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岸本医院 糖尿病専門医 総合内科専門医
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目 次
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2000年7月のワンポイントアドバイス

夜間にトイレ行きませんか。

糖尿病の初期症状は、夜間排尿、多飲、多尿です。糖尿病、高脂血症、高血圧症などの生活習慣病(成人病)は、 自覚症状をほとんど認めません。しかし、故小渕首相が罹った脳梗塞をはじめ、狭心症、心筋梗塞などの重大な疾患につながることが解っています。疑わしい症 状があれば早めに検査を。

2000年8月のワンポイントアドバイス

”手足のしびれ”ありませんか。

しびれには、いくつかの原因がありますが、椎間板ヘルニア、動脈硬化症等による神経障害、循環障害が主なもの です。しかし、全身疾患である糖尿病などの生活習慣病(成人病)の症状の一つである事もあります。念のため、早めに適切な検査を受けて下さい。早期発見、 早期治療がベストです。

2000年9月のワンポイントアドバイス

顔・足に”むくみ”ありませんか?

むくみ(浮腫)には、心臓、腎臓、肝臓、循環障害など様々な要因が関与します。姿勢による影響や女性ホルモン の作用など、生理的な反応の(正常な) むくみも多いものですが、心不全、腎不全、肝硬変の様な重大な疾患の初発症状でもあります。これら病気は、血液検査、胸部レントゲン検査、心電図検査に て、早期発見が可能です。早めに検査を。

2000年10月のワンポイントアドバイス

心臓の痛みは、”肩の痛み”

狭心症、心筋梗塞の痛みは、肩に出ることをご存じですか? これは、心臓を支配する神経が、頸の位置にて、脊 椎より分離するために起こる現象です。発作時は、特に、左肩背部の痛みとして自覚されます。逆に、胸部の痛みは、肋間神経痛など、表在神経によるものが多 いようです。運動時に、左肩関節の痛みを感じる場合は、精査をお勧めします。


2000年11月のワンポイントアドバイス

血圧の正常値をご存じですか?

日本高血圧学会のガイドライン2000年版では、成人における正常血圧を130/85mmHg未満と定義して います。
 130/ 85 〜 139/ 89は 正常高血圧
 140/ 90 〜 159/ 99 は、軽度高血圧
 160/100 〜 179/109は、中等度高血圧
 180/110以上は、重症高血圧です。
拡張期血圧(下)だけが高い場合も上記の高血圧に属します。 目標とされる
至適血圧は120/80mmHg未満です。

2000年12月のワンポイントアドバイス

”おしっこ”に勢いありますか?

尿検査では、様々な内臓疾患が解りますが、排尿時の症状からも、様々な疾患が疑われます。男性では、排尿困難 (尿の勢いが減ったり、トイレの前ですぐに出ない等)の症状を認めた場合、前立腺肥大や、前立腺癌を疑います。また、女性では、排尿時の痛み、残尿感をよ く認め、これらを認めた場合は、膀胱炎を疑います。おかしな症状が有れば、尿検査をお申し付け下さい。

2001年1月のワンポイントアドバイス

”爪”は、ピンクで透明ですか?

爪(つめ)の異常は、内臓疾患を良く反映します。肺や心疾患では、皿状に変形するばち状爪を認め、糖尿病では 白く濁った爪白癬症(爪の水虫)をよく認めます。また、内分泌疾患や貧血では、スプーン状に変形した爪を認めます。副腎障害では、色調が褐色になり、肝臓 疾患では、点状、線状に白くなる爪甲白斑症を認めます。手指の爪も足の爪も、日頃の観察が大切です。

2001年2月のワンポイントアドバイス

インフルエンザ の予防と治療

冬に流行するウイルス性疾患は、様々有りますが、高熱を特徴とし、死を招く危険もある疾患は、インフルエンザ です。このウイルスは、少しずつ変化するため、治療薬もなく、罹患しても、麻疹のような終生免疫が出来ず、毎年の予防注射が唯一の対処方法でした。最近、 治療薬が開発され、治療方法は大きく変わっています。保険適用外の薬剤も有りますので、ご相談下さい。

