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トップページ> 音楽> レビュー> 2005年> 8月
August, 2005
Jason Mraz
Mr.A-Z
01. Life Is Wonderful
02. Wordplay
03. Geek In The Pink
04. Did You Get My Message ?
05. Mr. Curiosity
06. Clockwatching
07. Bella Luna
08. Plane
09. O. Lover
10. Please Don't Tell Her
11. The Forecast
12. Song For A Friend
公式サイト(英語)
Release Date : 2005.07.26
2003年のオレランキング・ベスト1に選ばれました
ジェイソン・ムラーズくん待望の2ndアルバム!
タイトルが『ミスター・AからZ』って、なに?
どーいう意味?
AからZまで何でも知ってるよ〜ん!ってこと?
ま、どーでもいいっか!
なんて思ってたんですが、ふと気づいたんです。

『Mr.A-Z』から記号を取り除くと『MrAZ』
あぁ、アンタの苗字そのものじゃん!と。

今さら気づいたの…?と
関係者の方には笑われるかもしれませんが
(関係者って誰やねん!?)
ほぼセルフタイトルに等しい、自信作とお見受けいたしました。

-----

メジャーデビューアルバムとなった前作は
とにかく勢いがあってハジけてて、若さ全開爆走モード。
わき目もふらぬ快走っぷりを見せてくれてました。
けど、今回は少し趣が違う部分もありましてですね、
「堂々」とか「風格」とか
「深み」とか「余裕」とか「落ち着き」とか
「新たな挑戦」とか、
そういうキーワードが思い浮かんでくる12曲が並んでるな、
って感じました。プロデューサーとして
御大スティーヴ・リリーホワイトを迎えたのが功を奏した
のかもしれませんね。奥深さと躍動感の両立が
キッチリできてるような気がしますもん!

一般的に、大ヒットしたデビュー作の次の作品が鬼門である
みたいなことが言われますけれども、
この『Mr.A-Z』に関しては全く心配無用!
より研ぎ澄まされた、粒揃いの良品ばかりですな♪
前作に引き続いての軽快な曲たちもいいんですが、
今回はそれよりも、少し暗めの曲が気に入りました。
特に1曲目の"Life Is Wonderful"が好きなんです!
いやぁ、この曲を1曲目にもってきたということ自体が
すげぇな、と思いましたから。ミュージシャンとして
前に一歩踏み出すぞ!という彼の意思表示ではないか、
と、オレはその気迫をガッチリ受け止めました!

今年のベスト10選びも難しくなりそうだな♪
posted on 2005.08.14
▲TOP
James Blunt
Back To Bedlam
01. High
02. You're Beautiful
03. Wisemen
04. Goodbye My Lover
05. Tears And Rain
06. Out Of My Mind
07. So Long Jimmy
08. Billy
09. Cry
10. No Bravery
公式サイト(英語)
Release Date : 2004.10.11
現在、イギリスのシングル/アルバム両チャートで
Coldplayなどを抑えて首位をがっちりキープしている
という新人SSW、ジェームズ・ブラント。
なんでも、ブラント家は1000年以上もの間、
代々イギリスの軍に所属する名家だそうで、
ジェームズくんも軍人としてコソボ紛争の地に赴任したり
していたそうですが、あふれ出す音楽への
思いを捨て切れず、ミュージシャンになったという経歴
だそうですわ。なんかすごい。想像がつかない世界。
アルバムのラストを飾る悲しげな名曲"No Bravery"は
そのコソボで作った曲なんだそうですよ。
なんかすごい。想像を絶する環境。

と、そんな血筋がモノを言っているのか、
そんな経験が生かされているのか、
(おそらく両方なんだろうとは思いますが)
彼の歌はココロに染みます。
彼の真剣に歌う姿が目に浮かんでくるようです。
なんか、鳴る音のすべてが深ーーーーーいんですよ。
うわべだけを取り繕った音楽では決して感じられない
奥行きがあるんですよねぇ。

"You're Beautiful"が大ヒットしている理由も
わかるなぁ。深いし、切ないんだもん。
今、改めて歌詞を見てみてわかったんだけど、
めっちゃ切ない詞なんですわ!これが。
なんかね、彼氏のいる女性に一目ぼれしたオトコの歌
みたいなんですけど、
彼女が笑ってるところを見ただけでうれしくなったり、
彼女と目が合っただけでテンション上がったりするんだけど、
彼女と一緒にはなれないことも痛いほどわかっている。
でも、キミはキレイだよ。それだけは真実。

って、そんな歌なんですよ〜。
うわっ、せつねぇ。
うわっ、すげぇわかるよ、
この「遠くから眺めることしかできない」感じ。
彼の声を通して聴くと、余計にジンとくるぜ…。

さっき書いた"No Bravery"も、戦争の悲惨さや悲しさを
市民レベルの視点で歌われていて、これまた切ないし。
なんだかそういう系統の歌が多いのかなぁ、って感じですね。

それでも、アルバムの第一声として歌われる
"Beautiful dawn(美しい夜明け)"という言葉を聴くと
ココロの霧がサァーと晴れるような、そんな気分になります。
なんか染みるんです。

