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No.211 茂来山(もらいさん)
小海町に泊ったのでこの地域で名前が知られている茂来山(1717.7m)に登りました。今回登ったコースは登山道も林道も荒れた感じがありません。私が良く登るオーバーユースの対策で傷だらけの丹沢とは対照的な山(コース)でした。

日時 2022年(令和4年)11月17日(木)
天候 晴れ後曇り
同行 なし


所要時間
駐車場(9.20) ←45分→ (10.05)登山口1.2kmの導標(10.05) ←55分→ (11.00)茂来山登山口(11.10) ←1時間→ (12.10)尾根(12.10) ←25分→ (12.35)茂来山頂上で昼食(13.30) ←10分→ (13.40)尾根(13.45) ←25分→ (14.10)茂来
頂上には立派な社が祀られていた
頂上には祠が祀られていて見晴らしが良い
山登山口(14.15) ←30分→ (14.45)登山口1.2kmの導標(14.50) ←25分→ (15.15)駐車場

山行概要
茂来山を登るルートの入口にある駐車場は、泊まっている旅館から近いので、起床も朝食もゆっくりして旅館を出ました。しかし駐車場を見つけるのにてこずり、予定よりだいぶ遅れて駐車場に着きました。
駐車場から茂来山の登山口まで林道を歩きます。歩き始めてすぐ八ヶ岳が眺められます。林道は舗装こそしていませんが、荒れておらず歩き易い道でした。駐車場から茂来山の登山口まで標高差は約270mあるので、あまり急いでバテないようにペースを落とすよう、意識して歩きました。駐車場から茂来山の登山口まで約1時間40分かかりましたが、茂来山の頂上までの登りの半分近くを既に登って疲労感を覚えなかったので気は楽でした。
茂来山の登山口を入ると途端に枯葉に埋もれそうな登山道に出くわしました。登山道は人があまり歩いていないようで、茂来山のルートマップ踏み跡がはっきりせず、その上を落ち葉やまだ枯れていない下草が覆っています。谷を抜けて尾根へ出るまで、道を外さないための手間隙に時間を取られました。しかし、宝探しをしているようで、トコロテンが押し出されるようにして歩く人気の山のメインストリートなどでは味わえないある意味楽しい手間隙でした。尾根へ出てからは、木に縛り付けてあったリボンに助けられて道をいちいち確認せずに歩けます。なお、谷を抜けた後、尾根の取り付きから始まる急登は、尾根へ出ても頂上直前の佐久穂町方向への分岐までずっと続いており結構なアルバイトを要求されました。

頂上に着いた時は12時を過ぎており、しかも頂上から見られる懐かしい山々に見惚れてしまい、想定外の時間を使ってしまいました。時間を使いすぎているので、昼食は林道に下ってからにしようと思ったのですが、急な下りは荷物を少なくした方が時間を稼げると思い、頂上でいつものように湯を沸かしてラーメンの昼食を作りました。
下りは道を外す心配が無くなったのでどんどん足が進み、茂来山の登山口にはあっという間に着いた気がしました。林道へ出てからはカラマツの枯葉の絨毯が敷かれたような道をのんびり下りました。駐車場は通信圏内だったので何時ものように現在地を家族へ送り、一日の山歩きを終え、今日泊る旅館に向かいました。
静かな山中で自分一人の世界に浸ることができ、「楽しかった」の一語に尽きる山歩きでした。

山歩きを再開して今回初めて二日連荘(昨日は茶臼山)で山を歩きました。二日ともあごを出さずに山を登り終えたので、体力や脚、腰は明神ヶ岳のときより少しましになったのかなと思えました。またこれも少しだけですが、山中で心に余裕を持って歩けたことも自分にとって嬉しいことでした。


花屋旅館
花屋旅館下山後、小海町の花屋旅館に泊りました。先月飯盛山に登った帰りにこの旅館に泊ったのが初めてで今回は2回目です。旅館は掃除が行き届いており、出される料理やこじんまりした雰囲気に惹かれました。今回は聞き上手の女将にリードされて話が弾み居心地の良いひと時を過ごしました。来年、雪が終わって山を歩けるシーズンになったら、またこの旅館に泊りたいと思っています。