2001年3月のワンポイントアドバイス

”坐骨神経痛”は腰の病気

足のふとももの裏側の痛み、ふくらはぎの痛み、足のしびれを認める疾患を坐骨神経痛と呼びます。一般に、腰痛 を伴いますが、足だけの症状の場合も少なくありません。原因は、腰椎椎間板ヘルニアなど、腰の部位で神経を圧迫することにより起こります。よって、治療 は、痛い足ではなく、腰を治療します。湿布も痛い場所より腰に使う方が効果的な場合があります。

2001年4月のワンポイントアドバイス

”皮膚のかゆみ”は?

掻痒感(かゆみ)は、蚊、シラミ、ダニから、肝疾患、腎疾患、糖尿病、癌などの内臓疾患によっても起こりま す。明らかな湿疹がなく皮膚全体にかゆみを認める場合は、皮脂の欠乏、皮膚の乾燥が原因の掻痒症が多いようです。この場合、衣類は、毛・化学繊維を避け、 飲酒を避け、皮膚を清潔にすると良いとされていますが、石鹸の摩擦が逆効果の場合もありますので注意を。


2001年5月のワンポイントアドバイス

”薬と飲み物の飲み合わせ”

薬は水やぬるま湯で服用することが理想的です。ある種の高血圧の薬では、グレープフルーツジュースで内服する と薬が分解されず、効き過ぎることがあります。抗生物質では、牛乳と内服すると吸収されず、効果が弱まる場合があります。解熱鎮痛剤では、炭酸飲料と内服 すると、吸収が低下し、効果が現れないことがあります。また、薬はアルコールとは飲まないで下さい。

2001年6月のワンポイントアドバイス

”発熱”と”解熱薬”

発熱は様々な病気により起こりますが、元来、体の外敵に対する防御反応です。感染症では、体は体温を上昇させ 細菌、ウイルスの増殖を押さえています。また、解熱薬は副作用が多いとされますので、使用しない方が賢明です。体力を消耗する高熱時(38.5度以上)や 倦怠感が強いときには使われますが、原因の治療が優先されます。よって、微熱時は様子を観るのが良いと思います。

2001年7月のワンポイントアドバイス

”眼底検査”は動脈硬化の検査

眼の奥を覗く眼底検査は、眼の病気の有無を診ると同時に、血管の状態をみています。動脈は体の深部を通ってい るため通常は観察できませんが、眼の網膜にある血管は、眼底検査にてありのままの姿が観察できます。高血圧、糖尿病等による動脈硬化の程度も判定できま す。視力が良くても、脳動脈硬化の判定のために眼科医へ紹介する場合があります。紹介状も書きますので。

2001年8月のワンポイントアドバイス

レントゲン写真と被爆

胸部X線撮影による被爆は1回0.1mSv(ミリシーベルト)で、普通の人が自然界(宇宙から降ってくる放 射線など)から年間に被爆する量の70 分の1程度です。医療従事者の年間被爆限度は50mSvとされています。一度に100mSv以上を被爆した場合、胎児への影響やガン、白血病の危険が言わ れますが、この場合でも40年間で1-2%程度の増加と報告されています。メリットを考えれば年間数枚のX線撮影は問題ないと思います。

2001年9月のワンポイントアドバイス

高血圧症はどこの病気?

高血圧症は循環器疾患、つまり、心臓、血管の病気と考えられます。血圧が高くなる原因は、心臓疾患、腎臓疾 患、内分泌異常、、遺伝、動脈硬化、肥満など様々ですが、血管は全身を走行していますので、高血圧による血管障害は、あらゆる臓器に影響を与えます。特 に、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などの危険性を増加させます。内服中の方も、定期的な検査(心電図、胸部X線、採血、眼底検査)は欠かせません。

2001年10月のワンポイントアドバイス

血糖値の正常値は?

