スター・トレック-叛乱-

映画「スター・トレック-叛乱-」のノヴェライズである。映画を見たので読むことにした。
このノヴェライズは失敗だと思う。
今回の敵役のソンア人からの視点で語られる部分がかなりあり、真相が判明したときの驚きが少ないように思える。もっとも映画の方は伏線らしい伏線がないのでそれはそれで問題ありだ。
ピカードのロマンスがあるのだが、描写がいまいち。ディラードの問題か、斎藤の問題かは判らないが、つまらない描写が延々と続くのは勘弁してほしい。

書名:スター・トレック-叛乱-(STAR TREK INSURRECTION)
著者:J・M・ディラード(J. M. Dillard)
訳者:斎藤伯好
解説:堺 三保
カバー:UIP映画
カバーデザイン:ハヤカワ・デザイン室
発行所:早川書房
印刷:精興社
製本:川島製本所
初版発行:1999年4月15日
ISBN4-15-011269-X C0197
形態:文庫(ハヤカワ文庫SF1269 ウ-1-49)
定価:640円+税