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トップページ> お友達トップ> さくらこのささやき> 2002/8
富士登山記!
2002.08.05
大学時代の連れと、富士山に登ってきました。
しかも山頂まで!しかも通常の週末に!しかも宿泊なしで!

21:45、富士宮登山口を出発。
この日の天気は
「曇り一時霧・雨、降水確率30%」と、あまり良くない。
五合目も、ひんやり冷たい感じ。
でも、少し歩いただけで、汗が出てくる。
服装は半袖のTシャツと、長袖シャツ。
20分程で、六合目に到着。

次の七合目までが、遠かった・・・
すぐ息があがってしまうので、15分に1回のペースで休憩をとり、
こまめに水分補給する。
右足の踵に、靴擦れになりそうな兆候が見られたので、
コールドスプレーで冷やし、クッション性のあるテープでガード。
それ以降は、全く痛くなりませんでした。よかった。

ふと、星空を見上げると、流れ星が!
ちょっとだけ、元気になった。

八合目。かなり疲労。
空気も、ずいぶん冷たくなってきた。
小屋の裏手にある緩やかな斜面に、小休止で座り込む人多数。
ここで、チョコレ―トでエネルギー補給です。
あと、防寒具を着込みました。フリースだったかな、それとも
ウインドブレーカーだったかな(←もう記憶が曖昧。やばいよ。)。

この時、1:30頃だったと思う。
「山頂まであと2時間」の表示があったけど、
そんな順調には登れないと思った。
3:30に山頂に着いても、寒くてご来光まで待てないしね!
見下ろすと、後から登ってくる人達のヘッドライトの光のすじが。
辛いのは皆同じなんだと、励まされた。

九合目。寒い。
山小屋の前で、休憩。
ラーメン(たぶん、すっごい高いんだと思う)の
めちゃめちゃ良い匂いが。
そういえば、おなか空いたなぁ〜。ラーメンおいしそう・・・・・。
いやいや、
こんな時間に食事するのは体調のリズムを崩す、と出発。
でも、ほんとにイイ匂いだった。

3:00、九合五尺へ到着。すごく、すごく寒い。
歩いてる時はいいのに、休憩で立ち止まると、ものすごく寒い。
座り込んだ途端に、体が冷えてくのが分かる。
だから、服装の着込み加減が、難しい。
山小屋の前は、大混雑。身動きとれないくらい。
たぶん、山頂へ早く到着してしまうのを避けるために、
最後の休憩所で、時間の調整をしてるんだろう。
ここで、更に防寒具を装備しました。

3:30、山頂へ向けて出発。
「山頂まであと30分」の表示。
30分!?ゼ――――――ッタイ、不可能!!!
だってね、皆、考えることは同じ
(→日の出ジャストに、山頂に到着)
だから、登山道が大渋滞。
道幅が狭いので、1人ずつ列になってんの。
ちょっと登っては止まり、また列が動く。
(日本人て、こんなとこまで行列になるんだ)と、
ちょっとうんざりする。見上げると、見下ろした時みたいに
先に進んでる人達のヘッドライトがずうっと上まで、
もう果てしなく続いてて、それはそれでけっこうキレイなんだけど、
(山頂は、あのずっと先なんだ・・・)と思うと、あまりの絶望感で、
俯いてしまった。
考えてみてよ。
疲労はピーク。渋滞で立ち止まるから、寒いし眠くなる。
真っ暗な岩だらけの道を
他人のザックにぶつかりそうになりながらのろのろ登る。
ゴールまであとどのくらいなのか、目途がたたない。
かといって下りようにも、
既に引き返せないところまで来てしまっている。

もう、消えてしまいたくなります(号泣)。

空が、白み始めてきた。
この時期の標準的な日の出時刻は、4:50。
相変わらずののろのろ運転に、もう間に合わないかな、と覚悟した。
こんな時間にも下山する人がちらほらいて、誰かがその人に尋ねた。
「山頂はもうすぐですか?」
すると、「あの鳥居をくぐれば山頂ですよ」

!!!!!!!!!!

