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トップページ> 音楽> ライブ> SummerSonic 2003 (2003.08.02)
at Osaka WTC Open Air Studium / 2003.08.02
お昼。会場近くの駅に到着。
着いたとたん!
メイン会場であるWTCオープンエアスタジアムから
演奏音がズンドコドコドコ聞こえてきました。ワクワク。

まずはチケットとリストバンドを交換するために交換所を探します。
だだっ広い空き地のようなところに、その交換所はありました。
風が強く、砂が舞ってました。
ここで、エレカシ宮本の絶叫する
"悲しみの果て"が聴こえてきて、思わずいっしょに歌っちゃった。

そして、2番目の会場、インテックス大阪を探して
歩きに歩きました。道が全然わかんなかったから、
かなり遠回りしてしまった様子。

もう腹減りまくりだったので、すぐに食べ物エリアへGO。
いろんな国々の食べ物が売られてるってことで
何食べようかなぁと楽しみにして行きました。

そのへんをちょっと歩いてたら
どっかの店のおにいちゃんがオレたちのそばへ
寄ってきました。

スイカ、どうっすか?

ありがとう!スイカ食いたかったんだよぉ!!
ってことで、即買い。
ちょっと冷えたスイカをムシャムシャ食べさせていただきました。
ちょっと満足。

あぁ、それにしても。
あぁ、人が多すぎる…。

おいしそうなお店の前には長蛇の列だし、
まず第一に人間の数が多すぎる。
列に並ぶ労力を惜しまず食欲を満たすか
労力を惜しんで今後に備えるか。
労力を惜しむことにしたオレは、
列の短い"中国広東風揚げそば"を食べることにしました。



ここから、インテックス大阪内のインドア・ステージに移動。
会場は、普段は展示場として使われるスペースで
足元はアスファルトで敷き詰められていました。
相当居心地悪し。
見たかった。見たかったんだけど、電車の都合上
どうしてもムリだった。
Phantom Planetの弟分的存在のバンドらしい。
デビューアルバムを聴いたけど、なかなかのもんです。
できることなら見たかった!

Debut Album 『Rooney』
音楽雑誌で騒がれていたロック・バンドAt The Drive Inが
解散し、そのメンバーの中のアフロヘアの2人が始めたのが
このバンド。レッチリのフリーが大絶賛ということでも話題に
なっているようです。(フリーはアルバムにも全面参加)

このライブに来る前日に、こいつらのCDが手元に届きまして、
ちょこっと聴いてからやってきました。

感想:
もの凄すぎてわからんかった…。


バンドのパワーがとにかくすごいんですよ。
スラッシュメタルばりに速いテンポだったかと思うと、
一転してレゲエばりのスローテンポになったり。
メロディも、あるのかないのかわからなくなることもしばしば。
そんな中でも破綻をきたすことなく、
バンドのアンサンブルが保たれているということは
ものすごいことだと思いました。
なんか、「レッド・ツェッペリンが登場した頃って、
もしかするとこんな感じだったのかも!?」とか
思ってしまったぐらいのエネルギーでしたね。

でも、なんだかステージ上のボルテージが
あまりにも上がりすぎてて、
結局オレは最後までついていけずじまいでした…。

Debut Album 『De-Loused in the Comatorium』
メイン会場であるWTCオープンエアスタジアムに移動。
「スタジアム」とは書いてあるんだけど、
一体どこがスタジアムだったんだろう?と思います。
だって、足元はまるで小学校のグラウンドのように踏み固められた土。
しかも凸凹。
スタンドなどどこにもなく、ただの空き地なんでしょ!?って感じ。
申し訳程度に、中央部に人工芝が敷いてあったけど、
そこは超満員でもはや侵入不可能。
立ってみるしかないんだな…。
居心地悪し。
まるで第2回フジロックと同じ状況。
これが都会型イベントの限界か!?

腹が減ったので、揚げギョーザと沖縄ドーナツを食いながら
聴いておりました。この人たちのCDを聴いたことはありませんが、
ライブは第2回フジロックのときに見たことがあります。
そのときは、デビューしたての頃で、ただ勢いに任せて
ぶっ飛ばしてるニイちゃんたちにしか見えませんでしたけど、
今回は違いましたね。
王者の風格みたいなものが漂っていました。
ステージ上のたたずまいがゆったりしてるように見えたもん。
演奏も、緩急のつけ方が良くて、気持ちよく聴けました。

えぇ、これからもがんばっていただきたいものです。
(あまり気持ちが入ってないなぁ、オレの言葉に…。)

3rd Album 『You Gotta Go There to Come Back』
これまたすごいと評判のバンド。
一回も聴いたこともなく、特に興味も持たないまま
見させていただきました。

しか〜し。

すっごくよかったぁ!楽しかったぁ!!
こういう出会いがあるところが、フェスティバルの利点なんですよね。
最初はあまりピンと来なかったんだけど、
中盤に演奏された"Someday"という曲がドンピシャで
オレの中にハマってきました。

ヘタにこねくりまわさず、ノリ一発、メロディ勝負!
みたいな潔さがとってもよかったです。
歌が特別にうまいわけでもなく、
ギターがとてつもなく流麗なわけでもないけど
なんかワクワクする音楽でしたねぇ。
ヴォーカルは、まるでオアシスのリアムみたいだったし、
ギターはまるでジョン・スクワイアのように見えてきましたねぇ。
(人の思い込みってこわいなぁ…。)

いや、これ、ちょっと買って聴いてみよっと!

