頭寒足熱 腹八分

野口整体 気・自然健康保持会

主宰 金井省蒼

 

4、「食べすぎ体操」と椅子坐

『月刊MOKU』2007年3月号
「腹八分」を現代に再考する
より

   

■「食べすぎ体操」(腰を強くする体操)

 

 

1、きちんと正坐をして、そのまま腰に負担をかけないように、後ろに手をついて、徐々に仰向けになります。

2、肩が床に着くようにして、上体の力を抜きます。
食べ過ぎている人や、腰の硬い人ほど、膝が開き、上がってきます。

3、息を吐きながら膝を寄せつつ、腿を伸ばすような気持ちで膝を床につけます。
この時、完全に膝を床につけようとしなくてもよく、無理のない範囲で太腿のストレッチをするようなつもりでやって下さい。その態勢を何回か呼吸をする間保ってください。

起き上がるときは、体を横にして、足を伸ばしてからにします。

足が痛くて、落ち着いて出来ない人は、

・ 足の甲を伸ばす
・ アキレス腱を伸ばす
・ 足首まわし

を事前にやっておくと良いでしょう。

  

  


  

■「椅子坐(椅坐)で腰を入れる」

 

 

1、背もたれに寄りかからないで腰掛けます。

2、お尻がやや「出っ尻」になるようにします。
この時、太腿にも力が入り、脚の力で腰を支える姿勢であればより良いですね。すると、仙骨が立ち、腰が伸びて集中力が増してきます。

 

 

  《おわり》