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アジア食紀行 コウケンテツが行くスリランカ
 再々放送日は2011年12月29日 BS1 午後4時から6時(前編・後編)

 
 「南の島のカレーライス」が紹介したスリランカの取って置きの伝統料理をコウケンテツが直接訪ねるこの番組。ご覧になっていない方はNHKネットクラブから再放送ウォッチへご登録を、とお勧めしましたが、再々放送が決定しました。放送は12月29日、NHK・BS1、午後4時〜4時50分(前編)と午後5時〜5時50分(後編)。この際、一度に見てしまおう。


 『南の島のカレーライス』がご紹介するスリランカ料理はスリランカの伝統的な料理ばかり。この食通をうならせる数々の料理がこれまで映像では紹介されてこなかった。
 でも、そうした伝統料理を映像で見事に再現する番組がNHK・BSで今年、夏と秋に放送されました。
 それはアジア食紀行 コウケンテツが行くスリランカ
 『南の島のカレーライス』の紹介するスリランカ本来の食文化を忠実に伝えています。料理研究家コウケンテツが精力的にスリランカを廻り、その料理の極意を伝えてくれる。『南の島のカレーライス』ファンなら見逃せない番組。
 番組はコロンボ・ペッタの食の市場に始まって、夏目漱石が明治時代に訪れたBIH(ブリティッシュ・インディア・ホテル)に寄ります。その食卓からスリランカのカレーライスを訪ねる旅が始まります。
 『かしゃぐら通信』で「漱石とコロンボのBIホテル」を読まれた方なら、そして、古いけどサライのカレーライス特集で漱石とスリランカ(当時セイロン)のカレーライスをご覧になった方なら、この番組を見逃す手はない。

 『南の島のカレーライス』が紹介したウバラカダ(スリランカのかつお節)、ジャーディ(魚しょうゆ・魚醤)、ポル・サンボール、そして、カラピンチャなどのスリランカ・ハーブも余すところなく紹介。こんなふうに普通の家の普通のカレーライスを覗くことが出来るなんて、これまでのテレビ番組ではなかったこと。スリランカのカレーライスを探検するなら、これは必見です。
 
ということで、本のほうの『南の島のカレーライス』も来年2月にはオリジナル版として再編集して出版されます。イラストと写真をふんだんに加えて、新しい情報も加筆されます。みなさんがこの番組を通して知るスリランカ料理の世界がもっと深く、広く、なんだか愉快に見渡せる本になりそう。『南の島のカレーライス・オリジナル版』を読んでアジア食紀行・スリランカ編を視聴したら、もう、スリランカに行って、そのオリジナルなスリランカ料理を食べるしかない、って気分になってしまいます。
お楽しみに。

こちらもご覧ください→ NHKネットクラブ 番組表ウォッチ アジア食紀行「コウケンテツが行く スリランカ」(前編)  アジア食紀行「コウケンテツが行く スリランカ」(後編)


 『かしゃぐら通信』 Khasya Rreport --- Khasyaは熱帯原産の松 Pinus Khasya のこと。3葉の松で、幹と枝はすらりとした樹形。松はシンハラ語でデーワ・ダーラ(神の枝)と言う。松に神が宿るというフォークロアは日本にもある。                                         訪問者カウンター