かしゃぐら通信memo
カラウィラ Momordica Charantia Linn ウリ科 |
和名「にが瓜」。
最近出回るようになった沖縄・九州産のにが瓜に較べると短くて小さい。カレー煮にもされるが、名高い料理はサンボール。
小口に刻んでココナツ油で素揚げする。カリカリになって茶色くなったら油から揚げて削りヤシ、微塵に切ったタマネギ、カツオ節と合わせ。これにデヒ(すだち)を垂らせばカラウィラ・サンボールの出来あがり。カリカリに揚げたカラウィラは苦味が飛んで、いや、むしろ、その苦味が甘味に変化している。
●カラウィラの種/購入可/お申し込み→『かしゃぐら通信』 500円(送料含む)
<カラウィラの料理>
●カラウィラ・ウェンジャナ
材料 カラウィラ 玉葱 トマト
青唐辛子 カラピンチャ 塩
クミン フェンネル フェネグリーク 生姜 ゴラカ
ポルキリ
<材料の分量について>
作り方
@カラウィラを短冊に切ります。ゴラカと塩を入れた水を煮たて、カラウィラが柔らかくなるまで煮ます。
A玉葱・青唐辛子、トマトを小さく刻みます。
B Aとスパイスをポルキリに加えて煮たてます。玉葱が煮えるまで中火で火を通します。
C Bにカラウィラを加えて、更に10分ほど火を通します。塩味を見て火から下ろします。
ポイント
玉葱はスリランカのルーヌーのことです。日本ではエシャロットに分類されるのですが赤い色をした小粒のルーヌーの味はエシャロットとは違います。現代シンハラ料理ではルーヌーの代わりにボンベイ・オニオンを使う事もあります。これは日本で普通に玉葱と呼ばれているものと同じです。
ゴラカ→日本では手に入りません。酸味料です。タマリンドで代用する事も出来ますがこれだと甘味がついてしまいます。
ポルキリ→カレーライスQアンドA「ポルキリ」へ
●カラウィラ・サンボール
材料 カラウィラ ウンバラカダ(スリランカのカツオ節→参照カレーライスQアンドA「ウンバラカダ)) 青唐辛子 玉葱 デヒ(すだち)の汁 ターメリック 塩
作り方
@ カラウィラを小口切りにしてターメリックをまぶします。
A 玉葱と青唐辛子を微塵に刻み、これにウンバラカダ、調味の塩を合わせておきます。
B カラウィラを空揚げします。薄く茶色に色づいたら上げて油を切ります。
C AにBを合わせてデヒ(すだち)の汁をかけます。
ポイント
空揚げしたカラウィラは他の材料と合わせると水分を吸ってしまいます。カラリとした触感を楽しむには召しあがる間際に他の食材と合わせます。