*分量について 

 『かしゃぐら通信』ではレシピーに分量を書きこんでいません。
 分量については以下のように考えてください。
 主材料は、食べようとする分を用意します。
 煮る料理(ウェンジャナ)の場合、主材料がかぶるぐらいの煮汁、つまりポルキリを準備します。
 ポルキリが準備できたらその中に入れるスパイスを準備します。
 スパイスはごく小量を使います。例えばポルキリが400ccあったとしたら、すべてのスパイスを合わせても小匙擦り切り一杯ほどで充分です。クミン フェンネル フェネグリークの分量は合わせて小匙一杯ほどのごく小量に。スパイスの使用量に適量はありません。少なくても、多くてもかまいません。ただ、主材料の味を壊さないという事をいつも考慮してください。
パウダー状のビンに入ったスパイスはターメリックと赤唐辛子以外、お勧めできません。スパイスは使うたびに原形のままのものを擦って粉にしてください。

●日本で言うカレー粉をスリランカではトゥナパハと呼んでいます。トゥナパハはスパイスを料理のたびに粉に引いて作るスリランカのカレー粉です。肉用、魚用、野菜用などに分けてトゥナパハを作ります。参考→ トゥナパハの作り方
●ポルキリ スリランカのココナツ・ミルク。スリランカの場合、フィリッピンやマレーシア・タイのように濃厚なものを使いません。ですから、日本で市販されているパウダーや缶詰のココナツ・ミルクはお勧めできません。スリランカでもパウダーのココナツ・ミルクは市販されていますが、日本に輸入されているタイ産などの即席物と同じで、香り・味共に及第点をつけられる代物ではありません。ココナツ・ミルクは調理のたびに使用量を作ってお使いください。それがベストの方法です。参考→
ポルキリ (ココナツ・ミルク) の作り方