生きてさえいれば、朝は必ずやって来る。
posted on 2005.08.11
▲TOP
クレイジーケンバンド
ソウルパンチ
01. 男の滑走路
02. 本牧パレード -eye catch-
03. 魂拳 -Soul Punch-
04. 逆輸入ツイスト
05. 京浜狂走曲
06. Sweet Seoul Tripper
07. 37℃
08. Loco Loco Sunset Cruise
09. American Dream
10. 横山自動車
11. Almond Jerry
12. ロドリゲス兄弟
13. フジヤマ・キャラバン
14. 本牧通りのCKB -eye catch-
15. Transistor Glamour Girl
16. Summer Freeze
17. Cha Tango Cha Cha Cha
18. タイガー&ドラゴン -完全版-
19. 本牧埠頭にクルマを捨てないで! -eye catch-
20. 流星ドライヴ
21. California Roll
公式サイト(日本語)
Release Date : 2005.07.06
♪おれの、おれの、おれの話を聞けぇ〜
  5分だけでもいい〜♪

の『タイガー&ドラゴン』で
オレ的にすっかりおなじみになりました、
クレイジーケンバンド。
(ご紹介が遅くなってしまいました〜!)
初めて手を出すジャンルの音楽でございますが、
なんか、めっちゃ楽しいですね、これ!
遊び心満載。

以前、テレビ「情熱大陸」で
リーダー横山剣さんが出ている回を見たことがあるんですが、
剣さん自身は音楽に対してすごくストイックなんだなぁ
という印象を持ちました。めっちゃ庶民チックでしたし。
そういうところからも、とことん苦労されていた
下積み時代をうかがい知ることができました。
そして、たしかその追跡取材が行われていた頃
和田アキ子に提供するための曲作りに煮詰まっていた様子が
映っていたと記憶しているんですが、
剣さんの声もブルージーですよね!
アッコなんか目じゃねぇぐらいにブルージー。
中年男の哀愁をめいっぱい背負って歌ってる感じっすよね。

かっこえぇわぁ。

にしても。
曲名を見てもらうだけでもわかると思うんですが、
道路とか地名とか、クルマ関係のタイトルが目につきます。
好きなんでしょうね、クルマが。
そして横浜ベイサイドが大好きなんでしょう。
オレも、元横浜市民として、首都高横羽線のIC名が
次々と歌われる箇所なんかでは、
道なりの風景を思い出したりして
とても懐かしい気分になれます。

こういう、ものすごい愛情とともに紡ぎ出されるこだわりと、
それとは正反対のラテンのノリでブチかますテキトーさ。
両極端のごった煮が楽しさの秘訣なんでしょうか!?

東洋一のサウンドマシーン(自称)、クレイジーケンバンド
っていうか、
横山剣・アンド・ザ・本牧・サウンドマシーンだな♪
グロリア・エステファンみたいで、いいじゃん!
posted on 2005.08.09
▲TOP
Kings Of Convenience
Riot On An Empty Street
01. Homesick
02. Misread
03. Cayman Islands
04. Stay Out Of Trouble
05. Know How
06. Sorry Or Please
07. Love Is No Big Truth
08. I'd Rather Dance With You
09. Live Long
10. Surprise Ice
11. Gold In The Air Of Summer
12. The Build Up
公式サイト(英語)
Release Date : 2004.07.27
ノルウェー出身の2人組、
ザ・キングス・オブ・コンビニエンス。
直訳すると「コンビニの王様たち」でいいのかしら?
(なんか違うような気がする…)

ま、とにかくそんなふざけた直訳が
まったくもって似合わない雰囲気の音楽を作る人たちです。
CDの再生ボタンを押して最初に聴こえてくるのが
サイモン&ガーファンクルばりの美しいハーモニーですし、
その後も、オシャレな家具のカタログ写真の中に座っている
みたいな錯覚を引き起こすほどの
小粋なアコギが全編にわたって奏でられているのであります。
そして、そのアコギと弦楽器と、少々エレクトロな音と
決して声を張らない"ささやき系"の歌とが
絶妙に混ざり合って生まれる癒しの世界。
アルバム中、最もダンサブルな
"I'd Rather Dance With You"ですら、
派手さゼロですからね。すばらしい!

まさしく、ほくおーーーーー(北欧)って感じです。
オレの勝手なイメージですけど、ほくおーーーーー!

この音楽は、クソ暑い日本の夏にはあまり似合わないな。
この音楽は、やっぱヨーロッパですわ。
気温20℃前後、湿度30%くらいの気候の中、
窓を全開にしてそよ風を部屋の中いっぱいに入れ、
洗いたてのシーツでおおわれたベッドの上で
小難しい本を読みながら聴く音楽ですわ。これが理想形。

なんかいいよなぁ。
そういう場所で聴いてみたいよなぁ。
気温30℃以上、湿度70%の部屋のなかで
あちぃあちぃ言いながらパンツ一丁でねそべって
聴く音楽じゃないもんなぁ…。
posted on 2005.08.02
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