椎名林檎

2000.11.20

なんて大それたことを夢見てしまったんだろう
あんな傲慢な類の愛を押し付けたり

椎名林檎 「正しい街」(無罪モラトリアム M-1)より

 中島みゆきとかBlind Guardianとか、昔っから好きでメニューだけ作っといて書いちゃいないのが沢山あるんだけど、やっぱり椎名林檎を先に書くわ。

 デビューシングルの「幸福論」が、バラエティ番組か何かの主題歌に使われて耳にしたことはあったし、3rdシングルの「ここでキスして。」はCD売上の 10位くらいには入ってから、以前から存在は知ってたのよ。
 4thシングルの「本能」がかなり売れたのがきっかけで、ちょっと興味を持っていたところに、お友達のとしぞが毒をんなに「Dear Yuming」で椎名林檎が歌ってる「翳りゆく部屋」がいい、って書いてくれたのね。
 それを、たまたまカリコ宅で聴いて、「あ、これすごいかも」って思って、1stアルバム「無罪モラトリアム」を買って聴いたら、思いっきりハマってしまったわ。
 日記を読み返してみたら、それが 1999.11.20のこと。
 それからもう 1年たつので、とりあえず書いとこうと思ったのよ。

 2ndアルバム「勝訴ストリップ」が 200万枚を越える売上を記録し、多くの音楽誌で特集が組まれ、挙句の果てにはワイドショーのネタにまでされちゃって、世間での認知度は大幅に上がったわね。
 ただ、メディアの扱いが「個性的」とか「不思議ちゃん系」という切り口であったり、「本能」のプロモーションビデオの看護婦姿だけがクローズアップされたりしてて、流行りモノ嫌いの人には受けが悪かったりするのも確かなの。
 ろくに曲も聴かずに、そういう表層だけを見て嫌うってのもどうかと思うけど。
 でも、ちゃんと曲を聴いた上で、「やっぱりこのオンナ嫌い」って感想を抱く人も、決して少数派ではないみたいね。
 でも何てと言われようと、私は好きなのよ。
 あの耳障りとも言える歌声も、下品な巻き舌も、半音使いまくりでカラオケで歌いづらいメロディーも、緻密なんだか勢い一発なのかよくわかんないアレンジも、たまに何が言いたいのかわけわかんない歌詞も、全部好き。誉めてるのよ一応。

 今まで、「下剋上エクスタシー」「座禅エクスタシー」と、行ったライブは 2回しかないんだけど、行けるものなら何度でも行きたいわ。
 でも、雑誌のインタビュー等で、「3枚目を出したら椎名林檎という名義での活動は止める」と言ってるのが気がかりなのよね。
 ソロ活動は止めてバンドでやるとか、作詞作曲はするけど自分で歌うのは止めるとか、いろんな憶測があるんだけど、あの声に魅入られてる私としては、どんな形でもいいから歌っていて欲しいわ。

 ああ、書きたいことがまとまらない。そのうち加筆しましょう。


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