院が人手不足の時間帯であるためです。 また、12時以降、学校での検診や市役所等での予防接種、乳児検診など時間に制約された出務があるため 医療従事者に余裕がないためとも考えられます。当院では魔の時間の11時以降が混雑しております。 空いている10時頃の受診をお勧めします。

2010年6月のワンポイントアドバイス

糖 尿 病 新 基 準

糖尿病学会にて、糖尿病診断基準が改定されました。HbA1cが新基準に加わり、空腹時血糖126mg/dl、 ブドウ糖負荷試験2時間値200mg/dl、随時血糖200mg/dl、HbA1c 6.1%と自覚症状にて糖尿病と診断します。 また、HbA1c 5.7〜6.0%を「糖尿病の疑いが否定できない」、HbA1c 5.2〜5.6%を「将来糖尿病を発症するリスクが 高い」と位置づけています。また、2012年4月までにHbA1cが国際標準(NGSP値)化されます。 国際標準値は現在HbA1c値+0.4%です。

2010年7月のワンポイントアドバイス

高血圧の薬と糖尿病予防

降圧剤には他種類がありますが、最近の薬剤は血圧を下げる効果以外に、動脈硬化を抑制したり、 降圧を超えた様々な効果を有しております。アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)や アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)が注目されています。 特に、ARBには糖尿病を予防する効果が証明され、心臓、腎機能の改善保護効果も示されています。 メタボリックシンドロームの根幹であるインスリン抵抗性も改善するため、最近ではよく使用されております。

2010年8月のワンポイントアドバイス

感染症の伝染力

一人の感染症患者が何名の方に感染させ発症させてしまうか(二次感染者数)を基本再生産数(R0)と言います。 麻疹のR0は12〜21、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は4〜14、風疹は6〜9、水痘(水ぼうそう)は8〜10、 インフルエンザは2〜4です。麻疹、水ぼうそう、おたふくかぜは、インフルエンザよりはるかに 伝染しやすいと考えられます。学校のクラス内で発症があれば、ほぼ罹患したものと考え、 潜伏期間を考え、症状出現に注意が必要です。

2010年9月のワンポイントアドバイス

睡眠不足と糖尿病

糖尿病の患者さんには、手足のしびれ感や冷汗、口渇、頻尿のため睡眠不足が多いと報告されています。 一方、睡眠不足は、体にとってはストレスであるため、体内の副腎皮質ホルモンが増加してインスリンの 効果を減衰させ、血糖値を上昇させます。健常人でも睡眠不足が続くと血糖値が上昇し、 糖尿病の発症リスクが2倍に増加します。また、睡眠不足は食欲の亢進を招き、体重の増加にもつながります。 健康の維持には、充分な睡眠も大切です。

2010年10月のワンポイントアドバイス

採血、注射後の疼痛

採血や注射等の際に、針が皮下の細い神経に当たることがあります。その時は、 通常より強い痛みやしびれ感が起こりますが、ほとんどは無治療でも数日で 症状は治ります。しかしながら、まれにこれらの症状が長引き、運動障害が 残ることもあります。体に針を刺す場合、神経がよく走行する場所を避けて はいますが、現在の医学では、神経の走行を全て事前に把握することが難しく、 このリスクを回避出来ません。採血時の強い痛みはお知らせ下さい。

2010年11月のワンポイントアドバイス

インフルエンザワクチン

宝塚市内で新型インフルエンザが報告されています。流行期は12月より3月頃 ですので、ワクチン接種は接種後免疫獲得までの時間(2〜4週)と接種後の効力 (5〜6ヶ月)を考え11月中旬までを推奨します。本年度のインフルエンザワクチンは、 新型インフルエンザ株、A型株、B型株の3種類が含まれ、接種期間は10月 1日から 来年1月31日までの予定です。防腐剤(チメロサール)のないワクチンもございます。 ご希望の方は、お早めの接種をお願いします。

2010年12月のワンポイントアドバイス

子宮頸がん等ワクチン接種法案

予防接種部会における意見書や、国際動向、疾病の重篤性等にかんがみ、 現在、子宮頸がん予防(HPV)ワクチン、ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチン、 小児用肺炎球菌ワクチンを、予防接種法上の定期接種化にする検討が行われています。 この法案が成立しますと、これらワクチンは原則無料化されます。 子宮頸がん予防ワクチンは中学1年生〜高校1年生の女子が対象、 ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンは0〜4歳の乳幼児が対象です。

2011年1月のワンポイントアドバイス

日本人の平均寿命

日本人の2009年の平均寿命が、男性79.59歳、女性86.44歳と発表されました。 いずれも日本の過去最高を更新しています。女性は25年連続の世界最長寿で、 男性は、3大疾患(がん、心疾患、脳血管疾患)と肺炎の死亡率上昇のため 世界第5位となりました。男性の世界最長寿国はカタールで、前年より4.3歳 延びて81.0歳でした。日本人で、もし3大疾患が克服されると、女性は93.43歳、 男性は、87.63歳まで平均寿命が延びると推計されています。