動脈硬化を促進すると考えられている糖尿病は、血中のブドウ糖濃度(血糖値)で判断します。8時間以上絶食し た後(早朝空腹時)の血糖値が 126mg/dl以上で糖尿病と診断します。血糖値の正常値は、空腹時は、70〜110mg/dl、食後は、140mg/dl以下です。糖尿病の治療中の 方を含めて、合併症を起こさないためにも、この値に保つよう心掛けて下さい。採血検査の予約はいりません。年に一度は、採血検査を。

2001年11月のワンポイントアドバイス

検診で早期発見、早期治療

日本の死因の第1位は癌、2位は心臓疾患、3位は脳血管障害です。つまり、動脈硬化か癌が人生を決めます。動 脈硬化は生活習慣病の治療にて予防出来るのと同様、最近、治癒可能な癌も多くなってきました。胃癌、子宮頸癌、大腸癌などの早期癌は、治癒可能と考えられ ています。早期発見が重要です。しかし、癌検診は健康保険では出来ません。人間ドックや各市町村の癌検診(当院実施)を積極的に利用しましょう。

2001年12月のワンポイントアドバイス

胃潰瘍、胃癌は、感染症か?

胃潰瘍は、胃酸過多や胃粘膜保護機能低下などのバランス破綻が原因とされていましたが、ヘリコバクター・ピロ リ菌の発見後、その感染が大きな原因とされています。さらに、最近、胃癌の原因としてもこのピロリ菌の関与が考えられています。1526名を約7.8年間 追跡した報告では、胃癌はピロリ菌に感染した方のみ発症しています。胃潰瘍を繰り返す人は、ピロリ菌の有無を検査し、適切な治療が必要です。

2002年1月のワンポイントアドバイス

尿検査は、大切な検査

病院医院では初診時に尿検査を行っております。これは、尿検査によって腎臓機能のみならず、肝臓機能や全身の 栄養状態、脱水の有無など採血検査をしなくともお体の状態を把握できるためです。また、風邪や発熱などの為にお薬を処方させて頂く場合は、特に検査をお願 いしております。お薬は腎臓または肝臓で代謝(分解)されるため、これら臓器機能が低下していますと薬の副作用が出る場合があるためです。

2002年2月のワンポイントアドバイス

薬の長期服用について

お薬は約20人に1人以下の割合で副作用が出ます。ほとんどは湿疹や胃腸症状など軽いものですが、稀に、肝機 能や腎機能障害などが出ます。しかし、お薬はこれら副作用の危険性より、服用して得られる効果、例えば死亡率の減少などが、はるかに大きい事が実証されて いる為使用されます。定期検査は必要ですが、心配し過ぎることはありません。ちなみに、副作用の発現は投与開始1ヶ月以内が多いようです。

2002年3月のワンポイントアドバイス

海外渡航中の病院受診について

旅行中の病気は心配なものです。実は、社会保険、国民健康保険の被保険者が海外へ渡航中に病気やケガで治療を 受けた場合も医療保険(海外療養費)が適用されます。つまり、海外の病院でも保険証が使えることを意味しますが、手続きは日本と違い、現地で医療費を全額 支払い、日本にて払い戻しを受けます。払戻請求には、現地で頂いた診療内容証明書、領収明細書等に、日本語訳をつけて提出する必要があります。

2002年4月のワンポイントアドバイス

味覚障害について

味覚障害には、亜鉛の不足によるもの、糖尿病などの全身疾患に基づくもの、抗癌剤や降圧剤などの薬剤の副作 用、原因不明の特発性味覚障害があります。また、味覚は年齢とともに鈍くなります。若者が美味しく思うものを老人が水臭く感じるのはこの為です。嫁姑間、 親子間での味の違いは年齢に伴う味覚障害も関係します。亜鉛欠乏性や特発性味覚障害は、亜鉛を摂取すれば改善します。貝には亜鉛が多く含まれます。