駐車場 駐車場
写真正面方向が茂来山方向、左方向が親沢集落方向
下の写真のゲートは茂来山方向に入ったところに設置されている
最初ここに着いたときはゲートがあることに気がつかず、駐車場を間違えたと思い、引き返した
結局登山用地図アプリで現在地をチェックして、ここが目的としていた駐車場であると確認した
ゲート ゲート
ゲートの看板ゲートは扉タイプではなく物干し竿タイプ(写真赤枠内)で、開いていた
小海町の茂来山登山パンフ(下図)には「常に閉まっている」と記載されている
ゲートの脇に以下を表記した看板(右の写真)が設置されていた
これより先は危険なため、関係車両以外の進入はご遠慮ください。(徒歩は可)
小海町役場          *下記登山口参照
茂来山登山マップ 茂来山登山パンフ抜粋(小海町公式ホームページから入手)
茂来山登山パンフには下記が明記されている
ゲートは常に閉まっています
ゲートより先は徒歩です

ゲートのデフォルメのやりすぎ!・・・これでゲートの有無を誤判断した
物干竿だったら間違えなかった?
林道からの眺め 林道からの眺め
林道を歩き始めてふと後ろをを振り返ると八ヶ岳が目の前に広がっていた
登山口まで1.2kmの導標 導標茂来山1.2kmの導標
林道が分岐になっているところに設置されていた
駐車場から40分ほど歩くと現れた
駐車場の手前からずっと続いていたデザインの導標はこれが最後
林道のカラマツ 林道
カラマツ林の中を歩くことが多い
今は葉を落としているので林の中は明るい
カラマツの落ち葉が道を覆っており、下りはクッションの上を歩く感じで疲れた脚に優しかった
カラマツの紅葉が終わっていたのが残念
茂来山登山口 登山者用待避所の看板茂来山登山口
登山口付近は林道が広げられて広場があり、広場の脇に右の看板が立っていた
登山者はここまで車で来ることを許されている?
・・・・・・・ホント?
ゲートの看板を守ってここまで歩いて馬鹿をみたか!!
     *前述のゲート及び茂来山登山パンフ参照
岩
登山道を割って入るように登山道の真ん中にでんと座っていた
この辺は下草が登山道の中まで旺盛に侵入していて踏み跡が残っておらず道を失いやすい
登山道 登山道
この先に尾根の取り付きがあり、急坂が尾根の上まで続く
この急坂も踏まれた跡が落ち葉に覆われていて道を見失い易い場所が出てくる
この辺りから頂上まで国土地理院発行の地図に道が記載されていないエリアを歩く
尾根の導標 茂来山頂上から延びている尾根
リボン尾根に出たら頂上方向を示す導標が立っていた
この辺りは枯葉が多く上から来ると登山口へ戻る下り口を見落とし易い
下山時ここで休憩して靴紐を締めなおし、下り口を確認した
ここから注意して下を見ているとリボンが見えた
尾根のリボン 尾根道
尾根に上がるとまた急坂が待っていた
歩く人が少ないのか、ルートができてからそう長くはないためか、その両方か、人の踏み跡はほとんど落ち葉に覆われている・・・・・つまり道がわからない
木に結ばれたリボン(写真白丸枠内)を目印にして登った
小海町方向の導標 佐久穂町大日向方向への分岐
小海町の導標写真右側方向が佐久穂町大日向方面
左側というより中央の木の裏側が小海町親沢方面
ここまで来ると頂上は目と鼻の先
茂来山の頂上から南東方向の眺め
正面の凸凹のピークが御座山、その右に奥秩父連峰
茂来山の南東方向の眺め
茂来山の頂上から南西方向の眺め
八ヶ岳とさらにその左の奥に甲斐駒
茂来山の南西方向の眺め

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