2011年2月のワンポイントアドバイス

白血球数の増加

白血球は、血液中に含まれる有形成分の一つです。 白血球数は血液1立方ミリメートル当り6000〜8000個です。 白血球の働きは生体の防御作用であり、その第一は、侵入した細菌、異物などを 貪食することです。第二は、免疫による防御作用です。免疫グロブリンをつくる ことによって、ウイルスに感染した細胞を攻撃したり、毒素などを無力化します。 白血球増加を示す疾患には、急性、慢性感染症や、免疫異常、白血病などの 骨髄悪性疾患があります。

2011年3月のワンポイントアドバイス

呼気中の一酸化炭素濃度

タバコを吸うと呼気中から一酸化炭素が検出されます。 呼気中の一酸化炭素濃度は非喫煙者3.9±1.8 ppm、過去喫煙者4.4±2.0 ppm、 1日15本以下の喫煙者12.8±4.1 ppm、1日16-25本の喫煙者20.3±5.7 ppm、 1日26本以上の喫煙者37.1±10.3 ppmと報告されています。一方、 工場が守るべき公害対策基本法の規定による大気汚染に係る一酸化炭素の基準は、 10ppm以下とされています。喫煙者の呼気は、環境基準を越えており公害と言えます。

2011年4月のワンポイントアドバイス

被 爆 量 

胸部レントゲン撮影は、12時間の飛行機旅行と同等の被爆で、0.1mSv(ミリシーベルト)、 普通の人が自然界(宇宙から降ってくる放射線など)から1年間に被爆する量の 70 分の1程度です。一度に100mSv以上を被爆した場合、胎児への影響やガン、 白血病の危険が言われますが、この場合でも40年間で1-2%程度の増加と報告 されています。医療従事者の年間被爆限度は50mSvです。レントゲン診断による 被爆は、メリットを考えれば問題ないレベルと考えられています。

2011年5月のワンポイントアドバイス

アルツハイマー病 

認知症全体の約60%を占めるアルツハイマー病(AD)の新しい治療薬が、開発 され今後治療に用いられます。ADは、加齢と遺伝的要因が大きく関与しますが、 高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病も大きな危険因子です。また、 喫煙、運動不足も認知症の発症を増加させます。高血圧の治療を早期に開始 した場合ADの発症を約半分に減少させることが出来たとの報告や、住民健診では、 糖尿病患者でのAD発症が2倍多かったとの報告もあります。

2011年6月のワンポイントアドバイス

東日本大震災の教訓(学会から)

日本糖尿病学会で震災関連シンポジウムに参加して参りました。 震災後の医療体制の報告です。東北では、震災後、応急診療所等を介して薬剤が 供給開始出来たのは三日後であったこと、津波で全てを失った方の病歴、内服薬 の把握には、お薬手帳が有用であったこと等が報告されました。これら教訓をふまえ、 薬は三日分を残して次回の薬をもらうこと、当院よりお渡しする薬剤情報か 薬局のお薬手帳は、家には置かず、身に付けるべきと言われています。

2011年7月のワンポイントアドバイス

麻疹(はしか)

昔、麻疹は「命定め」とも言われ、罹患者の約10%が死亡する病気でした。 現在でも0.1%前後の死亡率があります。2008年流行時、国内で11015名の罹患者が おりましたが、ワクチンの2回接種が導入され、昨年は457名まで減少いたしました。 最近の麻疹感染者は、予防接種前の1歳と6-12ヶ月が最も多く、また、ワクチンを 2回接種していない方に、肺炎や死亡などの重篤例が報告されています。 また、最近は海外での感染、旅行者からの感染が報告されています。

2011年8月のワンポイントアドバイス

糖 尿 病 と 癌

血糖値が上がると癌になる確率が増加すると言われています。日本の久山町研究 では、HbA1c 7.0%以上の人は、胃癌の発症が2倍に増加したと報告されています。 また、海外などの研究では、高血糖は、肝癌、膵癌、腎癌、子宮癌、直腸癌、 大腸癌、膀胱癌、リンパ腫、乳癌を1.3から2.5倍上昇させたと報告されています。 糖尿病は、動脈硬化のリスクでもありますが、癌のリスクでもあります。 糖尿病では高血糖のまま放置せず、必ず血糖値を下げましょう。

2011年9月のワンポイントアドバイス

科 学 的 検 討

皆さまは副作用発現率が30%の薬剤を使用したいと思いますか? この情報だけでは出来れば使用したくないと思います。しかし、 例えば癌を治す場合など、他の薬剤の副作用が40%以上と解れば、 この薬は、最も安全な薬だと解ります。テレビ、新聞などでは 一部の情報しか報道しない場合があります。ある薬の副作用30% との報道は正しいかも知れませんが、他の薬剤と比較した科学的検討 がなければ、薬の優劣は評価できません。報道にはご注意を。

2011年10月のワンポイントアドバイス

インフルエンザワクチン

本年のインフルエンザワクチンは10月15日より開始します。一昨年流行した 新型ウイルスにも対応したワクチンです。ワクチンの効果が出るまでは2週間必要で、 効果は5ヶ月間持続することから、出来るだけ早く接種されることを お勧めします。本年は、小児のワクチン使用量が改訂され、さらに、 ワクチンメーカーが被災したことより供給不足が予想されています。 特に、添加物無添加のチメロサールフリーのワクチンは不足が予想されます。 このワクチンをご希望の方は、特に、早期接種をお願いします。

