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スリランカ料理『トモカ』のレシピー かしゃぐら通信
キリ・バト




キリバト(上→キリバト  下→インブル・キリバト)

どんな料理?
 月の始め,祝いごとなど、何かしらのめでたい行事があるときに作る料理がキリ・バトです。文字通りには「キリ=乳、バト=飯」ですから椰子の果肉を絞った汁、ココナツ・ミルクで米を炊いた料理を言います。
 写真中央はインブル・キリバトと呼ばれるキリバトで,お結びのような形をしています。田植えや稲刈りの収穫の時に作ります。食べた感じは道明寺のだんごか,やや水気の多い赤飯。餅のようでもあります。写真の右奥は通常のキリバト。ひし形に切り分けます。
 キリバトは飛びきりに辛いルヌミリスをつけて食べます。

●材料
 生米 ポルキリ(薄いものと濃いものの二種を準備) 塩 カーダモン
作り方
@米を洗って薄いポルキリを入れ、これに塩・叩いてつぶしたカーダモンを入れ、炊きます。
A薄いポルキリが米に充分吸われたら次に濃いポルキリを入れてかき混ぜます。飯が柔らかくなり,粘り気が出るまで炊きます。
B炊いたキリバトを平らな皿に載せ表面をバナナの葉などで平らにならしひし形に切り分けます。
 
*インブル・キリバトの場合はキリバトを卵形に丸め,その中にパニ・ポル(椰子から作った糖蜜にカーダモン,椰子の果肉の削ったものを合わせて作ります)やハクル(椰子砂糖)と呼ばれる砂糖菓子を入れます。

食べ方
切り分けたキリバトを皿にとってルヌ・ミリスをつけて食べます。

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