思わず見上げると、
いつの間にか霧の中に、うっすら鳥居が見える。
長かった。本当に辛かった。
でも、もうすぐ山頂だ。嬉しいよう。

4:45、登頂。7時間かかりました。
またこれが混雑してて、疲労のせいもあって、
何をすればいいのか分からなくておろおろしたけど、
とりあえずご来光を見るために、岩場のてっぺんに行った。
そこにも、やっぱり同じ目的の人々が、わらわらしていた。

でも、ご来光の時間になっても、辺りは霧で真っ白(涙)。
ま、こればっかりはね。誰にも予測できないしね。
他の人達も、登頂した満足感(プラス疲労)で、
「ご来光が見れない?あ、そうなの。
 じゃ、次行ってみよ〜(byいかりや)」
といった様子で、結構さばさばしていた。
しばらくは寒さで呆然としてたけど、だんだん暖かくなってきた。
せっかくだからということで、最高峰・剣が峰を目指す。

富士宮登山口からは、なだらかな石道をつたい、
距離としてはそれほど遠くない。遠くないのだが。
測候所があるその最高峰への、最後の難関。
ものすごい急斜面なのです。
『風雲たけし城』で、最初に出てくる坂くらい(どんな例えやねん)。
でも、ほんとにそれくらいに、角度が尋常じゃないの。
土が崩れて、道の真ん中は進めないので、
崖との間を仕切っている柵につかまって、ようやく登れた。
どの部分の登山道よりも、
登頂してからのこの道が、一番辛かった。

最高峰の気分を堪能し、大満足。
高山病にも全くかからなかった。
空気が薄いだなんて、微塵も感じなかった。
幸せなことだったと思います。
高山病でリタイアする人もいるらしいし。
山頂は、とってもおもしろい。
火口も雲海も絶景、ここでしかゼッタイ見られない景色満載だし、
こんな異次元的空間なのに、
人間が普通にいることが、何だか不思議。
富士登山駅伝の関係か、自衛隊もたくさんいたよ。
なぜか楽しそうだった。

結局、山頂には3時間くらいいました。
8:00、下山開始。

登山より下山のほうが辛いって、知ってた?

《 つづく 》
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富士登山記!『下山編』
2002.08.09
山頂では、せっかく持ってきたからと携帯酸素を使用し、
200円払ってトイレも使用し、
山頂郵便局から記念のかもめ〜るも投函し、
やるべきことはやったので、下りることにしました。

登りと違って、日が出ていて明るいので、
下方に見える山小屋までの距離が確認できます。
良い意味でも、悪い意味でも。
あそこに見えるのは、九合目の山小屋だな。
そして、その下に見える山小屋は八合目、その下は七合目。

。。。。。。。。。。。。。

あたし、これホントに下れるの???

登山口の中で最も標高が高く(2400メートル)、
最短コースであることから、この富士宮口を選んだわけですが、
下りは、ほんとにキツイです。
まず、ガタガタの岩場ばっかりなので、下りるのに一苦労です。
足場をしっかりさせないと、ずるっと滑ってこけます。
あたしは、何度こけたか、もう分かりません。
こける度に、「大丈夫ですか?」と、声を掛けられた。
その前に、同じ距離を歩いて体力が既に消耗してるのに、
下るのにも更に体力がいるのですよ。
だんだん足に力が入らなくなるし、でも力を集中させないと滑るし。

富士宮口のもうひとつの欠点が、登山道と下山道が同じだということ。
登山時みたいに、下山する人がほとんどいなければいいんだけど、
朝登ってくる人達が、けっこういるんだよ。
時間帯によっては、このように、
登山者と下山者がすれ違わなければならなくなります。
もちろん、これから大変な思いをする登山者に道を譲るのがマナー。
狭い道ですれ違う時は、極力、それを心掛けました。
でもね〜、だんだん、思考能力が落ちてくるというか、
周りのことどころじゃないというか、自分の足を動かすのに精一杯。
「人とすれ違う」ことによるストレスは、
避けられるものなら、なるべく避けたほうが良いかと。
須走口なんかは、下山道が別だっていうしね。

とにかく、下りることに慣れるのが難しかったので、
九合目まで行くのに、なんと1時間半もかかってしまった。
こんなんじゃ、ダメだぁぁぁ

暑い。朝でも直射日光が激しいので、このあたりで、
ウインドブレーカーやフリースなどを脱ぐ。ザックが重くなる。。。。。

9:50、八合目の山小屋に到着。雲海が、最高にきれい!
空の青色と、雲の白色が、何かの映像か絵画みたいで、
「天国は、きっとこういう感じなんだ!」と、思った。

九合目までが予想以上に時間がかかってしまったので、
その後なるべく休憩はとらないようにした。
八合目でも、景色をほんの少し見ただけで出発。
「靴も靴下も脱いで横になれる場所」までの距離を
少しでも多く、少しでも早く縮めたかった。
でも、そんな気持ちとは逆に、足が前に出ない。足が動かない。
35リットルのザックが背中にのしかかる。
ストラップが肩にくいこんで、痛くてたまらない。
何度目かにこけた時は、とうとう涙が出た。

12:00過ぎ、六合目到着。長かったです。すごく、長かった。
あたし、ものすごい形相だったと思う。人相も変わってたはず(汗)。
顔も髪も、ぼろぼろ。文字通り「必死」でした。
山小屋で、ラーメンを食べた。600円だった。