2011年11月のワンポイントアドバイス

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)

飲酒やウイルス、自己免疫等の原因が無いにも係わらず、 肝臓に脂肪が蓄積する脂肪肝があります。その中で、 アルコール性肝障害に類似して肝硬変や肝癌に進展を 示すものをNASHと言います。活性酸素、過酸化脂質、鉄、 インスリン抵抗性、サイトカインが原因と疑われていますが、 機序は詳細には解明されていません。肥満、糖尿病、高脂血症、 高血圧などメタボリックシンドロームに合併すことが多く、 近年、NASHによる肝癌も増加しています。

2011年12月のワンポイントアドバイス

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎はウイルスと細菌の中間に位置する病原体である マイコプラズマ・ニューモニエの感染でおこる肺炎です。今年は大流行し、 学級閉鎖もありました。小児・若年成人が中心で、発熱で発症し、 長引くしつこい乾いた咳が特徴です。感染しても経過は一般に良好で、 感冒症状のみにて無治療で改善する場合もありますが、 肺炎にて入院が必要な場合もあります。咳が長引く場合は、 抗生剤による治療が必要ですので、受診をお勧めします。

2012年1月のワンポイントアドバイス

糖 尿 病 と 癌

糖尿病は、脳梗塞、心筋梗塞等の動脈硬化性疾患を約4倍増加させることは、 以前から報告されておりました。さらに、昨年、糖尿病は癌全体を約1.2倍 増加させ、癌と動脈硬化性疾患を除くその他の病気も1.7倍増加させるとの 報告がありました。この報告では、糖尿病患者は、糖尿病をお持ちでない 人に比較して、寿命が約10年短いと述べられています。糖尿病は死亡率に 直結する病気です。早期発見が重要で、また、早期から厳格な治療が必要です。

2012年2月のワンポイントアドバイス

健康食品と副作用

厚生労働省は、ホームページでいわゆる健康食品の安全情報や健康被害を 公開しております。ここには、医薬品成分やステロイド、さらに、 医師にも投薬制限がある麻薬系薬剤を含有した健康食品等が報告されています。 健康被害が報告された健康食品には、未承認医薬品が含まれていたものもあります。 厚生労働省は全ての健康食品の内容物、副作用をチェックしているわけではありません。 健康被害例は多数報告されています。慎重な使用をお願いします。

2012年3月のワンポイントアドバイス

糖尿病検査の変更

糖尿病学会は、HbA1cの表記を4月1日より国際標準であるNGSP値で行うと発表しました。 NGSP表記とこれまで使用されてきたJDS表記とは、HbA1c値に約0.4%の差違があります。 国際標準HbA1c値(NGSP)は、現在使用中HbA1c値(JDS) + 0.4%です。これに伴い、 糖尿病の診断基準も、HbA1c≧6.1%(JDS)から4月以降HbA1c≧6.5%(NGSP)に変更されます。 検査結果では、糖尿病コントロールが若干悪化したように見えますのでご注意下さい。

2012年4月のワンポイントアドバイス

院外処方箋

当院に在庫のない医薬品でも院外処方箋を発行すると、調剤薬局での処方が可能です。 国の薬剤費抑制政策により、今年度から処方箋の様式が変更されました。これまで、 処方箋には製品名が記載されておりましたが、欧米のごとく一般名(成分名)の記載 となりました。薬局では、開発した大手メーカの先発品、薬価の安いジェネリック医薬品、 どちらも希望できますが、有効成分は同じでも、純度、品質等により、効き目、 副作用が違うことがあります。

2012年5月のワンポイントアドバイス

肝臓の検査項目

GOT(AST)、GPT(ALT)は、肝機能を調べる検査項目です。実は、 GOT、GPTは肝細胞内にあるアミノ酸を作る酵素です。肝細胞が 破壊(障害)されると、GOT、GPT等の酵素が血液中に逸脱して その血中濃度が増加します。つまり、肝細胞の破壊量が多いほど、 その数値は高くなります。健診などで、毎年、血中GOT、GPTが 高値の場合は、肝臓が破壊され続けている、病気が進行し続けている と考えます。GOT、GPTを極力正常値に保つことが重要です。

2012年6月のワンポイントアドバイス

VPD(Vaccine Preventable Diseases)

VPDとは、ワクチンで防げる病気のことです。世界にはワクチンがないために 予防が出来ず、年間何百万人の命を奪っている病気が多数あります。 ワクチンにより天然痘は無くなり、ポリオは撲滅までもう少し、麻疹 (はしか)も減少しております。VPDは防げる病気ですが、実は、 日本は、欧米に比較してワクチンの種類が少なく、多くの小児がVPDに 罹って、健康を損ねたり命を落としたりしています。ワクチン接種は VPDより自分たちの子供の命を守るために行われています。

2012年7月から2015年6月までの過去のワンポイントアドバイスはこちら


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