2002年5月のワンポイントアドバイス

胃の痛み?実は内臓の痛み

腹部内臓の痛みであっても、最初は、あたかも胃が痛いような”みぞおちの痛み”として感じます。これは、上腹 部の臓器の痛みを感ずる神経が、胃の背部にあります腹腔神経叢に集まり、脳へ痛み刺激を伝えているためです。虫垂炎(俗に盲腸)の痛みは、まず、胃の痛み と感じ、右下方へ移動することが有名です。お腹が痛い場合は、たいてい胃のあたりの痛みで始まりますが、すべて胃の疾患ではありません。

2002年6月のワンポイントアドバイス

糖尿病と糖尿病予備軍

空腹時血糖値126mg/dl以上を糖尿病、110mg/dl未満を正常とし、その間を境界域として、耐糖能 異常や糖尿病予備軍と呼んでいます。糖尿病でなく糖尿病予備軍と言われれば、安心される方も多いかも知れませんが、最近の研究では、この境界域であって も、動脈硬化の危険は、糖尿病と変わりないことが報告されています。心筋梗塞、脳梗塞の予防には、この予備軍の時(血糖値110mg/dl以上)からの治 療が大切です。

2002年7月のワンポイントアドバイス

咳、痰で疑われる病気は?

感冒や気管支炎罹患時の咳や治癒後の慢性咳は良く経験します。しかし、長く続く場合(1ヶ月以上)は、他の疾 患が疑われます。結核、肺癌、マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎、喘息などの呼吸器疾患に加え、副鼻腔炎、逆流性食道炎、心臓疾患によるもの、薬による 咳、タバコ、アレルギー、自律神経失調症、高齢者では慢性的な誤嚥など、咳は様々な疾患で起こります。放置せず年に一度はレントゲン検査を。

2002年8月のワンポイントアドバイス

眩暈(めまい)

眩暈(めまい)は様々な疾患にて起こります。@天井や自分がぐるぐる回るような回転性めまい、A身体がふらふ らするような非回転性めまい、B気が遠くなる感じのような失神型めまいに大きく分類されます。一般的には、@は耳鼻科領域の疾患、Aは小脳疾患、脳梗塞、 脳出血など中枢性疾患、Bは血圧低下や心臓疾患など循環器疾患が考えられます。その他、自律神経失調など神経因子によっても起こります。

2002年9月のワンポイントアドバイス

高脂血症の診断基準

今年、高脂血症の診療ガイドラインが発表されました。高コレステロール血症は、従来通り総コレステロール値 220mg/dl以上ですが、治療目標値は、危険因子を考慮して各個人それぞれ異なります。具体的には、加齢(男性45歳以上,女性55歳以上)、高血 圧、糖尿病、喫煙、冠動脈疾患の家族歴、低 HDL-C血症の危険因子がなければ240mg/dl未満、あれば、危険因子の数により220、200、180mg/dl未満への治療が必要と報告されま した。

2002年10月のワンポイントアドバイス

アルツハイマー型痴呆

痴呆は65歳以上の高齢者の約7-8%にみられ、代表的疾患にアルツハイマー型痴呆と脳血管性痴呆がありま す。約50%がアルツハイマー型と考えられ、物忘れが目立つようになる第一期(健忘期)、場所や時間がわからず徘徊が見られる第二期(混乱期)、言葉も失 われる第三期(臥床期)と進行します。アルツハイマー型痴呆の痴呆症状は治ることがなく徐々に重くなるため、早期に発見し、治療することが大切となりま す。

2002年11月のワンポイントアドバイス

インフルエンザ予防注射

インフルエンザは、肺炎、気管支炎、脳炎、心筋炎など合併症もあり、生命に危険を及ぼす重症の疾患です。罹患 率は5〜14歳が高く、死亡率は高齢者が高くなります。最近、抗インフルエンザ薬も使用されますが、現在でもインフルエンザ罹患予防が第一とされ、予防注 射が推奨され、その効果は証明されています。予防注射は毎年必要です。高齢者は公費による補助がありますので是非、利用して接種して下さい。

