home
movie
music
diary
book
profile
トップページ> お友達トップ> バックパックとともに旅するオトコ> 2002.07.11
2002.07.11
最後の楽園 ダーウィン
はぁ…
もう何日、雲という雲を見ていないのだろうか?
最後にまともな飯を食ったのは
いったいいつのことだったか?

暑い!!
本当に今は冬なのか?
いったいどれだけ走り続ければたどり着くのか?
永遠と続く赤茶けた大地の中を、バスはひたすら走り続ける。
朝日も見た。
夕日も見た。
星空も流れ星だって。
バスの中から…。

ブルームを出て時差も入れて27時間、
夜の22時、車窓になんか明かりが遠くに見えてきた。
あれがオーストラリア最北の街「ダーウィン」か?
とりあえず疲れたからだを休めるべく宿にチェックイン。
ところが、カウンターで仕事をしているオージーに
なんか見覚えがある。
怪しい日本語もしゃべっているぞ!
「あっ!そうだ!
 オレたちブリスベンの宿で一緒だったよな?」
「イエス!ユー アー スペシャルゲスト!」
どうやら彼も思い出したらしい。
またまた遠い時間と空間の壁
(ちょっと大袈裟?)を越えた再会だ。
相部屋だけど、誰も泊まっていない部屋に
彼は泊めさせてくれた。
疲れもいっきに吹っ飛んだよ。ありがとう!

ここダーウィンは、 オーストラリア最北部に位置し、
「トップ・エンド」と呼ばれている。
シドニーやパースなど都市に住んでいる人たちから見たら
まさに北の果てのイメージなのだ。
そのため、 手付かずの自然が数多く残っていて、
ナショナル・パークとして保護されている地域も多い。
その中でもオーストラリア最大の、
ざっとスイス一国分の大きさの「カカドゥ国立公園」に行ってみた。

ここはかつてのオーストラリア原住民アボリジニーの故郷で、
彼らが岩などに描いた「ロック・アート」が数多く残されていた。
また、野生の淡水ワニもたくさんいる。
オレは日帰りでしか行けなかったけど、
1泊や2泊以上のキャンピングツアーなどで行くと
もっと神髄を味わえるかもしれない。
じつは、ここダーウィンでの最大の目的は、
やっぱりマーケットなのだ。
かつてのホストファミリーの親戚が
長いことダーウィンに住んでいて、
そのマーケットの凄さを聞いていた。

他のマーケットの多くは
早朝から夕方にかけて開かれるのに対して、
この「ミンディル・ビーチ・マーケット」は、
夕方から夜遅くまで開かれるのだ。
つまり、いろんな国の屋台が並ぶのだ。
(中にはあやしいJapanese Foodもあって、
 作っているのはもちろん?日本人じゃなかった)
そして、夕日を見ながらそれを食べるのだ。

素晴らしいサンセット
(たぶんオーストラリア一かな?)を見ながら、
タイ料理を食べて、トロピカルフルーツジュースを飲む。
そして日が暮れると
アボリジニーの路上ショーなんかが始まったりして、
マーケットは人であふれかえり、最高潮に達する。

ここダーウィンは、まさに北国(南国?)の楽園でした。
posted on 2002.08.05
sakurako | koeman with backpak | touji's american life | tak in belgium
home | movie | music | diary | book | friends | profile | sitemap