Debut Album 『Is This It』
ステージに向かって右側前方スクリーンの前、
人の密集を避けたところに、わたしたちは陣取っておりました。
K2史上、Radioheadのライブでもっとも遠い位置。
いい位置は、若いもんに譲ってあげよう。
もみくちゃになりながら、
スタンディングライブの醍醐味を味わいたまえ、キミたち。
(死ぬなよ…。)

20:20。ライブスタート。
と思った瞬間から、度肝を抜かれてしまいましたね。
Radioheadは、ジョニー、エド、トムという3人のギタリストが
前方にいるわけですが、1曲目の"There There"では
そのうちの2人までもがドラムを叩いているのです!
これまた、その太いドラムの音がいいんだなぁ。
1曲目で、感動と興奮がすでに急上昇してしまいました。
すいません。

そのあとは、もう何も言うことがございませんよ。
文句なしでございます。
前々回見たときよりも、前回見たときよりも、
さらにさらに良くなっていたように感じました。
ニューアルバムからの曲が多かったんですが、
CDで聴くよりも数十段良い!
バンドの中で完璧に消化されてましたね。
そして。
躍動感と集中力がグンと増していました!
バンド全員が楽しそ〜うにやってました!
いつもはブスッとした顔のフィル(dr.)おじさんも
チンピラみたいな服を着て、汗をダラダラかきながら
楽しそうでした。頼りになるおじさんに見えたなぁ。

エドの長髪にクラクラし、
ジョニーのエラの張り具合は相変わらずで、
コリンのタテのりも絶好調!
トムの日本語も少々上達し、
ハツカネズミのように走り回っていた
"The Gloaming"はすばらしかった!



フェスティバルの中で、他のバンドと並べて見てみると
改めてRadioheadの素晴らしさが際立ってきますね。
曲の勢いと、メロディの大切さ、ライブ構成の緩急のつけ方、
演奏に対する誠意というか人柄というか、そういうもの。
いずれをとっても、やっぱこいつらは別格だわ!って感じでしたね。

これ、思い入れの大きさでオレの目がくらんでるわけじゃあ
ないと思うんだけどなぁ。

とにかく、今回は今まで見た全ライブの中で
いちばん大声で歌い、
いちばん一体感を感じたライブになりました!
バンザ〜イ♪
01. There There
02. 2+2=5
03. Lucky
04. Talk Show Host
05. Scatterbrain
06. The National Anthem
07. I Might Be Wrong
08. The Gloaming
09. Sail to the Moon
10. No Surprises
11. Go to Sleep
12. When I End and You Begin
13. Fake Plastic Trees
14. Paranoid Android
15. Idioteque
16. Everything in its Right Place
[ Encore ]
17. My Iron Lung
18. Sit Down, Stand Up
19. Street Spirit (Fade Out)
先日友達に
「お前は、興味のあることにはとことん興味を持つくせに
 興味のないことには全く興味持たないのな…。」
と言われました。
いやぁ〜、それって誰にでもあてはまるフツーのことかと
思ってたので、ちょっとびっくり。

で、この日も結局
その指摘がぴったり当てはまった日になってしまいましたね。
だって、興味もないものに反応なんてできませんもん。
そこそこ楽しむ、っていうやり方がうまくないんですよね…。
とことん楽しむか、そうでないか。

っつうことで、この日は
最後の1時間半だけに気力・体力のすべてを賭けてしまいました。
ほんとは、2日目のほうがトータルのメンバーから見て
見たいバンドが多かったんだよなぁ。
(Travis、Starsailor、The High-Lows、Puddle of Mudd、Kings of Leon)
ま、ゼイタクは言っていられないわね。
Radiohead見れただけで良しとせにゃ!

この日のオレって、なんと幸せ者だったんだろう♪

最後にオレからの希望。
できれば、Radioheadがもし次に日本のフェスティバルに
出る機会があるのなら、絶対にフジロックにしてください!
マジで。
あっちのほうが絶対に楽しいと思うよ。
演奏する側も聴く側も。
いつかほんとに実現するといいな♪

p.s.
ちなみに、この日の総観客数:31,000人だって!
すごいことになってたんだねぇ…。
電車にすんなり乗れてよかったぁ!

p.s.2
東京では"Creep"をやったみたいじゃんか!
いいな、いいな、うらやましいな。
でも、いいもん!
"My Iron Lung"が聴ければそれでいいんだもん。フンだ。
サマーソニック公式サイト
posted on 2003.08.04
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