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トップページ> 音楽> ライブ> 鈴木祥子 (2003.09.21)
at Akarenga Warehouse No.1 Hall, Yokohama / 2003.09.21
1965年8月21日生まれ、38歳の鈴木祥子さんが
レコードデビューしたのが1988年9月21日。
デビューシングルは"夏はどこへ行った"だったそうです。
それから15年経ったちょうどその日に、記念ライブが開かれました。

わたくしの座席は、前から4列目のほぼ中央。
もう、ステージは目の前!ってところに陣取らせていただきました。
ありがとうございます。(って、誰に感謝すればいいんだ!?)

会場に入ってみると、イスがふたつに
ピアノとギター一本、オルガンのような楽器(ウーリッツァー)と
正体不明のもの(スピネット(チェンバロの一種))が置かれているだけで、
ドラムがない!
(注:鈴木祥子さんはもともとドラムを叩く。)

なんかイヤ〜な予感がしましたが、
ご本人が登場されて、わかりました。
この日は、ヴァイオリン奏者である勝井祐二さん(ROVO)を
ゲストに迎えた以外は、すべて独りで演奏される構成で、
ピアノ、ウーリッツァー、
またはエレクトリックギターを使っての完全弾き語り。

18:00。
鈴木さん、背中がバックリ開いた、グレーのドレスでご登場。
ちょっと待ったぁぁ!
アナタ、もしかして年齢詐称してませんか?
とじっくり事情聴取したくなるほど、キレイでした…。
ため息出ましたね、マジで。
そして、衣装のすき間からチラチラとお腹あたりが見えたんですが、
その肉感がね、もう絶妙なボリュームなんですわ、これまた。
痩せすぎず、太りすぎず。
そんなにオレをドキドキさせないで…って感じでした。
で、そんな美しい38歳がですよ、
衣装のウラから洗濯の表示が書いてあるタグ(わかります?)を
はみ出させたままステージを歩いてる姿を見て、
「この天然ボケのクール・ビューティーに、オレは一生ついていこう!」
と心に決めた次第です。

さて、肝心のライブについて書きましょうね。

ライブは、しっとりしたピアノの音から始まったためか、
それとも恒例のことなのか、座席から誰も立たない!
こういうライブに参加するのも珍しいので
最初はキョトンとして聴いてましたけど、
もう、なにはともあれ、鈴木さんの声が!

いい!良すぎる!
伸びに伸びまくっていました。
いい声だわぁ。

曲目は、デビュー曲から始まり、
初期の頃のしっとりした曲を中心に
セルフカバーや外国人アーティストのカバーを
織り交ぜる形でした。
ま、これはこれでいいんですよ。
よかったんですけど、想像と違ったなぁってのが率直なところ。
15周年記念なんだから、デビューから現在までを
ドドドッと振り返ってくれる、いわば集大成のようなものを
(しかも、ちゃんとしたフルバンドでの演奏で)
期待してたんですけどねぇ…。
よかったんだけど、ちょっと消化不良なところもありましたね。
もっとデカい声で一緒に歌いたかったぁぁ!

でも、近頃引退を表明したシンニード・オコナーの
大ヒット曲"Nothing Compares 2 U"をカバーしてくれたのには
びっくりしました!
だって、オレ、つい最近この曲の入ったアルバム
買って聴いてたんだから!
(amazonで安売りしてたんだよね。エヘヘ。)
すっばらしいカバーだったと思いました。

ライブの途中。
むかしを振り返ったときに、鈴木さんはこんなことを
言ってました。
「むかしから、私の曲って"地味(だから売れない)"だとか、
 "良いんだけど暗い"とか言われるんですよねぇ。」
って。
このへんの議論ってむずかしいと思うんですけど、
"地味"でけっこう!"暗く"てけっこう!
ぼくはそう思います。
世の中の音楽家がみんな売れ線を狙って
モーニング娘やB'z化しても仕方ないでしょ?
いろいろあっていいと思うんです。
こんな厳しい世の中においても、良質な音楽を
ひたすら作り続けてる鈴木さんのような音楽家を、
ぼくたちは守っていかないといけないってことだけです。

……。

すいません。
なんだかとっ散らかった文章になっております。
読みづらいですよね。ごめんなさい。
ライブ中から、時々放心状態のようになってしまい、
曲順をメモるのも忘れてしまうぐらいだったんです。
(だから、曲順も一部違うと思います。絶対違ってます…。
 だれも気にしてないからいいと思いますが、念のため。)
一日経った今でも、頭の中が整理できていません。
困ったもんです。
なので、ライブの模様はこのへんでやめます。

-----
実は、ライブ開演前に、鈴木さんの最新ライブアルバムを
会場内で購入しました。
これを買うと、もれなく
「CDジャケットに直筆サインを書いてもらえる」券がついてたんですね!

そりゃ買いますとも。
もちろん買いますとも。

で、2時間のライブが終わったあと。
さぁてサイン会だ!と喜び勇んでホールから出ると、
そこには長蛇の列が!

今から考えると、まぁそうなんだろうなぁと思えるんですが、
今の時代に鈴木祥子さんの(すばらしい)音楽を
ナマで聴こうとかけつけた約300人のファンです。
言ってみれば、「マニア」ですよね。マニア。
そんな人たちが、「直筆サイン」のチャンスを逃がすはずがない!

はい。そうなんです。
たぶん、ライブに来た人の9割ぐらいは
並んでたんじゃないでしょうか…。
オレは、そのいちば〜ん後ろのほうに並び、
待つこと30分。
やっとやっと!オレの出番がやってきました!

これ、「サイン会」であって「握手会」ではなかったため、
肌と肌が触れ合うハンドシェイクはできませんでしたが、
目の前でCDにサインしてもらいつつ、
ひとことふたこと話すぐらいは可能でした。

可能でしたが…、
緊張のあまり、言葉が一言も出てこず…。
静々とサインをしてもらい、手渡してもらい、
そのまま終わってしまったオレ、30歳の秋なのでした…。

美人を見ると固まってしまうんだよなぁ…。
人生最大のチャンスを逃した気分。(あくまでも、気分だけ。)
ハァ〜。

↑かわいいサインだと思いません?
01. 夏はどこへ行った
02. 愛の名前
03. モノクロームの夏
04. The Days Like These (山下久美子)
05. 夏のまぼろし
06. Swallow
07. 風に折れない花
08. ベイピー イッツ ユー
09. 光の駅
10. そしてなお永遠に
11. Solo (サンディ・デニー)
12. Blonde [new song]
13. Passion [new song]
14. Daddy, I'm Home [new song]
15. Sweet Thing
16. Love is a Sweet Harmony [new song]
17. 無言歌 [piano solo]
[ Encore 1 ]
18. 無言歌 [piano solo]
19. Nothing Compares 2 U (Sinead O'Connor)
20. この愛を
21. あたらしい愛の詩
22. A Woman Left Lonely (カバー)
[ Encore 2 ]
23. Happiness
24. Goin' Home
25. (No title, No Lyrics)
ディスコグラフィー
公式サイト
posted on 2003.09.23
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