13:00前、五合目に帰ってきました。5時間の下山でした。
駐車場の誘導員さんの「お帰りなさい」の言葉がしみる〜。
こうして、初めての登山が終了。


当日、足が痛かったくらいで、筋肉痛が思ったほど出なかった
(K2さんには、限りなく疑われてますが)。
日頃、運動もせず、今回の為のトレーニングも特にしてないんだけどね。
でも、ザックに苦しめられた左肩は、まだかなり痛みます。

持って行って良かったもの
*ゴーグル
下山時、砂埃がものすごくて、コンタクト使用者には地獄です。
自分の熱と外気の差でくもってしまったので、くもり止めを施していけば
パーフェクトだと思う。
*筆記用具
かもめ〜るを購入したとき、持っててよかったと思った。
山頂郵便局は激混みで、局内で書くことは不可能なので。

持って行ったけど、使わなかったもの
*マフラー
そこまで寒くない
*トイレットペーパー
登山途中のトイレは分からないけど、山頂のトイレにはついていた
*携帯酸素
山頂で試しに少し使ってみたけど。お守りみたいなもの?
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スイカに塩、かける?
2002.08.15
はい、あたしも石黒賢のハンバーグに泣かされました!
今クール一押しの、『ランチの女王』。
毎週リアルタイムで、欠かさず観ております。
お父さんが亡くなった回も、涙・・・・・。いい人だったのに。
エンドロールで流れる、みんなの食べっぷりの良さが好き。
「ごはんをおいしく食べられるって、幸せなんだな」と、思う。

親も別の部屋でこれを観ているらしく、
前回の放送の翌日、父親が母親に、
「ねえねえ、あのさ、卵が真ん中でトロッて割れるオムライス、
お母さん作れる?あれ、食べたいな〜」
と、おねだりしているのを聞いて、(かわいいヤツ。)と思った。
でもあれ、ホントにおいしそうだったよね!
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台風LIVE
2002.08.22
台風真っ只中の18日、
avex SUMMER FESTA 2002へ行ってきました。
出演アーティストは、
Every Little Thing、浜崎あゆみ、Do As Infinity、BoA、
倖田來未、EXILE、8人になったdream、などなど。

当日の朝は晴れ間も見えて、何とかもってくれないかなぁと
祈ってたんだけど、結局15:00頃から雨が。
雨降りの野外は、ツライね。。。

16:30、かっぱを着て、会場へ。
2万人のかっぱ集団が、うようようようよ。
途中までは小雨で、あゆが登場した中盤なんかは、止んでた。
声のかすれたあゆは、過去のシングルなども歌ってくれた。
なぜか、途中、泣いていた。
何かやなことでもあったんだろうか。謎。
あたしの後ろにいた男が、ずううううっと
「あゆ、かわいいなぁ〜、かわいいよなぁ〜」とゆってて、うざかった。

BoAが出てきた頃から、また雨が降り始め、
みんな、かっぱを着始める。
そして、あたしが今回一番楽しみにしていた
DAI登場時には、土砂降り(泣)。
とうとう、左スクリーンの液晶がおかしくなる。
でも、いいんだ〜。大合唱したから。
フードをかぶると、音がよく聞こえないので、
少しずらしてかぶってたら、髪がびしょぬれになった。
雨は、トリのELTまで、降り続けました。
VANちゃんも、もっちーも、雨の中一生懸命歌っていた。

雨の野外、非常に貴重な体験でした。
実は、一番はっちゃけたのは、
倖田來未とBoAがカヴァーした、trfの『survival dance』。
大学時代の曲だよ!懐かしかった〜♪
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この世界のどこかに、想いの通じあう人が。
2002.08.27
超ド迫力DVDシステムで『アメリ』を観賞しました。
色あいがすごくあったかくて、フランスに行きたくなった。
個人的に好きなのは、公園の矢印と、ドワーフの世界一周。
誰が、あんなアイデアを思いつくでしょう!

アメリにニノが惹かれたのは、感性が似てたから?
矢印を途中で引き返すような人だったら、恋は始まってなかった。
でもさ、思うんだけど、
どんなに価値観や生活環境が違っても、
惹かれるべき人には、理由なくやっぱり惹かれるものなんだ。
それはもう、自分でもセーブすることなんてできなくて、
強がらずにその事実を受け入れると、気分がすっきり。

たとえ、相手があたしに対して、何の想いも抱いてなかったとしても。

賢い選択肢を選ぶこともできる時、
進むべき道は、一体どうやったら見つけられるんだろう。

話が逸れました。ごめん。
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