2002年12月のワンポイントアドバイス

脳血管疾患(脳卒中)

脳血管疾患には脳出血と脳梗塞があります。最近脳出血が減少し脳梗塞が増加しています。脳梗塞は突然意識を 失って倒れることは少なく、多くは片側のマヒ(運動マヒ、感覚マヒ)、構語障害から始まります。症状の発現は、何月何日何時頃発症したかわかる程度にはっ きりしています。脳梗塞は冬の朝に好発します。糖尿病、高脂血症、高血圧などのある中年以上に起こるため、これら病気の治療が予防法です。

2003年1月のワンポイントアドバイス

アスピリン(アセチルサリチル酸)

アスピリン(商品名バファリン等)は、約100年前にドイツで開発された解熱鎮痛薬です。様々な種類の解熱鎮 痛薬が開発された現在も、アスピリンは全世界で使用されています。近年、血小板凝集抑制作用(血液を固めない作用)も確認され心筋梗塞や脳梗塞の予防に用 いられ、服用による長寿効果が報告されています。しかし、15歳未満のインフルエンザや水痘の解熱には脳症等の副作用のため使用しないで下さい。

2003年2月のワンポイントアドバイス

頭 痛

頭痛には脳の病気に伴って起こるもの(症候性頭痛)、血管が収縮や拡張することで起こるものや筋肉の緊張に よって起こるもの(機能性頭痛)、眼科、歯科、耳鼻科の病気で起こるもの等があります。機能性には片頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛があります。一般的に、今 まで経験したことのないような非常に激しい頭痛、突然始まった頭痛、意識障害や高熱を伴う頭痛は症候性頭痛が疑われ、一刻も早く治療すべきです。

2003年3月のワンポイントアドバイス

慢性呼吸器疾患

喘息、慢性気管支炎、肺気腫などCOPDと呼ばれる疾患は、気管支が狭窄して肺からの空気の出し入れが悪くな る病気です。軽運動時の息切れなどで自覚されます。成人以後の最大原因はタバコとされ、進行を抑制するには禁煙以外にはないとされています。ゴミやほこり は症状を悪化させるため室内をきれいにして、かぜの予防も大切です。また、やせすぎは呼吸不全を起こしやすいため栄養管理も大切とされます。

2003年4月のワンポイントアドバイス

ステロイド

化学では分子中にある共通な構造を有する化合物の総称をステロイドと言います。体内にある物質では胆汁酸・性 ホルモン・副腎皮質ホルモンがステロイドです。体内で作られる副腎皮質ホルモンは様々な作用を持つため、特に抗炎症作用、抗アレルギー作用をお薬とし利用 しています。原則お薬のステロイドは体内にある副腎皮質ホルモンを補っていますので、使用方法が適切であれば大変有用な治療薬です。

2003年5月のワンポイントアドバイス

抗生物質

病原体には、ウイルス、真菌、細菌、原虫などの種類があり、これらにより感染症が起きます。インフルエンザ等 のウイルスによる病気には抗ウイルス剤、水虫等の真菌による病気には抗真菌剤、膀胱炎や扁桃腺炎等の細菌による病気には抗生物質(抗菌剤)を使用します。 かぜ症候群は一般にウイルスによるとされ、抗生物質が効かない疾患です。耐性菌の出現予防のためにも抗生物質の使用は控えたいものです。

2003年6月のワンポイントアドバイス

重症急性呼吸器症候群(SARS)

報道等でご存知のとおり、世界18カ国以上で発生しています。@38度以上の急な発熱。A咳、息切れ、呼吸困 難などの呼吸器症状。B症状が出る10 日以内にカナダ、中国、台湾、シンガポール、ベトナム等に旅行された方、または、SARS患者と接触された方。以上に該当される方は、他の患者様への感染 予防のために、感染症対策を施行して診察する必要があります。受診前に必ず電話連絡をお願いします。

2003年7月から2006年6月までの過去のワンポイントアドバイスはこちら


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