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トップページ> 音楽> ライブ> Radiohead (2001.10.04)
at Yokohama Arena / 2001.10.04
雲行きの怪しい今日の夕方、横浜アリーナ再び!

今日の座席は、なんと前から10列目。
でも、ステージに向かって一番左側だったので、
ベストポジションとは言えなかったんですけど、
まあ、ゼイタクは言いますまい!
肉眼で、ステージ上の人物の顔はもちろんのこと、
ギターの指運びまで見えたんですねぇ。
『OK Computer』ツアーでなら、割とカンタンに見えたのに、
今ではこれを見るのにも一苦労。
人気の上昇っぷりがわかるってもんだ!

19:00、今日も前座はClinicさんです。
今日、前の席に来てわかったことがありました。
それは。バンドメンバー全員がマスクをしていたのです。
そうです。ヴォーカルの人もです。
マスクの口の部分だけ穴が開いてましたわ。
始まった瞬間から、「なんでだ?なんでだ??」と、
となりに座った友達といっしょに頭をひねってましたが、
3曲目あたりで突然ひらめきました!

「あ、バンド名が"クリニック"だから、病院用のマスクをしてるんだ!」

胸のつかえがとれましたねぇ!
これですっきりしちゃって、ここからしばしの睡眠タイム。
演奏が終わるまで、ガクンガクンと揺れながら寝てました。

20:00きっかり、真打ち登場。
今日もみなさん、気合入ってるっぽいぞ!
そして、明らかに日本語のボキャブラリーが増えてる。
(今日のあいさつは
「コンバンハ。ハジメマシテ。ドウゾヨロシク!」)
3曲目で早くも"My Iron Lung"をやっちゃったよ。
ここで、K2のエンジン全開♪

"Knives Out"を聴いてて、近くで見てて初めてわかりましたが、
この曲のほとんどを
トムとエドがツインヴォーカルで歌ってたんですね!
わたくし、エドさんのコーラスの歌声が非常に好きで、
(顔も典型的な英国的オットコ前!)その声が存分に聴けて、
もし自分がオンナだったら、たぶん昇天してたことでしょう!
ついでに、 ドラムのフィルさんについても一言。
今回もあのスキンヘッドはピッカピカに光ってました。
そしてそのドラミングは、おそろしいほどムダがなかった!
彼あってのRadioheadです。

10/3のところで、"I Might Be Wrong"のことを
「"My Iron Lung"に近い!」
って言い放ってましたよね?
でも、今日改めて両方の曲を聴いてて、わかりました。

前言撤回!

やっぱ、"My Iron Lung"は"My Iron Lung"です!
ほかのどの曲とも違う!
K2の脳内アドレナリン(←てきとーなこと言ってます)が
爆発的に分泌されて、
おかしなことになってしまうんですよねぇ。
だから、"I Might Be Wrong"は
「Radiohead流ファンクネスに挑戦したアレンジである」
と言い換えたいと思います。

"My Iron Lung"シングルに収録されている
"Permanent Daylight"というかなり意外な選曲のあと、
ついにK2が希望を出してた"Fake Plastic Trees"が
演奏されましたぁ!
えぇわぁ、この曲も♪
そして1stアルバムから"Lurgee"と、
今日は前の2日間とはちょっと違うぞ!
ということがなんとなくわかってきました。

↑前のヤツの後頭部がジャマよね。

本編ラストの"Everything in its Right Place"では、
ギターのエド、ジョニーともにステージの脇に置いてある、
いろんな機材を使って、スクラッチみたいな音やその他ノイズを
作り出しています。
エドの足元には、たくさんの箱型の機械があって、
そのスイッチみたいのをチョコチョコいじりながらなんです。
普通のバンドなら、そういう「音符にならない音」っていうのは、
あらかじめ用意したテープを使うとか、他の人にやってもらうとか
すると思うんですが、彼らは違う!
ステージから繰り出す音は、すべて自分たちが発するんだ!
というポリシーなんだと思います。
いいね、こういうの。
音楽家であれば、音を大切にしないと!

ちなみに、この曲の終盤、トムくんがステージ袖、
すなわちぼくたちの席のすぐ近くまでやってきました!
昨日も同じような行動をとってたので、
あらかじめデジカメを準備していたんですが、やっぱり来たよ!
無我夢中で撮りました。
何回シャッターを押したかわかりませんが、3枚しか写ってなく、
しかも1枚は前のオトコの後頭部しか写ってない...。
ぜ〜んぜんマトモじゃない写真ですけど、どうぞ。
この人がトム・ヨークさんです。(よ〜く見てもわかんないかも...。)

↑わかるかなぁ??

アンコールでは、これまた昨日希望を出してた"Optimistic"が!
この曲の名前をトムが口にしたとき、
思わず「やったぁ!」って声に出して言っちゃった♪
もう、ほんとに大満足。お腹いっぱい!

2回目のアンコール。
バンドメンバー全員、片手にグラスを持ち登場。
「今日で日本での最後のライブです。
 これが終わったら家に帰ります。カンパ〜イ(←ここは日本語で)!」
と言って、みんなシャンパンを飲み干してました。
あぁ、今日でラストかぁ。うちに帰りたかっただろうなぁ...。
でも、最後にひと暴れさせてくれ!と言わんばかりに、
トムくん、多少酔っ払い気味に"The Bends"を弾き倒していったよ。
最後の曲は、「これぞトリプルギターバンド!」としか言いようのない、
パーフェクトなロックでした。

終演後、出口へ向かって並んでたら、
すぐとなりをGLAYのTAKUROさんともうひとりのギターの人
(すんません、名前知らないんで...)が通っていきました。
「おぉ、キミらも見に来てたんかい!
キミらも、こんなすごいバンドになるんやで!」
と声をかけてやりたくなりました。

あぁ、ついにこれで終わってしまいました。
今、これを書きながら、すこし脱力状態...。
アンコールの最後に、トムくんは「またいつか会おうぜ!」
と言ってましたが、今度またきっと会えるよね?
それまでは、また、すばらしい音楽を創っててくれるよね?
そして、"Creep"や"My Iron Lung"や"Paranoid Android"や
"I Might Be Wrong"や"You and Whose Army?"を、
目の前でやってくれるよね?

その日を楽しみにして、これからも生きていきます。
大げさではなく、ほんとにこんな気持ち。
01. The National Anthem
02. Morning Bell
03. My Iron Lung
04. Karma Police
05. Knives Out
06. Permanent Daylight
07. Climbing up the Walls
08. Fake Plastic Trees
09. Dollars and Cents
10. Airbag
11. Lurgee
12. I Might Be Wrong
13. Pyramid Song
14. Paranoid Android
15. Idioteque
16. Everything in its Right Place
[ Encore 1 ]
17. Lucky
18. Optimistic
19. You and Whose Army ?
20. How to Disappear Completely
[ Encore 2 ]
21. Street Spirit (Fade Out)
22. The Bends
23. Cinnamon Girl (Neil Young)
※赤字の曲は、3日間でこの日にしか演奏されなかった曲
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posted on 2001.10.04
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